立川志の助さんの落語、国立文楽劇場で5月24日夜の部行きました
一席目は今の世の中おかしい事だらけ…
たとえばタバコ吸う人が邪魔者扱いされる。
東京はどこもここもダメ。
道路、公共の施設、タクシーもダメ。ほとんどすべて…。
大きなきんぎょばちの中に入らないと吸えない。
ここなら大丈夫やろうと思い、ケイタイの灰皿持ってホテルの屋上で吸うてると警備が来てここもダメ。
「今日これで何人目や」とニコニコはなしてるの聞くと腹が立つ。お仕事でしょうけれどね。
しかし、大阪のタクシーの運転手は、「どうぞ、どうぞ。」言ってくれる。ホッとしましたょ。
ここ最近の没そうな新聞の空き巣の記事で、何々のようなものでと書いてある。ぼやかして書く、はっきりかけばいいのに書かない。(たとえば、カギをバアナーようなものであけて入る)バアナーと書けばいいのにね。
すべてがすべて、ようなで書けない事もありで、えらいことになるおそれがあると、大爆笑、笑いこけました。大爆笑。(メカケのようでメカケでない)
2席目は一席目とからめてやりはりました。
語り口がなめらかで、間のとりかたが抜群で、品ありき、聞いてて、引き込まれました。
もののみごとに、おお太刀まわり、迫力満点。60分間アッという間にすぎました。
お題がわかりません。(プログラムを無くして…)
あるおおだなのお守りに、碁の相手にきていた落ちぶれた武士が出入していた折、50両のお金がなくなり、番頭があの人が怪しいと疑ったばかりえらいことになりました。
御主人と番頭は、信用が無くなってはと、大騒ぎ。
番頭は武士の家に行き、これを収めるためには「自分の、首とって」と言い切ってしまった。
しかし、武士の娘は犠牲になってもいいと50両を工面し番頭に戻したんです。
後日主人が額の後ろに入れたのを思い出し、これはえらいことなったと気、ついたときは遅かりし…
番頭と主人は覚悟して首と腹くぐり侘びに行く。
疑われた武士は大きなもの無くし腹に据えかねると息巻くが、そこは人間の出来衣冠により、刀は抜いたが的を外し、首切らずして万事無事に事が治まったといったはなしでした。「疑ったり決め付けたりしたらアカンって事。」
ちりとてちん(NHKの朝ドラ)で火がついて今や落語ブームです。天満の繁盛亭も満員らしいですね。
勤め帰りひと多くギリギリでアッと言う間に客席埋まりました。753席、丁度御めでたい数ですて、知らなかった。
昼と夜、1日限り。
1部が志の助さんのお弟子さん一人15分。
後、志の助さん40分。
2部は綺麗なおねえさんの三味線弾きながらよもやま話15分。
志の助さん落語60分。
テレビで見るより若くて感じいい方でした。