ショスタコーヴィチ生誕100周年記念日に。

2006年09月25日 00時00分01秒 | 巻八 ショスタコーヴィチが私に語ること
何を聴こうかと思い、
結局コンドラシン&モスクワフィルの交響曲第15番にした。

ショスタコーヴィチ最後の交響曲。
革命だとか戦争だとか死だとかをうたった彼は
最後の最後でこの15番にたどり着いた。
よく言われる話だが、この15番は彼の自分史的雰囲気が漂っている。
それには何となく賛成してしまう。


終楽章の最後、
オモチャ箱のような打楽器の瞬きがあって、
優しい鐘の音が最期の響きを残す。
「じゃぁ、私は行きますから」とか言って(もちろんロシア語で)
永遠の旅に出て逝く彼の姿をいつも連想してしまう。
寂しげで、それでも充実感もあって、温かい響き。

---------- キリトリ -----------

ショスタコーヴィチの魅力とはなんだろう。
直接的には、打楽器大活躍のカッコよさ。
そして、人を食ったような独特の疾走感。
闇に沈み行くパッサカリア。そして、
その後に必ずやって来るほんの少しの救い。
これだけでは、到底彼の魅力の一割も言い当てていない。

ショスタコーヴィチを聴く時間をこの生涯で得たことに感謝。
あとブルックナーとマーラーも。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« もんきー八面六臂四捨五入の... | トップ | 三国志 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
りんく (pimama)
2006-09-25 11:32:05
dsch_sym11さん・いつもTBでお世話になっています。

今日、こちらのBLOGりんくさせて頂きました。

もし御都合が悪ければ言ってくださいね。

では、これからも虎繋がりでどうぞ宜しくお願い致します。^^
返信する
Unknown ()
2006-09-25 20:42:52
pimamaさん

ありがとうございます。

全然都合悪くないです。

阪神ネタに限らない雑多な場所ですが、よろしければよろしくです。
返信する

コメントを投稿