逃げ出した敵は放っておいて、出先まで三宅を送ってから、須藤とノエルは遠回りした格好でアトリエへ戻って来たが、ノエルの頭の中にはその間中いろんなことが目まぐるしく浮かんでは消えていた。
須藤が業使いならば…中学時代のノエルに注目していたことも頷ける。
ノエルや千春は霊媒体質だから普通の能力者とも少し違うのだけれど、多少なり戦闘能力もあるから、ノエルが何らかの力を持っていることくらいは須藤にも感じ取れたはずだ。
須藤の方は自らの能力を隠していたけれど…。
それに…今になって思えば、ノエルは中学時代の同級生から悪餓鬼ノエルの顔の記憶を消されている。
前中に高木ノエルという喧嘩の強い奴が居たという記憶は残っているのに、ノエルがどんな容姿であったかという記憶は鮮明ではない。
こいつだけは見かけに騙されるな…という伝説の他は…。
須藤が…消した…? 何で…?
ノエルはそのことに触れてみた。
「必要ないだろ…。 マイナスの記憶なんて…。 中学時代のノエルと…今のノエルは別人…それですべてが上手くいくじゃないか…。
それに…同じ中学に居た千春が兄貴を倒すための的にされたら可哀想だろ…。 」
須藤は何でもないことのように笑って言った。
俺はおまえが気に入ってたからさ…過去の傷残さないように消してやったんだ。
同じ特殊な能力を持つ者の誼でね…。
余計なお世話じゃん…とノエルが口を尖らせると、須藤はさらに声を上げて可笑しそうに笑った。
その後少し真面目な顔に戻って三宅のことを話し始めた。
「気の毒に…あの子は俺と間違われている。
三宅の業使いの力はすでに失われてしまって…もう誰も継承している者はない。
あの子に潜在能力が在るとしても、最早、呪文自体が廃れてしまったからね…。
俺の曽祖父は三宅の人でね。
須藤家の長男として生まれた祖父に呪文を伝え遺したんだ。
それが親父から俺に伝わったんだが…俺の他にはもう伝える者もなくてね。
俺にも跡取りがないから…最後のひとりってわけさ。
多分…最後のひとりのことが…何処からか敵に伝わったんだろう…。
あの子に多少気配が残っているので…そっちへ目が行ってしまったんだな…。 」
少しは力があるなら…三宅に伝えてやればいいのに…とノエルは思った。
それを察したように須藤はちょっと悲しげに微笑んだ。
「普通の人から考えると…特殊な能力を持っていることは最高にラッキーだと思えるかもしれないが…今のあの子のように災いを招く種にもなる。
力を持つことが…その人にとって本当に幸せなのかどうか…分からんよ。
そのために命の危険に晒される人も居るのだからね…。 」
須藤は一般論を述べたのだろうが…ノエルはなぜか西沢のことを思い浮かべた。
大きな力を持っているということは…なかなか面倒なもんなのさ…。
力なんて全然無いって顔していた方が楽なんだ…。
西沢が前にそう言っていた…。
「ねえ…先生…。 三宅の家に古文書が伝わってるからってなんで襲われるの?
つうか…何が襲わせているの?
僕等…時空を超えて逃げ出した魔物ってのはDNAに乗っけられた付加情報じゃないかと考えているんだけど…。 」
ノエルの問いかけに須藤の表情が曇った。
「プログラムだよ…ノエル…。 別に…古文書のせいじゃないんだ。
これは万の時を越えたふたつのプログラム同士の戦いなんだ。
滅亡を導くプログラムと…それを阻止しようとするプログラムと…。 」
西沢が眼を覚ました時、あたりはすでに暗くなっていた。
いい気分で寝過ごした…と西沢は苦笑した。
スケッチブックを片手に西沢は仕事部屋に向かった。
机の上にそれを置くか置かないかの内に玄関の鍵を開ける音がした。
忘れてた…ノエル…今日は書店のバイトじゃなかったな…。
仕事部屋から顔を覗かせるとノエルが飛んできた。
「ただいま! 紫苑さん…お客さんなんだけど…三宅の最後の業使いなんだ!
