【西山寮詩会作品】 2019年11月
錦繍やあうんのラップ仁王像 金澤ひろあき
竹村 伊三武
台風発生するたびに想い出す小学生時代柿拾い栗拾い休校喜び想い出す
朝冷えびえとするたびに腕痛み早く全快する事祈る
亡き母の帽子被りし夏終わり 野原 加代子
秋雨や夕暮れ寂し母想い
曼珠沙華野道群れ咲き色彩や
手の平に無花果のせて故里恋えり 宮﨑 清枝
観鳥園デイのドライブ秋の蝶
思はざる栗飯届く娘の掌より
山陵の影まっすぐに秋日和
デイ窓辺日がな揺れをり芒の穂
手ぬきする庭の隅草の虫の声 奥田 一枝
夕やけや刈田の匂ひ残りけり
桔梗のふっくら蕾なぜる児
秋風と共に待ちけり青蜜柑
朝とりの紫紺深めし秋茄子
朝顔に水やり頼み入院す 中野 硯池
給食の小さなおはぎ秋彼岸
台風禍電動ベッド起きしまま
錦繍やあうんのラップ仁王像 金澤ひろあき
竹村 伊三武
台風発生するたびに想い出す小学生時代柿拾い栗拾い休校喜び想い出す
朝冷えびえとするたびに腕痛み早く全快する事祈る
亡き母の帽子被りし夏終わり 野原 加代子
秋雨や夕暮れ寂し母想い
曼珠沙華野道群れ咲き色彩や
手の平に無花果のせて故里恋えり 宮﨑 清枝
観鳥園デイのドライブ秋の蝶
思はざる栗飯届く娘の掌より
山陵の影まっすぐに秋日和
デイ窓辺日がな揺れをり芒の穂
手ぬきする庭の隅草の虫の声 奥田 一枝
夕やけや刈田の匂ひ残りけり
桔梗のふっくら蕾なぜる児
秋風と共に待ちけり青蜜柑
朝とりの紫紺深めし秋茄子
朝顔に水やり頼み入院す 中野 硯池
給食の小さなおはぎ秋彼岸
台風禍電動ベッド起きしまま