その時、私はグァテマラシティで最後の滞在日を持て余していました。特にやる事がない時はやはりメルカド(市場)へ行くのが恒例なのですが、メルカドへ行ってみようかと外に出て、通りかかったソカロ(広場)が随分と盛り上がっておりました。旅行中で曜日の感覚が希薄になっていたのですが、どうやら本日休日。ソカロには所狭しと露店商が店を広げていて、メルカドへ行くより面白そうです。
売られているものはほとんど日用雑貨。帽子やシャツなどが売られています。露店の合間を縫うように彷徨いながらブラブラと歩いていくと、ある一角に沢山の人だかりができています。そこを覗いてみると掲示用のパネルなどを持ち込んでかなり大規模な商品説明が行われています。丁度商品説明が一旦終了したところのようなので、掲示板に掲示されている写真などを眺めてみると、どうやら毒蛇の被害についての写真や説明で、毒蛇に噛まれた被害者の写真や、1年間に被害にあう人数などを表したものと思われる数字データなどが展示されているのです。
商品説明が始まるのを待つ人々が多数押しかけている事から、なかなか注目の商品のようなので、私も人々にまぎれて商品説明を見てみることにしました。
しばらくすると数人の人間がやってきて、そのうち一人がハンドマイクを手にしました。そこで重大な問題にきがつきました。私はスペイン語がほとんど理解できないので、ハンドマイクで成される説明がわかりません。ただ、身振り手振りを見ていると、先ほど見てきた展示物の写真や数値を指差しながら語られているので、おそらく”グァテマラでは毎年○○人の人間が毒蛇の被害にあい、毒蛇の毒はとても恐ろしい損害を人体にもたらすのです。”とか、そういった内容と思えました。そういった説明が一段落したところで、助手の一人が麻袋を語り手の前に運んできました。ハンドマイクを片手に、もう一方の手で麻袋の口を開けてその中から語り手が取り出したのは2メートルを超得ていると思える大きな蛇でした。
蛇はソカロの石畳の上に出されて周囲を取り巻く人々に怯えたのか、逃げ口を探して右往左往しています。蛇が顔を向けた方に座っていた見物人は、そちらも怯えて右往左往。ちょっとした隙間を見つけて逃げようとする蛇を語り手は時々尻尾を捕まえて上手く手元に置き続けます。その間もハンドマイクでの説明は続きますが、いったい何のことだかさっぱり判りません。第一、毒蛇と思えるその蛇の動きが気になって気もそぞろです。
私はここまで大規模な説明の後に来るのは蛇に噛まれたときの特効薬か、あるいは蛇に噛まれたときの応急処置の方法を政府機関が行っているのかいずれかであろうとおもいました。
麻袋から取り出した蛇で散々見物人を恐怖に陥れたあと、語り手は蛇を麻袋に戻しました。いよいよ本日の結論が述べられる時が来たようです。助手が段ボール箱を語り手のところへ運んでいきました。
どんな画期的なものが段ボール箱から取り出されるのかと眺めていると、そこから出てきたのは”固形石鹸”でありました。
それまで理解できないスペイン語を何とか周囲の状況から推理して、そこで語られるストーリーを理解しようとしていた私の頭脳は固形石鹸の登場で飛躍的な推理を要求されました。見物人の何人かはお金を持って語り手のところへ向かい、その固形石鹸らしきものを手にしています。私も近寄って、一応手に取ってみましたが、やはり間違いなく固形石鹸だったのでした。
この石鹸を使っていれば蛇が寄り付かないのか、この石鹸には毒蛇エキスが使われているのか。
スペイン語が出来ない自分が非常に残念に思えた出来事でした。
売られているものはほとんど日用雑貨。帽子やシャツなどが売られています。露店の合間を縫うように彷徨いながらブラブラと歩いていくと、ある一角に沢山の人だかりができています。そこを覗いてみると掲示用のパネルなどを持ち込んでかなり大規模な商品説明が行われています。丁度商品説明が一旦終了したところのようなので、掲示板に掲示されている写真などを眺めてみると、どうやら毒蛇の被害についての写真や説明で、毒蛇に噛まれた被害者の写真や、1年間に被害にあう人数などを表したものと思われる数字データなどが展示されているのです。
商品説明が始まるのを待つ人々が多数押しかけている事から、なかなか注目の商品のようなので、私も人々にまぎれて商品説明を見てみることにしました。
しばらくすると数人の人間がやってきて、そのうち一人がハンドマイクを手にしました。そこで重大な問題にきがつきました。私はスペイン語がほとんど理解できないので、ハンドマイクで成される説明がわかりません。ただ、身振り手振りを見ていると、先ほど見てきた展示物の写真や数値を指差しながら語られているので、おそらく”グァテマラでは毎年○○人の人間が毒蛇の被害にあい、毒蛇の毒はとても恐ろしい損害を人体にもたらすのです。”とか、そういった内容と思えました。そういった説明が一段落したところで、助手の一人が麻袋を語り手の前に運んできました。ハンドマイクを片手に、もう一方の手で麻袋の口を開けてその中から語り手が取り出したのは2メートルを超得ていると思える大きな蛇でした。
蛇はソカロの石畳の上に出されて周囲を取り巻く人々に怯えたのか、逃げ口を探して右往左往しています。蛇が顔を向けた方に座っていた見物人は、そちらも怯えて右往左往。ちょっとした隙間を見つけて逃げようとする蛇を語り手は時々尻尾を捕まえて上手く手元に置き続けます。その間もハンドマイクでの説明は続きますが、いったい何のことだかさっぱり判りません。第一、毒蛇と思えるその蛇の動きが気になって気もそぞろです。
私はここまで大規模な説明の後に来るのは蛇に噛まれたときの特効薬か、あるいは蛇に噛まれたときの応急処置の方法を政府機関が行っているのかいずれかであろうとおもいました。
麻袋から取り出した蛇で散々見物人を恐怖に陥れたあと、語り手は蛇を麻袋に戻しました。いよいよ本日の結論が述べられる時が来たようです。助手が段ボール箱を語り手のところへ運んでいきました。
どんな画期的なものが段ボール箱から取り出されるのかと眺めていると、そこから出てきたのは”固形石鹸”でありました。
それまで理解できないスペイン語を何とか周囲の状況から推理して、そこで語られるストーリーを理解しようとしていた私の頭脳は固形石鹸の登場で飛躍的な推理を要求されました。見物人の何人かはお金を持って語り手のところへ向かい、その固形石鹸らしきものを手にしています。私も近寄って、一応手に取ってみましたが、やはり間違いなく固形石鹸だったのでした。
この石鹸を使っていれば蛇が寄り付かないのか、この石鹸には毒蛇エキスが使われているのか。
スペイン語が出来ない自分が非常に残念に思えた出来事でした。
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