覇王の馬券密議

中央競馬の壮大な演出劇の真実・・・ターフ裏の怪人が饒舌に説き聴かせる回顧と予想

心ふるえる

2005年12月26日 14時05分52秒 | Weblog
 正直に申し上げる。



 ディープインパクトのDIとは、ギリシャ語で2を意味し、この馬の戦跡の総覧から、この馬の連対する際の相手は、この馬の隣の隣までであることを申し上げた。それは馬番もまた枠もである。弥生賞のディープ大外10番にアドマイヤジャパンの最内1番は実は隣である。



 シックスセンスとの皐月賞5-7 神戸新聞杯6-8 が枠で隣の隣である。



 DI=2 とはそのようなことを指す。それで、もし有馬で、ディープが3枠なら 1-3 2-3 3-3 3-4 3-5 のなかに正解があると信じ、私はこの5点を先ず買った。が、私の勝負馬券は申し上げた、戦後60年から 3-4 6番8番 3-3 だった。



 「優駿」1月号の、表紙また有馬ページのキャッチ 心ふるえる瞬間がやってくる とは、ハーツクライのことであった。



 尊敬する友人からは、戦後60年ゆえ、6番10番だったとか、クリスマスでベネディクト16世だったなどと言う見解を頂いた。8月6日広島への原爆投下の日付を、8番ボンバー 6番衝撃 で表わしていたことは間違いない。これは競馬会の意図で、問題はこれが正解かどうかだった。



 そして、優駿表紙同様、22ページの増沢さんの手を挙げた姿は、5枠6番の社台の勝負服でハーツと6番、隣のオグリ豊と3歳三冠馬のルドルフで、ディープの示唆。10番→6番を買えなかったものである。この6番の単に込められた恨み、お正月また来年の大レースにて、競馬会は晴らしてくれよう。



 私はこのところ、ある1レースに、それ以外はどうでもよいから夢中になる、と言うことが無い。これも通過点である。が、このリトルボーイ、私すら虜になっていたのである。このような苦みも味あわされることを承知で、出陣する、豊 また池江先生、この心中を察し、愛惜の思いを忘れまい。
 日本の競馬は一面恐ろしい。が、概ね今年も良い競馬だった。素晴らしかった。が、そのようなこと、長閑でしかない。

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