一応、他者のレビューを一切見ないで書きます。
こんな話題本を今さら臆面もなく読むのが凄いでしょ。
非常に示唆に富んだ書であった。
本来なら、ブックオフで買っていいような本ではない(笑)
我々の身体は、分子レベルにおいて常に流動しているらしい。
1年会わなくても「お変わりありませんね」との言葉が交わされるが、
とんでもない、
我々は完全に別の構成要素に入れ替わっているのだ、と。
この身体は、実体を持った個体ではなく、
常に「高速で入れ替わっている」、
「たまたまそこに密度が高まっている分子のゆるい「淀み」」。だと!
---------- キリトリ -----------
なぜ生命体はこの大きさなのか?
原子があんなにも極小なのに、我々はこのサイズなのか?
気まぐれな微粒子の誤差を薄めさせる…
すなわち生命体の秩序維持のためだった!
---------- キリトリ -----------
…てな感じに、驚きの連続である。
表層的な意味でのオドロキにとどまらず、
詩的感覚が刺激される、そんな感覚だ。
たかが新書の「あとがき」で泣けそうになったのは初めてだわ。
---------- キリトリ -----------
「ノックアウトマウス」結末の件(くだり)は心底感嘆した。
「狂牛病」の話もなるほど納得した。膝を打った(打ってねぇけど)。
「動的平衡」、意味は完全に理解していないけど、
まさに我々生命体はダイナミックに動き続けているのだな。
---------- キリトリ -----------
理系とか文系のカテゴライズになんの意味も無いと知る。
著者はそのキャリアから言ってバリバリの理系な筈だが、
この文章能力は一体なんなのだろうか。
下手な文筆本業家よりよっぽど文学的示唆?に富み、詩的。
俺のようなゴミカスのような阿呆が言うのもなんだが、
こうした途方もない才能に嫉妬を覚えるのも心地よいものである。
ごちそうさまでした。
こんな話題本を今さら臆面もなく読むのが凄いでしょ。
生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)福岡 伸一講談社このアイテムの詳細を見る |
非常に示唆に富んだ書であった。
本来なら、ブックオフで買っていいような本ではない(笑)
我々の身体は、分子レベルにおいて常に流動しているらしい。
1年会わなくても「お変わりありませんね」との言葉が交わされるが、
とんでもない、
我々は完全に別の構成要素に入れ替わっているのだ、と。
この身体は、実体を持った個体ではなく、
常に「高速で入れ替わっている」、
「たまたまそこに密度が高まっている分子のゆるい「淀み」」。だと!
---------- キリトリ -----------
なぜ生命体はこの大きさなのか?
原子があんなにも極小なのに、我々はこのサイズなのか?
気まぐれな微粒子の誤差を薄めさせる…
すなわち生命体の秩序維持のためだった!
---------- キリトリ -----------
…てな感じに、驚きの連続である。
表層的な意味でのオドロキにとどまらず、
詩的感覚が刺激される、そんな感覚だ。
たかが新書の「あとがき」で泣けそうになったのは初めてだわ。
---------- キリトリ -----------
「ノックアウトマウス」結末の件(くだり)は心底感嘆した。
「狂牛病」の話もなるほど納得した。膝を打った(打ってねぇけど)。
「動的平衡」、意味は完全に理解していないけど、
まさに我々生命体はダイナミックに動き続けているのだな。
---------- キリトリ -----------
理系とか文系のカテゴライズになんの意味も無いと知る。
著者はそのキャリアから言ってバリバリの理系な筈だが、
この文章能力は一体なんなのだろうか。
下手な文筆本業家よりよっぽど文学的示唆?に富み、詩的。
俺のようなゴミカスのような阿呆が言うのもなんだが、
こうした途方もない才能に嫉妬を覚えるのも心地よいものである。
ごちそうさまでした。
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