バーンスタインの六番(映像)

2011年11月21日 11時09分17秒 | 巻九 マーラーが私に語ること
マーラー毎週チクルスの最後。第6番。
映像自体はたぶん昔地上波で放送されたものを観たことがあるけど、
この曲のためにDVD全集買ったようなもの、な大本命。
バーンスタイン、ここでだけは顎鬚を蓄えている。
宮崎駿…違うか。

Symphonies 4-6 [DVD] [Import]
クリエーター情報なし
Deutsche Grammophon


第6番が自分の中で一押しであることは散々語ってきたのだが、
その想いはこの演奏を観てなお強固になった。
全く隙がなく(突込みどころはあるがw)張り詰めていて、
それでいて甘く歌うところは徹底的に。
これもたびたび言っているが、マーラーの中二病的属性が最も如実にあらわれている気がする。

マーラーはこの曲で頂点を迎え、
さらに第9番で神の領域に至ったのでは。
おっと、マーラーの創作人生を2行で言っちゃった(笑)

---------- キリトリ -----------

◆第1楽章と第2楽章はきわめて快速。
 第3楽章は逆にじっくり。
 メリハリのとても利いた演奏。レニーの他の盤とは違う。

◆非常に古風なカメラワーク。
 たとえるなら、大昔のプロ野球中継。
 投手が投げてから打って一塁に走ってを、
 全部1台のカメラで追っかけるみたいな。そこまで極端じゃないが。

◆ハンマーは3回。
 ハンマーの衝撃は、たぶん実演じゃないとよく解らんよね。
 録音だと、下手するとマウスのクリック音のような乾いた音だったりするし。

◆80分超というかなり長い曲のはずが、
 やはりこの第6番は飽きを感じない。聴いている自分の中で中弛みが来ない。
 「復活」「千人」だとこうはいかん。
 一切余計なものがなく、長大なくせに実に解りやすい。

◆ホルンがうまい演奏はやっぱり安心できるなあ。
 逆もまた真なり。

---------- キリトリ -----------

やっぱりこの第6番を大トリにしてよかった。
他の10曲は実は全部前座だったのだよ、と。

でも、この自家用チクルスを通して、
特に第9番もええなあと思い始めた俺ガイル。
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