京都童心の会

ほっこりあそぼ 京都洛西の俳句の会
代表 金澤 ひろあき
俳句 冠句 自由律 詩 エッセイなど同好の人たちと交流

花と静けさと水

2016-07-28 08:35:43 | 日記
贈答の句 花と静けさと水
 山桜の花の色が、空の色にとけこんでいます。かと思えば、しだれ桜が華やかなピンクの傘を広げています。
 忙しくて遠出できるほどではないが、心安まりたい時。人がごったがえさず、静かに花と対話したい時。年一回は伏見御香宮に立ち寄ることにしています。
 門は伏見城の大手門。社殿は徳川家康寄進だそうです。社殿を取り囲むように桜。そして社殿の脇に、名水御香水が湧いています。伏見のお酒を作る水と同じ水です。
 花と静けさと水。自然の馳走です。
  同じ場所二度と揃わぬ花形見    河本 美子
  梅雨晴れに母の胎内から出た誇り  同
  花咲く頃幸せのシワを見せ合う   同
  花折って少し心の鬼の出る     金澤 ひろあき
  初蝶や弱き者にもある誇り     同
  花疲れ老けたらたぶんこんな顔   同
  花形見一つ二つ・・・       同


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