旅のウンチク

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貴重品

2019年04月19日 | 旅のノウハウ
 ちょうどこれからゴールデンウィークに向けて海外へ出かける方もおられると思います。それ以外にもこれから海外へ出かける方向けの貴重品の取り扱いについてのノウハウをご紹介しておきます。

 このテーマは過去にも扱ったことがあるのですが、更新版と思っていただければよいかと思います。

 信頼できるホテルに滞在して旅行をするのであれば、いっそのことフロントで預けてしまうという手もあります。安宿でも場合によっては金庫を使わせてくれることもありますし、それを信用できるかどうかを見極めて、自分の手から放してしまうのも一つの手。

 ただ、毎日移動を重ねるような旅の場合はわざわざ貴重品を預けているのも面倒だったり、あるいは信用して預けられる状況にないことも多いと思います。

 基本的に貴重品は肌身離さずという事になるのですが、その前に貴重品とは何かを整理して考える必要があります。

 定番の貴重品の持ち歩き方に”ウエストポーチ”があります。小型のウエストポーチに財布やコンパクトカメラなど全て入れて持ち歩くという手です。

 この方法は手軽である程度実践的なのですが、いくつか欠点があって、まず第一に見た目いかにも観光客っぽいし、そこに貴重品が入っていることがみえみえだという点、それから、ウエストポーチを盗まれたら万事休すだという点があります。

 ここで先ほど挙げた、”貴重品とは何か”という事になります。当然、お金は貴重品に入るのですが、”大金全額”でなければあまり”困る”程ではありません。

 たとえば、スーパーカブで旅するタイ北部に同行する際、私はポケットに300バーツを目安にお札を入れています。大体ガソリン代で毎日100バーツ、食事に150バーツくらい使うイメージで、宿代分が足りなくなるのですが、それらの”大金”は別にして、貴重品として厳重保管するようにしています。つまり、毎日使う、食事代などは”最悪取られてもいいか”というポジションです。

 毎朝、出発前に貴重品入れからその日使いそうな分のお金をポケットに補充するわけです。

 同じお金でも、今日使うお金と、今後の旅で使うお金は分けておくべきでしょう。これらを一緒にしてしまうと、取られた時のダメージも大きいです。また、過去の経験では、政情の悪い国の国境や検問などで不測の”手数料”を要求された際など、”手持ちのお金を全部見せろ”となる場合があって、その時の対策としてもお金を分けておくのは好都合。

 同じこれらをウエストポーチにまとめて入れてしまうと、食事代を払う時に中身を落としてしまったり、あるいは中身を周囲の人に見られてその後犯罪に巻き込まれるなどの可能性が発生します。だから別にしておくべきなのです。

 旅行中、頻繁に取り出すことはないのだけれど、なくしてしまうと面倒な事になるのがこの”今後用のお金”、パスポート、それから場合によっては国際免許証でしょう。私はこれら3点を貴重品入れに入れています。
 
 今回のテーマの一番の中心はこの話。その日に使うお金とそれ以外は完全に分離すべきだという事です。あとは、”その日は使わない貴重品”の身に着け方。

 貴重品入れ自体はやはり目立たないに越したことがありません。できれば衣類の下に入れられるものが安心です。



 写真は私が使っている貴重品入れ。ネックウォレットとも呼びますが、これも定番の貴重品入れです。私が使っている物はストラップがロープで、長さが絞れるようになっています。空港など、何度も書類を出し入れするところでは首から下げて、それ以外の時はポーチを背中側でズボンに刺して、ストラップで腰の周りに固定しています。

 この使い方は信頼性が高いと思いますが、暑い国だと汗をかいて書類が全て濡れてしまうという欠点があります。私は雨対策も兼ねて全てジッパーバッグに入れています。



 最近、”これ使えそうだな”と思いついたのがこれ。
 ランニングするときに時々使っているウエストポーチ。本来はスマートフォンや音楽プレイヤーを入れるものですが、ちょうど良さそうなので今後これに変えようかと思ったのですが残念。サイズが少し小さくて、国際免許証は入りませんでした。適当なサイズのものがあればこういうのも良いと思います。

 これから出発される皆さん、気をつけて。楽しんできてくださいね。

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2019年3月のスーパーカブで旅するタイ北部の模様を動画で公開しています。

https://youtu.be/ZVdfsPb6cCE


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