２０２３年６月 京都童心の会 通信句会作品
この中より、十五句を選んでください。さらに特選一句をお願いします。
特選句の選評をいただけるとありがたいです。
１ 初夏そうか優しい本の置き方
２ 昭和とろけるキャラメル少女
３ 祖父の命日数えるしゃっくり
４ 昭和唄芝居小屋の蜘蛛
５ 本を旅する首筋痛の終バス
６ 風薫る通り道や心地良し
７ 初蝶や漂い飛びて何処までも
８ 鯉のぼり風に揺られし泳ぎして
９ 母の日や偲び写真に声掛けし
１０ 夏帽子母の写真が笑み浮かべ
１１ 新緑に息吸いしてや命あり
１２ 五月雨段々畑懐かしや
１３ 新茶飲み香り楽しみ八十八夜
１４ 夏の兆し草も緑なり胸踊る
１５ 風鈴や音耳傾け涼げや
１６ 円山の葉桜の下で夢を見る
１７ 顔洗う笑うか泣くか夜の酒
１８ 頭寄せ寝過ごすことも旅のうち
１９ 日が昇る歩く足止め手を合わす
２０ 水田と東の空に日が浮かぶ
２１ 冬の月夫婦二人で屋台から
２２ 木漏れ日や遊び疲れた子の寝顔
２３ 雨上がり濁流に乗る縫いぐるみ
２４ ローファでスキップする桜並木
２５ 黒鷺や羽を傘とし魚呼ぶ
２６ 睡蓮や風の一刷毛描かれる
２７ 弘法さんゼレンスキー氏来ないかな
２８ 蓮の風ちょっと止まった乳母車
２９ 第五類わしゃ何類だ亀浮かぶ
３０ 合奏の音合わせする五月晴れ
３１ 青嵐テレビ画面に震度４
３２ 風の訪う百年の家柿若葉
３３ 町に入る蝶の尾行をまくために
３４ ここからは迷宮入りと蛇の道
３５ 青む河岸 風の薫りを描いた絵
３６ 夜雨の駅 ひとりで生きてゆけますか
３７ 好む店 最後の乾杯して閉じる
３８ 迷い猫捜しポスター梅雨に入る
３９ 時代遅れと言われようが平和主義の蝸牛
４０ 若者の素顔と素足疫終わる
４１ 八瀬童子腰輿(オヨヨ)を担ぐ賀茂祭
４２ 路頭終へ馬は裸に賀茂祭
４３ 石蕗の葉に忍者めきたる青蛙
４４ 宇宙よりの通信泰山木の花
４５ 抜かんとし抜くを取り止め母子草
４６ 西山の早や暮れんとす業平忌
４７ 廃刊の週刊朝日梅雨に入る
４８ 樹々ぬれて木洩日眩し梅雨晴間
４９ 梅雨最中デーのカラオケ湿りがち
５０ 梅雨空にミサイルの飛ぶニュース
５１ ジャガイモの小いもコロコロ蓑一杯
５２ 羽抜鳥虫畑の苗を掻きあらす
５３ 花柘榴思いがけない文届く
５４ 艶やかな花へ花へと梅雨の蝶
５５ 村慕う蛍こいこい菜種枝
５６ 卯の花や鳥最高調に鳴き過ぎぬ
５７ 時期ずれて半額コーナー寒牡丹
５８ 青梅や頃はいいかと見上げける
５９ ４カ国の文字の案内風光る
６０ 紫陽花の色に目移りやはり青
６１ くもりの風まださわやかな梅雨の入り
６２ 雨強く湿気まつわるいろいろに
６３ 小鳥鳴きアジサイの色鮮やか
６４ まだ来ない水無月の夜日の長さ
６５ みなずきの三角甘く舌にとけ
６６ 青い傘犬の散歩の親子づれ
６７ ブルガーリヤという名の猫親子
６８ 雨の晴れ間あちらこちらで鳥の声