須藤先生…洋画家の…。 」
ノエルは行き急き切って今日の出来事を簡単に話して聞かせ、須藤を待たせてある居間へと西沢を連れ出した。
須藤は居間のソファに腰掛けて静かに西沢を待っていた。
あの不思議なイラストを描く西沢という男はいったいどんな奴なんだろうと思いながら…。
勿論…西沢の顔は知っている。
写真で見る限り…そのイラストに負けないくらい不思議な魅力を持つ素材だ。
ノエルが戻ってきた時…その背後からゆっくりと現れた西沢を見上げて須藤はごくりと唾を飲み込んだ。
でか…。
西沢は穏やかに微笑みながら床に膝をつき居住まいを正して、わざわざマンションまで足を運んでもらった礼と詫びを丁寧に述べた。
その後で…失礼して…と自分もソファに掛けた。
「いや何…急ぎ申し上げることがありましてね。
ノエルから西沢さんたちがDNAに着目していると伺ったもので…。 」
須藤はかえって恐縮した。今時の若者とは思えない西沢の礼譲に富む態度に少なからず驚きを覚えた。
「実は…西沢さん…。 私は三宅の最後の業使いとして…この件から手を引くことをお勧めに参ったのです。
何処の誰がどのような助力を要請してこようと…以後…関わらぬようになさい。
この戦いは人間が存在する限りは永久に終わりのないものなのです。 」
それを聞いて西沢は訝しげな表情を浮かべた。
人間が…存在する限り…ですか…?
「あまりに古い話なので…私自身にもそれが事実であるという確信があるわけじゃありませんが…三宅には古文書だけでなく口伝があります。
古文書よりもむしろ重要なのは口伝の方で…それは一万数千年前の出来事を伝えたものだと言われております。
その頃…口伝には夢の世界のような…と在りますが…内容から察するに現代のような発達した文明が存在していて…火の雨を降らす武器…所謂…核兵器なども作られていたようです。
人々を率いていた者たちはかなり戦い好きだったようでことあるごとに火の雨を降らしては世界を汚していたと思われます…。
そんなことがいつまでも許されるわけもなく世界は滅亡の危機に晒されました。
心ある者が立ち上がって彼等を追放したようなのですが…時すでに遅く…ほとんどの人間は死に絶えたと言われています。
その中で追放された者たちは自分たちの思うままの世界を築くために、母の胎内の新しい生命たちに世界の主導権を握るという恐るべきプログラムを植えつけたらしいのです。
もし…彼等のような者たちが世界の覇権を握れば…滅びは繰り返されます。
未来の闇を危惧する者たちがその対抗手段として、別の母の胎内の新しい生命たちにワクチンとなるプログラムを植えつけたのです。
人類が再びこの世に蔓延り始めると、人間の内と外との両方でプログラム同士の戦いが始まったのです。
或るものは強調されて残り、或るものは抑制されて消え…そうしたことを何代にも亘って積み重ねながら現在に至っています。
勿論…その過程でずれや変異が起こり無害になってしまったものもあれば、ワクチンプログラムの働きで消えてしまったものもあると思われますが…。
過激な思想で大勢の人を死に至らしめたり、世界を征服しようとしたり…そんな歴史上の最悪な指導者たちは…元のプログラムが強調されて表面化したものだと考えられます。
あなた方がDNAに目をつけたのは正解と言って良いでしょう。 」
すべては人の中に潜む…。
HISTORIANは人類に組み込まれたプログラムを監視している組織か…。
各国の中枢部に入り込んで上層部にとんでもない奴が潜んでないか眼を光らせていると言うわけだな…西沢はそう受け取った。
それにしても一万年以上前の人間が現代よりもはるかに上を行く科学力を持っていたとは…恭介の言い草じゃないけど信じ難いなぁ…。
「世界中のあちらこちらに三宅の家ように監視人として運命付けられた者が居ますが…この件はその役目を負った者だけで解決すべきことで、無関係なあなた方を巻き込むべきではない…と私は考えております。
我が祖先が倉橋に助力を要請したことを恥じております。 」
須藤は西沢に手を引けと言った理由を語った。
無関係…でしょうか…?
