「容疑者」殺害で意気揚々たり

2011年05月02日 20時59分40秒 | 巻二 起居注
こういうニュースをきいて、
でかした!万々歳! と叫ぶか、
無関心でスルーするか、
米帝のジャイアンぶりを改めて認識するか。
その反応次第で、その人間の立ち位置とかがよく判る気がする。

ビンラディン容疑者を米殺害 パキスタン首都郊外で作戦(朝日新聞) - goo ニュース

俺の第一反応は、
はいはい、いつもの専横唯我独尊ですね。と。
オバマにしたってこれだから(もともと期待もしてないが)
ブッシュと同じ穴のプレジデントだったってこと。それだけのこと。

「容疑者」ひとり殺すのに
どんだけのコストを支払ったか。
それは、連邦予算が、ていう話ではなく、
どんだけの無辜のアジア人の血が流れましたか?という問題で。

そもそも容疑者とは?
9.11陰謀説(合州国自作自演説)てのもありますね。
トンデモ話に終わらない、笑えない話として。

フセインとアルカイダなんて、そもそも無関係ということだよね。
まして、大量破壊兵器云々など噴飯もののトンキン湾事件だ。

ほら、みろ。
アフガン人だけじゃないぞ。
イラク人も。
どれだけ多くの非米国人が(米国人もだが)
失わなくてもいい命を失った?
タリバーンやフセインに、責められるような暴政があったとして、
それを米国が土足で上がり込んでぶっ潰していいという道理はない。

ベトナム人民が合州国を空爆しただろうか、という問いは
この現代においてもなお有効。
イラク人やアフガニスタン人が
いつ合州国を侵略しただろうか?

「トモダチ」作戦もいい。
それはそれで結構じゃないか。
だからと言って、
あんたたちのやること全てを許すわけじゃないぞ。
思い上がるな。

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