６９ なつかしいロアール河の城の庭
この中より、十五句を選んでください。さらに特選一句をお願いします。
特選句の選評をいただけるとありがたいです。
１ 初夏そうか優しい本の置き方
２ 昭和とろけるキャラメル少女
３ 祖父の命日数えるしゃっくり
４ 昭和唄芝居小屋の蜘蛛
５ 本を旅する首筋痛の終バス
６ 風薫る通り道や心地良し
７ 初蝶や漂い飛びて何処までも
８ 鯉のぼり風に揺られし泳ぎして
９ 母の日や偲び写真に声掛けし
１０ 夏帽子母の写真が笑み浮かべ
１１ 新緑に息吸いしてや命あり
１２ 五月雨段々畑懐かしや
１３ 新茶飲み香り楽しみ八十八夜
１４ 夏の兆し草も緑なり胸踊る
１５ 風鈴や音耳傾け涼げや
１６ 円山の葉桜の下で夢を見る
１７ 顔洗う笑うか泣くか夜の酒
１８ 頭寄せ寝過ごすことも旅のうち
１９ 日が昇る歩く足止め手を合わす
２０ 水田と東の空に日が浮かぶ
２１ 冬の月夫婦二人で屋台から
２２ 木漏れ日や遊び疲れた子の寝顔
２３ 雨上がり濁流に乗る縫いぐるみ
２４ ローファでスキップする桜並木
２５ 黒鷺や羽を傘とし魚呼ぶ
２６ 睡蓮や風の一刷毛描かれる
２７ 弘法さんゼレンスキー氏来ないかな
２８ 蓮の風ちょっと止まった乳母車
２９ 第五類わしゃ何類だ亀浮かぶ
３０ 合奏の音合わせする五月晴れ
３１ 青嵐テレビ画面に震度４
３２ 風の訪う百年の家柿若葉
３３ 町に入る蝶の尾行をまくために
３４ ここからは迷宮入りと蛇の道
３５ 青む河岸 風の薫りを描いた絵
３６ 夜雨の駅 ひとりで生きてゆけますか
３７ 好む店 最後の乾杯して閉じる
３８ 迷い猫捜しポスター梅雨に入る
３９ 時代遅れと言われようが平和主義の蝸牛
４０ 若者の素顔と素足疫終わる
４１ 八瀬童子腰輿(オヨヨ)を担ぐ賀茂祭
４２ 路頭終へ馬は裸に賀茂祭
４３ 石蕗の葉に忍者めきたる青蛙
４４ 宇宙よりの通信泰山木の花
４５ 抜かんとし抜くを取り止め母子草
４６ 西山の早や暮れんとす業平忌
４７ 廃刊の週刊朝日梅雨に入る
４８ 樹々ぬれて木洩日眩し梅雨晴間
４９ 梅雨最中デーのカラオケ湿りがち
５０ 梅雨空にミサイルの飛ぶニュース
５１ ジャガイモの小いもコロコロ蓑一杯
５２ 羽抜鳥虫畑の苗を掻きあらす
５３ 花柘榴思いがけない文届く
５４ 艶やかな花へ花へと梅雨の蝶
５５ 村慕う蛍こいこい菜種枝
５６ 卯の花や鳥最高調に鳴き過ぎぬ
５７ 時期ずれて半額コーナー寒牡丹
５８ 青梅や頃はいいかと見上げける
５９ ４カ国の文字の案内風光る
６０ 紫陽花の色に目移りやはり青
６１ くもりの風まださわやかな梅雨の入り
６２ 雨強く湿気まつわるいろいろに
６３ 小鳥鳴きアジサイの色鮮やか
６４ まだ来ない水無月の夜日の長さ
６５ みなずきの三角甘く舌にとけ
６６ 青い傘犬の散歩の親子づれ
６７ ブルガーリヤという名の猫親子
６８ 雨の晴れ間あちらこちらで鳥の声
６９ なつかしいロアール河の城の庭