西沢は覗き込むように須藤を見た。
「勿論…何も知らない振りをして人任せにしておけば…そんな楽なことはない。
ですが…万が一の時には知らなかったでは済まされないでしょう。
この世が滅びるとなったら…有無を言わさず共に消されることになる。
どの道…無関係ではいられない。
知ってしまった以上は出来る限り…その万が一を回避するよう尽力すべきです。
私も首を突っ込みたくって突っ込んでいるわけではない…。
すべては…生きるためですよ…。 預かり物のこの命を護るためです…。
天より授けられた命は…預かった命…黙って消されるのを待つわけにはいかないのです…。
それに…私にはその命に代えてさえも護らなければならないものがあります。
過去の戦いで私を救ってくれた大勢の人たちの命…仲間の…家族の命…。
手を引けと言われて…はいそうですかとは参りません…。 」
須藤の顔が強張った。 家門にひとり残った業使い須藤がその役目を果たすべく孤独な戦いをしているのと同様…西沢にもただひとり背負うものがある。
孤高の男に対して手を引けとは無礼な言い草であったか…と須藤は思った。
それならば…もう…何も言うことはない…。
最後のひとりであるがゆえにそれほどの知識はないが…必要な時にはご助力申し上げる…と述べて須藤は帰って行った。
西沢は関わるなと忠告してくれた須藤の心遣いに感謝した。
同時に…容易ならざる戦いだと改めて実感した。
須藤の勧めじゃないが…他の者たちには手を引かせてひとりで戦うべきか…ともふと思った。
次回へ
須藤が業使いならば…中学時代のノエルに注目していたことも頷ける。
ノエルや千春は霊媒体質だから普通の能力者とも少し違うのだけれど、多少なり戦闘能力もあるから、ノエルが何らかの力を持っていることくらいは須藤にも感じ取れたはずだ。
須藤の方は自らの能力を隠していたけれど…。
それに…今になって思えば、ノエルは中学時代の同級生から悪餓鬼ノエルの顔の記憶を消されている。
前中に高木ノエルという喧嘩の強い奴が居たという記憶は残っているのに、ノエルがどんな容姿であったかという記憶は鮮明ではない。
こいつだけは見かけに騙されるな…という伝説の他は…。
須藤が…消した…? 何で…?
ノエルはそのことに触れてみた。
「必要ないだろ…。 マイナスの記憶なんて…。 中学時代のノエルと…今のノエルは別人…それですべてが上手くいくじゃないか…。
それに…同じ中学に居た千春が兄貴を倒すための的にされたら可哀想だろ…。 」
須藤は何でもないことのように笑って言った。
俺はおまえが気に入ってたからさ…過去の傷残さないように消してやったんだ。
同じ特殊な能力を持つ者の誼でね…。
余計なお世話じゃん…とノエルが口を尖らせると、須藤はさらに声を上げて可笑しそうに笑った。
その後少し真面目な顔に戻って三宅のことを話し始めた。
「気の毒に…あの子は俺と間違われている。
三宅の業使いの力はすでに失われてしまって…もう誰も継承している者はない。
あの子に潜在能力が在るとしても、最早、呪文自体が廃れてしまったからね…。
俺の曽祖父は三宅の人でね。
須藤家の長男として生まれた祖父に呪文を伝え遺したんだ。
それが親父から俺に伝わったんだが…俺の他にはもう伝える者もなくてね。
俺にも跡取りがないから…最後のひとりってわけさ。
多分…最後のひとりのことが…何処からか敵に伝わったんだろう…。
あの子に多少気配が残っているので…そっちへ目が行ってしまったんだな…。 」
少しは力があるなら…三宅に伝えてやればいいのに…とノエルは思った。
それを察したように須藤はちょっと悲しげに微笑んだ。
「普通の人から考えると…特殊な能力を持っていることは最高にラッキーだと思えるかもしれないが…今のあの子のように災いを招く種にもなる。
力を持つことが…その人にとって本当に幸せなのかどうか…分からんよ。
そのために命の危険に晒される人も居るのだからね…。 」
須藤は一般論を述べたのだろうが…ノエルはなぜか西沢のことを思い浮かべた。
大きな力を持っているということは…なかなか面倒なもんなのさ…。
力なんて全然無いって顔していた方が楽なんだ…。
西沢が前にそう言っていた…。
「ねえ…先生…。 三宅の家に古文書が伝わってるからってなんで襲われるの?
