先日のあそびの達人教室でのこと
その日のテーマはアートの達人「陶芸」。
いつもお世話になっている先生に来ていただいて、陶芸を教えてもらう。
普段、ワイワイガヤガヤとやかましい子ども達。
私が進行する時には、「俺の話を聞いてくれ!」「私のことを見て!」と言わんばかりにおしゃべりをぶつけてくるのですが、、、(それはそれでいいことです)
先生が土の塊を手に取り、こね始めると
子ども達の視線が一気に先生の手元へ集まります。
2回、3回手の中でこねられた土は、簡単に細長い棒になり、
ロクロの上で回された土は、美しい円となり、
見る見るうちに、コップと変身していきました。
その間、子ども達は一言も話すことなく、先生の手から生まれてくる新しい土、いやその時には既に土でなく、作品の一部に、視線が吸い込まれていました。
単なる塊だった土が、先生の手を通すと、ほんの一瞬で、カタチとなって生まれ出てくる。そんな瞬間を何度も見ました。
子ども達も、その素晴らしい手に心奪われているようでした。
何年も土をこね、作品を生み出している「手」それは、やはり素晴らしい「手」でした。
作品が感動を伝えたりするものであれば、それを生み出す手もやはり感度を作り出すものなのかと思いました。
子ども達の心に伝えていく技術は、その手にあるものだと思いました。
私は、自然体験や体験学習を通じて、伝えようとしています。
先生の手のように、私の口や顔、手振り、身振りから感動を生み出すものでありたいと思います。
ちなみに、作品のできあがりは、1ヵ月後。
どんな風に焼きあがるか、楽しみです。
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