ちょうど今年のゴールデンウィークに旅行の計画を持っておられる方もおられると思います。そういう方を含めて、旅に出る予定のある方への提案が今回の内容です。
少しキザな言い方をするならば、”旅は思い立った時からすでに始まっている”のです。
旅に出る事を決めて、訪問先を決めたあと、皆さんは何をするのでしょうか。最近はやりの”情報収集”でしょうか。おすすめの宿やレストランを調べ、過去訪問した人のブ . . . 本文を読む
前回は旅の価値はどんな時間を過ごしたかで決まるという記事を書きました。
今回は価値ある時間の過ごし方について触れてみたいと思います。
旅をして、非日常の中に身を置いてみる事のすばらしさは、一つには自分の固定された価値観を一度取り払ってみる機会を得る事です。その結果、新しいものの見方をできるようになる事もあります。
例えば、スーパーカブで旅するタイ北部で私自身も実感し、参加された方から . . . 本文を読む
旅の価値
"禅とオートバイ修理技術"のパーシグがクオリティを客観的に計測しようとしたように、私も時折、旅のクオリティを計測することを考えます。そしてその問いは時にパーシグを狂気に駆り立ててパイドロスに変貌させたほどではないにしても、手が届きそうで届かない答えに対するもどかしさに苛立ちを覚える事もあります。
旅行の企画や手配に携わって、何とか利益を上げようとしている努力についてはそれほど . . . 本文を読む
私がまだ小学生にすらなっていない頃の話なのでここを読んでいる人の多くがまだ生まれていない位遠い昔の出来事。
その頃、両親が共働きだった私の家では幼稚園から帰って来る私の面倒を見てくれる人は専ら母方の祖母でした。
当然ですが、インターネットもテレビゲームも携帯電話もこの世の中にまだ存在しない時代の事ですから母親が仕事から帰ってくるまで祖母と時間をつぶすのはたいていは家のちょっとした掃除をす . . . 本文を読む
私がとある旅行会社の新入社員だった頃の事でした。
その旅行会社は格安航空券や個人手配旅行では結構がんばっていた旅行会社として人気のあった組織だっただけあって、手配依頼には一癖も二癖もある依頼が多かった..のかもしれません。働いている人たちも少しぶっ飛んだ人ばかりでとても良い経験をさせてもらったと同時に今でもとても愛着がある組織なのです。
毎日の寄せられる問い合わせや手配依頼は当時はイン . . . 本文を読む
旅先での情報収集についてはインターネットの普及によっていつの間にかあまり重要視されなくなってきているようですが、インターネット上の情報が数か月前あるいは数年前の情報である事がほとんどである点を考えると、まだまだ現地での情報収集をおろそかにすべきではないと思います。
コミュニケーションを面倒がらなければ現地での情報収集はインターネットで何時間もかけて集めたと同じ情報をあっという間に手に入れる事 . . . 本文を読む
旅するときに何かと増えてしまう荷物。バイクでの旅の場合でも最近は積載する技術や装備が進歩した分、荷物を沢山積んでいる人を見かけます。人によっては荷物をたくさん積むことが何かアイデンティティの主張になっているのかもしれないので、その場合は良しとしましょう。
バイクに荷物を積めば積むほど走ることが楽しめなくなるのはライダーなら大抵知っている事だと思います。私は旅についても同じだと思います。荷物が . . . 本文を読む
旅していると自分の思い通りにいかない事は毎日発生します。もしかすると入念に下調べしたうえで緻密な計画を立ててその通り行動すれば思い通りにいったと勘違いすることはできますが、それは計画通りいっただけの事であって、思い通りにいったというのとは少し違います。
スーパーカブで旅するタイ北部の場合、もはや10年ほど続いている企画なので毎度訪れる宿や屋台もある程度の目星がついているのですが、それでも今ま . . . 本文を読む
見知らぬ国、見知らぬ街で食と住を確保することは経験を積んでいても毎度自分にとってチャレンジとなります。
宿泊については基本的に旅行者を相手にしている職業ですから、見つけさえすればなんとでもなる可能性が高いのですが、食の方はお店の側も外国人が訪れる事を想定していない場合も多いのです。
ガイドブックに書かれた”おすすめレストラン”を口コミを信用して巡る旅なら問題ないのですがスーパーカブで . . . 本文を読む
1か所に滞在する旅の場合を除いて、荷物は必ず行動の障害になってきます。前回触れたようにバッグの形態一つで行動が規制されてしまう事もありますし、荷物が多ければ乗り物も選ばなければなりません。
そして、荷物が旅先での行動に制約をもたらすもう1つの側面は”荷造り”です。
宿でバッグから必要な荷物を取り出したら、出かける際にはまたパッキングしなおさなければなりません。場合によっては移動中にバッグ . . . 本文を読む