つうか…何が襲わせているの?
僕等…時空を超えて逃げ出した魔物ってのはDNAに乗っけられた付加情報じゃないかと考えているんだけど…。 」
ノエルの問いかけに須藤の表情が曇った。
「プログラムだよ…ノエル…。 別に…古文書のせいじゃないんだ。
これは万の時を越えたふたつのプログラム同士の戦いなんだ。
滅亡を導くプログラムと…それを阻止しようとするプログラムと…。 」
西沢が眼を覚ました時、あたりはすでに暗くなっていた。
いい気分で寝過ごした…と西沢は苦笑した。
スケッチブックを片手に西沢は仕事部屋に向かった。
机の上にそれを置くか置かないかの内に玄関の鍵を開ける音がした。
忘れてた…ノエル…今日は書店のバイトじゃなかったな…。
仕事部屋から顔を覗かせるとノエルが飛んできた。
「ただいま! 紫苑さん…お客さんなんだけど…三宅の最後の業使いなんだ!
須藤先生…洋画家の…。 」
ノエルは行き急き切って今日の出来事を簡単に話して聞かせ、須藤を待たせてある居間へと西沢を連れ出した。
須藤は居間のソファに腰掛けて静かに西沢を待っていた。
あの不思議なイラストを描く西沢という男はいったいどんな奴なんだろうと思いながら…。
勿論…西沢の顔は知っている。
写真で見る限り…そのイラストに負けないくらい不思議な魅力を持つ素材だ。
ノエルが戻ってきた時…その背後からゆっくりと現れた西沢を見上げて須藤はごくりと唾を飲み込んだ。
でか…。
西沢は穏やかに微笑みながら床に膝をつき居住まいを正して、わざわざマンションまで足を運んでもらった礼と詫びを丁寧に述べた。
その後で…失礼して…と自分もソファに掛けた。
「いや何…急ぎ申し上げることがありましてね。
ノエルから西沢さんたちがDNAに着目していると伺ったもので…。 」
須藤はかえって恐縮した。今時の若者とは思えない西沢の礼譲に富む態度に少なからず驚きを覚えた。
「実は…西沢さん…。 私は三宅の最後の業使いとして…この件から手を引くことをお勧めに参ったのです。
何処の誰がどのような助力を要請してこようと…以後…関わらぬようになさい。
この戦いは人間が存在する限りは永久に終わりのないものなのです。 」
それを聞いて西沢は訝しげな表情を浮かべた。
人間が…存在する限り…ですか…?
