村井 翔「マーラー (作曲家・人と作品)」 …てかまた余震

2011年08月19日 15時40分05秒 | 巻九 マーラーが私に語ること
休暇である。
誰が何と言おうが休暇である。

暇なので、慰謝料(被求償権行使)払ってきたいえーぃ

んで、テンシュテットの振るマーラー1番のDVD観て、
スーパーに酒買いに行って
ビール系飲料をがぶ飲み(ちなみに昼下がりにして本日すでに2本目)しながら読書。
したら、きたよ。揺れ。震。

前の職場なら緊急出動レベルwww乙

あーあ
また積みプラモ崩壊。
賽ノ河原。


マーラー (作曲家・人と作品)
村井 翔
音楽之友社


マーラーの評伝をまともに読んだのは初めてかもしれない。

これがまた、今更ながらとてつもなく興味深い人生。
50歳で病死だから、いかにも太くて短い生涯。

この書は、いい意味で遅出しジャンケンなので、
過去の資料を努めて公平に評価分析してくれている印象。


マーラーの、アルマに対する超強烈な関白宣言。
そんなマッチョ性にこそ惹かれていくアルマ。
で、マーラーが弱気になった途端彼女は若い男のもとに。。

不憫と言えば不憫だが、
やりたいことをひたすらやり倒した男。

マーラーと同時代にウィーンに生きた人々が羨ましい。


なんともミエミエで
あくまでゴタゴタで
いつでもコテコテで
冷静に考えればあまりに恥ずかしい卒業文集のような
そんな中二病の権化のようなマーラーが
愛おしくてしょうがないのです。



◆おまけ
作品紹介で、2番と8番をすっ飛ばしている。
アマゾンのレビュー見ると、
さすがに批判してる人はいるみたい。
でもね、
いくらグスタフさんの作品であれ2番と8番に限っては全く好きになれないので
個人的にはアリです。アリ。
むしろ著者への共感が加速度的に深まった件。

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