映画「蝉しぐれ」~双務的純愛と片務的純愛

2007年08月27日 23時41分54秒 | 巻二 起居注
一青窈さんの「かざぐるま」が
イメージソング。
そんなご縁で、
先日の地上波放送を録画し観た。

藤沢周平の作品について語るべきことは持ち合わせてないし、
映画一般についてもあれこれ言うほど感性が豊かではない。
だから、
知ったかで偉そうなことを言わないことにする。

推測だけど、
原作を結構カットしているんではないかな。
メインの二人の「因縁」深さが
あまり伝わってこなかったので。
いかんいかん、知ったかイクナイ(笑)

---------- キリトリ -----------

純愛ってなんでしょうね。
ここからは、映画の本筋とはほとんど関係ありません。

相思相愛の一途な愛情は
たとえ成就されなくても
純愛という美しき形容で呼ばれます。

片想片愛の一途な愛情は
たとえそれが素朴な感情に端を発したものであっても、
つまりプラトニックな情念であっても
間違っても純愛などとは呼ばれないでしょう。

ましてや、
その感情が行き着くところまで行き着いて暴発して
文字通り拳銃で射殺してしまったり
ストーカー行為など呼ばれる行動に出てしまったり。

どんなに足掻いても
片想片愛である限り、
お先は真っ暗アンハッピーエンドであると、
でもまあ
そんなことを言っては身も蓋もないと思いつつ。

世の中には
純愛以上に純愛なのに
決して純愛とは呼ばれないモノがあるのかも知れません。


蓋し、名言なりや!


なに言ってんだろか。

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