「あまりに古い話なので…私自身にもそれが事実であるという確信があるわけじゃありませんが…三宅には古文書だけでなく口伝があります。
古文書よりもむしろ重要なのは口伝の方で…それは一万数千年前の出来事を伝えたものだと言われております。
その頃…口伝には夢の世界のような…と在りますが…内容から察するに現代のような発達した文明が存在していて…火の雨を降らす武器…所謂…核兵器なども作られていたようです。
人々を率いていた者たちはかなり戦い好きだったようでことあるごとに火の雨を降らしては世界を汚していたと思われます…。
そんなことがいつまでも許されるわけもなく世界は滅亡の危機に晒されました。
心ある者が立ち上がって彼等を追放したようなのですが…時すでに遅く…ほとんどの人間は死に絶えたと言われています。
その中で追放された者たちは自分たちの思うままの世界を築くために、母の胎内の新しい生命たちに世界の主導権を握るという恐るべきプログラムを植えつけたらしいのです。
もし…彼等のような者たちが世界の覇権を握れば…滅びは繰り返されます。
未来の闇を危惧する者たちがその対抗手段として、別の母の胎内の新しい生命たちにワクチンとなるプログラムを植えつけたのです。
人類が再びこの世に蔓延り始めると、人間の内と外との両方でプログラム同士の戦いが始まったのです。
或るものは強調されて残り、或るものは抑制されて消え…そうしたことを何代にも亘って積み重ねながら現在に至っています。
勿論…その過程でずれや変異が起こり無害になってしまったものもあれば、ワクチンプログラムの働きで消えてしまったものもあると思われますが…。
過激な思想で大勢の人を死に至らしめたり、世界を征服しようとしたり…そんな歴史上の最悪な指導者たちは…元のプログラムが強調されて表面化したものだと考えられます。
あなた方がDNAに目をつけたのは正解と言って良いでしょう。 」
すべては人の中に潜む…。
HISTORIANは人類に組み込まれたプログラムを監視している組織か…。
各国の中枢部に入り込んで上層部にとんでもない奴が潜んでないか眼を光らせていると言うわけだな…西沢はそう受け取った。
それにしても一万年以上前の人間が現代よりもはるかに上を行く科学力を持っていたとは…恭介の言い草じゃないけど信じ難いなぁ…。
「世界中のあちらこちらに三宅の家ように監視人として運命付けられた者が居ますが…この件はその役目を負った者だけで解決すべきことで、無関係なあなた方を巻き込むべきではない…と私は考えております。
我が祖先が倉橋に助力を要請したことを恥じております。 」
須藤は西沢に手を引けと言った理由を語った。
無関係…でしょうか…?
西沢は覗き込むように須藤を見た。
「勿論…何も知らない振りをして人任せにしておけば…そんな楽なことはない。
ですが…万が一の時には知らなかったでは済まされないでしょう。
この世が滅びるとなったら…有無を言わさず共に消されることになる。
どの道…無関係ではいられない。
知ってしまった以上は出来る限り…その万が一を回避するよう尽力すべきです。
私も首を突っ込みたくって突っ込んでいるわけではない…。
すべては…生きるためですよ…。 預かり物のこの命を護るためです…。
天より授けられた命は…預かった命…黙って消されるのを待つわけにはいかないのです…。
それに…私にはその命に代えてさえも護らなければならないものがあります。
過去の戦いで私を救ってくれた大勢の人たちの命…仲間の…家族の命…。
手を引けと言われて…はいそうですかとは参りません…。 」
須藤の顔が強張った。 家門にひとり残った業使い須藤がその役目を果たすべく孤独な戦いをしているのと同様…西沢にもただひとり背負うものがある。
孤高の男に対して手を引けとは無礼な言い草であったか…と須藤は思った。
それならば…もう…何も言うことはない…。
最後のひとりであるがゆえにそれほどの知識はないが…必要な時にはご助力申し上げる…と述べて須藤は帰って行った。
西沢は関わるなと忠告してくれた須藤の心遣いに感謝した。
同時に…容易ならざる戦いだと改めて実感した。
須藤の勧めじゃないが…他の者たちには手を引かせてひとりで戦うべきか…ともふと思った。
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