この「媚び」はクセになる(試論★私立恵比寿中学)

2013年02月12日 00時00分00秒 | 巻二十二 私立恵比寿中学
「仮契約のシンデレラ」のMVを繰り返し観ていた。
連休明けのくそくらえな日々から一瞬でも逃避する。まあ常に逃避しまくりだけどね。

なっちゃん演じる「王子様」は、
デスクに足を投げ出したりとか
いかにもガラの悪い成金野郎または出来の悪い御曹司で、
もちろんなっちゃんが悪い訳ではないんだけど、
こんな王子様なら人生の堅実性からいって俺の方が優位だぞ、とw

そんな下らんことを考えていた。


もう、この上ないほどの「媚び」曲である。
私だけを見て。私と契約して。同情するなら姫にして!
ここまで媚び媚びだともう100%清々しい。

12時(実際は零時かと思うが)という時間切れの前に、
なんとかして王子様を振り向かせようと、涙ぐましいまでの訴え。

刹那的に輝くことを特権的に許された「若さ」を生きる少女たちの隠喩。
そのようにも解釈できる。

女性アイドルの賞味期限は短い。
SMAPのような例はいまだに無いだろう。
まして、最上級の輝きをみせるのは
たぶん2,3年の一瞬ではないだろうか。

そう、少女たちに与えられた持ち時間は決して長くないのだ。
(アイドルを卒業して女優・タレント業などに転身というのはまた別の物語)

だから、時間切れになる前に
一番輝いている自分たちを見て欲しい。
直接的な表現で言えば、ファンになって欲しい。
ファンタジー要素を除外して言えば、CDをどんどん買ってお金を落として欲しい。
そいえば、エビ中はそんな金銭的欲望まで歌ってたな。「売れたいエモーション!」。

私立恵比寿中学は、
アイドルの常道に洩れず、ファンタジーである。
しかし、単にファンタジーのみならず。
自分たちを知って欲しい、好きになって欲しい、という
ガツガツの欲望を一切隠そうとしない。


誤解を恐れずに言えば、エビ中にとってセカイやミライは二の次なのだ。
あくまで自身の得ることのできる範囲内での最大幸福が至上。
売り出し方の違いという意味で、姉貴分のももクロとはここが完全に違う。

(だから優劣の問題ではないっ)

そして俺は最近、
そんなエビ中の等身大のはしゃぎっぷりを見るにつけ
この上ない幸福を感じずにはいられない。

目下の悩みはみんな魅力的で
とてもじゃないが特定の推しという立場を取れないことw

瑞季、裕乃、ぁぃぁぃという自分的トップ3はもちろん、
最初は正直?だと思ったメンバーだってじゅうぶん魅力的なことがわかってきた。

もちろん絞るつもりもないけど。

仮契約のシンデレラ
クリエーター情報なし
DefSTAR RECORDS
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