以前…札幌でアイスクリームの食べ比べをした…と話してくれたクラスメートがいた…。
そのせいかどうかは知らないけれど…友達の予定に入っていたようだ…。
札幌で二種類のアイスクリーム…何れもバニラを食べてみたけど…どちらもまあまあ美味しかった…。
何かどうでもいいみたいだって…?
そういうわけでもないんだけど…。
何で感動が薄いのかというと…それがもっと昔なら…わあ…札幌にはこんな美味しいアイスがあったんだぁ…ってことになったんだろうけど…すでに高級を謳った既成のアイスが他の地方にも出回っていて…それほど味にめちゃくちゃ差があるとは感じられなかったからだ…。
むしろ…今のようにご当地ものが流行っている時代の方が…それぞれの土地で美味しいアイスにありつけると思うよ…。
さて…ちゃんと観光もしてきたんだ…ってとこも話さなきゃね…。
北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)という重要文化財の建物を見に行った…。
現在は資料館みたいになっているけど…今でも道庁の会議室として使われている現役さん…。
1888年に建てられたアメリカ風ネオ・バロックという様式の建物。
1909年に火災にあって建てなおされた二代目なんだそうだ…。
お城みたいで綺麗な建物だよ…。
不思議だと思わない…?
この時代…明治21年頃と言えば…日本はまだヨーロッパに目を向けていたのに…この建物はアメリカ風なんだよ…。
1800年代の西洋建築の建物は…ほとんど西欧系で…ゴシック様式を取り入れたものが多いような気がするんだけど…。
ネオ・バロック様式の建物は1900年代には幾つか建てられている…。
建てなおされてからネオ・バロックになったわけじゃなくて…もともとだったようだね…。
他の地方に比べると北海道はまだ若い都市だったから…新しいものを取り入れたんだろうか…?
建築関係の知識は全然持ち合わせてないから真相はよく分からないけれど…ひょっとしたら…これからの町だから何処よりも新しく…なんて思ってたかも知れないね。
当時の人の意気込みを考えたりすると…なんか面白いじゃない…?
それから時計台を見て…さらに観光スポットの市場へ…。
めちゃくちゃたくさんの店が並んでいて…どこで何を買おうかと迷う…。
威勢のいい掛け声が響く中…中部地方でタクシー運転手をしていたことがあるというおじさんの居る店で買い物…。
紅鮭一本と筋子を買って…実家へ送って貰った…。
おじさんから聞いたところでは…鮭は釧路に揚がるものが一番だという話だった。
さて…土産を送ったからにはオカンに連絡しておかなければならない…。
何しろ生ものだからな…。
出発してから初めて電話を入れた。
「なぁんだ…あんた生きとったんかね? 」
オカンの第一声…。
生きとるに決まっとるだろうが…電話しとんのやぞ…。
勝手に殺すな…。
「なしのつぶてだから…何処ぞでのたれ死んどれせんか…と思っとったわ。 」
死んどりゃテレビで…行き倒れ発見…のニュースがやるわい…。
「生きとるなら電話くらいしなさいか! 」
ま…気が向いたら…な。
そう言いたいところを我慢の子…。
下手にしゃべって借金に利息をつけられたらかなわん…。
「何処に居るの? 」
札幌じゃ…明日は何処行くか分からんけどな…。
何しろ計画なしの気まま旅…。
鮭送ったから…と…やっと用件を言って電話を切った。
後から聞いた話じゃ…あの紅鮭…実家の出刃では歯が立たず…のこぎりで切ったろか…と思うくらいさばくのが大変だったんだそうだ…。
後年…自分で鮭をさばくようになって…鮭はやっぱり切り身を買った方がいい…としみじみ思う…。
鍋にすると…あの鮭の頭は最高に美味しいんだが…労力を考えると…ね。
ね…ちゃんと観光してたでしょ…?
えっ…どっか違うって…?
う~ん…どこか…なぁ…?
そのせいかどうかは知らないけれど…友達の予定に入っていたようだ…。
札幌で二種類のアイスクリーム…何れもバニラを食べてみたけど…どちらもまあまあ美味しかった…。

何かどうでもいいみたいだって…?
そういうわけでもないんだけど…。

何で感動が薄いのかというと…それがもっと昔なら…わあ…札幌にはこんな美味しいアイスがあったんだぁ…ってことになったんだろうけど…すでに高級を謳った既成のアイスが他の地方にも出回っていて…それほど味にめちゃくちゃ差があるとは感じられなかったからだ…。

むしろ…今のようにご当地ものが流行っている時代の方が…それぞれの土地で美味しいアイスにありつけると思うよ…。

さて…ちゃんと観光もしてきたんだ…ってとこも話さなきゃね…。
北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)という重要文化財の建物を見に行った…。
現在は資料館みたいになっているけど…今でも道庁の会議室として使われている現役さん…。

1888年に建てられたアメリカ風ネオ・バロックという様式の建物。
1909年に火災にあって建てなおされた二代目なんだそうだ…。
お城みたいで綺麗な建物だよ…。

不思議だと思わない…?
この時代…明治21年頃と言えば…日本はまだヨーロッパに目を向けていたのに…この建物はアメリカ風なんだよ…。

1800年代の西洋建築の建物は…ほとんど西欧系で…ゴシック様式を取り入れたものが多いような気がするんだけど…。
ネオ・バロック様式の建物は1900年代には幾つか建てられている…。
建てなおされてからネオ・バロックになったわけじゃなくて…もともとだったようだね…。
他の地方に比べると北海道はまだ若い都市だったから…新しいものを取り入れたんだろうか…?

建築関係の知識は全然持ち合わせてないから真相はよく分からないけれど…ひょっとしたら…これからの町だから何処よりも新しく…なんて思ってたかも知れないね。
当時の人の意気込みを考えたりすると…なんか面白いじゃない…?

それから時計台を見て…さらに観光スポットの市場へ…。
めちゃくちゃたくさんの店が並んでいて…どこで何を買おうかと迷う…。
威勢のいい掛け声が響く中…中部地方でタクシー運転手をしていたことがあるというおじさんの居る店で買い物…。

紅鮭一本と筋子を買って…実家へ送って貰った…。
おじさんから聞いたところでは…鮭は釧路に揚がるものが一番だという話だった。
さて…土産を送ったからにはオカンに連絡しておかなければならない…。
何しろ生ものだからな…。
出発してから初めて電話を入れた。

「なぁんだ…あんた生きとったんかね? 」
オカンの第一声…。
生きとるに決まっとるだろうが…電話しとんのやぞ…。
勝手に殺すな…。

「なしのつぶてだから…何処ぞでのたれ死んどれせんか…と思っとったわ。 」
死んどりゃテレビで…行き倒れ発見…のニュースがやるわい…。

「生きとるなら電話くらいしなさいか! 」
ま…気が向いたら…な。
そう言いたいところを我慢の子…。
下手にしゃべって借金に利息をつけられたらかなわん…。

「何処に居るの? 」
札幌じゃ…明日は何処行くか分からんけどな…。
何しろ計画なしの気まま旅…。
鮭送ったから…と…やっと用件を言って電話を切った。

後から聞いた話じゃ…あの紅鮭…実家の出刃では歯が立たず…のこぎりで切ったろか…と思うくらいさばくのが大変だったんだそうだ…。
後年…自分で鮭をさばくようになって…鮭はやっぱり切り身を買った方がいい…としみじみ思う…。
鍋にすると…あの鮭の頭は最高に美味しいんだが…労力を考えると…ね。

ね…ちゃんと観光してたでしょ…?
えっ…どっか違うって…?
う~ん…どこか…なぁ…?
