京都童心の会

ほっこりあそぼ 京都洛西の俳句の会
代表 金澤 ひろあき
俳句 冠句 自由律 詩 エッセイなど同好の人たちと交流

名松線

2019-04-05 17:26:31 | 日記
名松線
                金澤 ひろあき
 JRに「名松線」があります。三重県の名張と松阪を結ぶ予定でしたが、途中で止まってしまいました。単線でデーゼル車両が走っています。
 あと10日ほどで退職という3月の末に、鉄道ファンの中村先生と出かけました。いつもでしたら青春18切符オンリーなんですが、今日は豪華に京都から近鉄特急で榊原温泉口まで(途中大和八木のりかえ)。榊原温泉口は特急停車駅ですが、山の中ののどかなところです。
 そこで各駅停車に乗り換え、川合高岡へ。そこからちょっと歩くと、名松線の一志駅に着きます。このあたり、津市なんですが、まあのどかなこと。名松線は2時間に列車が一本!それに乗れるのでわくわくします。
 無人駅の駅舎で待っているのが3人。30分くらい待ったかな、デーゼル車両がゆっくり入ってきました。
家城(いえき)という駅には駅員さんもいて、長く停車しています。3月なのにぐんぐん気温が上がり、車内は暑いぐらいです。そこから先は山の中、谷間を走るという趣になります。
終点は伊勢奥津(いせおきつ)。昭和10年開業だそうです。とても深い山中なんで、そこから先の工事をやめたようです。昭和10年といえば、日中戦争が激しくなっていった時代。そういう時代背景もあったのでしょうか。
 家城には折り返しという感じで、あまりいられませんでした。駅舎の近くに地元の人がやっているお店があって、名残惜しかったのですが。そのまま同じ車両で、松阪まで。急に暖かくなったせいか、桜も開き出しました。
  旅立ちはそろそろ桜咲き始め  ひろあき