一夜明けて。 一青窈さんの

2006年02月22日 21時30分00秒 | 巻二 起居注
「&」

一青窈


買って損はないです。ってば。


ゆうべはまだ少々興奮状態だったこともあり、
感想というか本人様への「お手紙」みたくなってしまった。

実は今でも気持ちは高ぶっている。
なかなか、整理して冷静にリポートすることができない。

あの一青窈さんのLIVEだから、期待が裏切られるはずなど無いと思って、
ある程度安心して開演時間を迎えたのだが、
ところがところがどーしてどーして。
あんな物凄いステージを、彼女はいつもみせてくれるんだろうか。
期待以上想像以上なんてものじゃない。
もはや自分がこの席に座って観ていてはいけないんじゃないのかとさえ、
つまり物凄く神々しいまでのその姿に、畏敬すら感じ。

かなり個人崇拝気味持ち上げすぎに感じられるかも知れないけれども、
あのステージを見た経験は、こう語ることを僕に否応なく強いるのだ。

それもこれもこの自分が、「生一青窈」処女(いやドーテイかw)であるせい?
いつもLIVE見慣れてる皆さんにとっては如何だったのだろう。
自分にとっては、あくまでも自分にとっては、
かのもはや伝説の舞台とも言える「はいらんせ」のDVDでさえ、
ゆうべのステージには到底敵わないのだ。

それは、5列目という席の僥倖のせいもあるのかも知れない。
hitoto.入っててよかった。っていう結論。
我々観る側のノリとしてはどうだったんだろう。
たぶん、一青さん本人にとっては不満だったのかも。
自分としても、もどかしいな、ていう気持ちもちょっとあったり。
まぁ、観てる一人ひとりが感じたいように「ノリ」を感じて表現できてればよいのかな。
…わかりません。

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以下くだらぬつまらぬ独言なので、スルー推奨。

実は、
あんまし読んでる人も居ないだろうという気楽さからちょっと真面目な話をすると、
きのうのLIVEがあるから、観れるから、という気持ちが、
ここ数ヶ月の自分の生きるモチベーションになっていた。
だいぶこの3,4ヶ月はいろいろ大変だったけど、
窈さんの歌を目の前で聴けるから、観れるから、感じられるから、という想いで、
そんな気持ちが原動力になっていたことはあながち見当はずれではない。

そしてそれがついに終わってしまった。
もちろんツアーはまだ続くけど、
自分にとっての祝祭は一応区切りがついてしまった。

窈さんは青森に行ってしまったけど、
現実に僕自身の生活は、ここ仙台の片隅で
日常の風景として続いていく。
新幹線が走る窓の風景を感じながら、
仕事をし、煙草を吸う。

「仕事という日常」と、「大都会を結ぶ鉄道という非日常」の出逢う境目で、
僕は毎日地味に生活をしていたりする。
その毎日には、決して
華々しいファンファーレも
胸に響くスポットライトも
眩いばかりの音響も、そこには、決して無いのだ。

矢張りきのうのあの夜は、
一夜限りの祝祭空間だった、という現実感を、
それでもこの愚かなる僕は、
認めつつも認めない振りもしつつ
リアルな人生のいろんな壁から
目を逸らしたり、逃げたり、脱走したり、離脱したりする。
たぶんそうやって、大多分の人々は、人生を紡いでいくのだろう。
だからこそ、自分は
目を背けつつ、ヤなことから逃避しつつ
たぶん、あしたも
好きな音楽とか(それは当然一青窈さんも含み)
好きな風景とか
好きな言葉とか
好きなヒトトキを感じながら、やっとこさ歩んでいく。
そうすることしかできない、あまりに不器用な自分だから。

好きなものをスキと云い、
素直にイマここにいる自分をココにいますと宣言する。
だからそのために、今日の夜があり、
たぶん明日の朝もほぼ確実にやってくるのだ。

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こんなヒトリヨガリな気持ちを自然に吐き出させるほどに、
要はゆうべのステージは自分の心象風景に刻印されてしまったということだ。
それでこれが冷静でいられるんだろうか。

熱しやすく
深入りしやすく
思い込みやすく
妄想癖を妄想してばかりいる自分は、
もうちょっとこの余韻に浸る必要があるようだ。
いや、浸るしかないのかも知れない。

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5 コメント

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あまりにも (わこ)
2006-02-23 09:08:18
同じ日常で、

同じ思いで、

それを言葉にしてくださったことで、

涙が溢れました。





わたしは、窈ちゃんに逢うたび、

思いを次に繋いでいます。



それをこれから5年でも10年でも続けて

行こうと思ってます。
返信する
アリガ十々です。 ()
2006-02-23 20:13:02
実はこの記事、後々読み返すとかなり恥ずかしく、

削除さえ考えていましたが、

わこさんのコメントを読んで思いとどまりました。



「涙」なんてあまりにもったいないお言葉ですが、

そう言って頂けたことは素直にうれしいです。

ありがとうございます。



「思いを次に繋ぐ」こと、それはきっと大切なことですね。

一青窈さんのことに限らず、

あした誰々と会える、とか

あした何々を買える、でもいい。

そんなささやかな、アシタへの希望の連鎖を繋いでゆく。



わこさんの言葉で、

ほんのちょっと楽になりました。
返信する
自分からも (かわさき)
2006-02-23 22:58:55
お願いです。

記事読ませて頂きました、感動が伝わってきます。

削除なんて言わないで下さい。
返信する
僕も・・・ (noboru)
2006-02-24 01:00:47
あんまりコメントしませんが

毎晩遊びに来てますよ♪
返信する
(ノ▽ノ) (朱&厚照)
2006-02-24 21:02:01
かわさきさん、noboruさん、

激しく感謝&恐縮&歓喜です。

削除はしません。

たとえ恥ずかしくてもみっともなくても、

あの時点で自分が抱いていた素直な感情ですし。



ほんとにありがとうございます。
返信する

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