推しを愛するのと同様に、自分を愛す。

暇に任せて1年前辺りの記事を眺めていたら、
郡山のBiS現場からちょうど1年だった。

そしたら、表題のようなことを自分が言っていた。
ああ、蓋しこれキモいなり笑



アイドルを前にして
ケチャしたりフリコピしたりコールしたり果てはリフトしたり。

俺の知る範囲ではBiSの現場が顕著だったけど
推しへ対する、偏執で他者を顧みない愛情表現っていうのは
結局のところ「自分可愛さ」由来なのではないかなと思う。

ここまで熱い想いを相手に捧げることが出来る自分を、愛す。みたいな。


上手く言えないが、
どちらにせよこれは別に悪い寓意ではない。
むしろ賞賛しているのだ。羨望なのだ。
いい意味なのだ。



日常のケッタクソなモヤモヤとか
メンドクセーあれこれとか
そういうものを全て背負いこんで人は生きている。

そして、そんな全人類のうちのコンマ数パーセントの群集が
折をみてアイドル現場に集う。

そこにあるのは、たぶんいろんなものの縮図なんだろう。

それはもしかしたら性欲であったり、自己顕示欲でもあったり
地位や名誉みたいなものもあるし
逆にそんなものとは全く無縁無関心な孤高の行動原理もある。


握手するのもチェキ撮るのも
いろんな欲望が濃厚につまったスープをみんなでごった煮にして分け合っているのかも知れない。



あーナニ言ってっかわかんねー。因数分解わかんね～！


推しは自分の鏡。
誰を推すかは、まさにあなた自身の在り様を映し出す。

準備された舞台装置で構わない。
金づるだろうが、集金対象だろうが、むしろ歓迎。
与えられた範囲で、可能な限りの範囲で。

愛そう。愛すしかない。存在証明と身分証の替わりに、あの子のことも、自分のことも。




今年前半の名言ナンバーワンだと思うからもう一回言っとく。
因数分解わかんねぇ～！






エビ中メンで貴重な、庶民派を隠さないぽーちゃんへ。