こんにちは。
今日は、川口市内で小学校の先生をしていた和澄先生からの投稿です。何回かに分けてお伝えします。
和澄先生からのメッセージ
毎日家の中で自習ばかりの生活は、もう飽きてきたのではないですか。
そこで、今しかできない事、今だからこそ出来る事をやってみませんか。そして、これは将来一人で生きる力にもなります。
それは “家事” です。
人が生きるには二つの力が必要です。
一つは経済力。働いてお金を手に入れる事です。これは大人にならないとできません。
二つ目は、身辺自立力です。自分の身の回りのことが出来る力のことです。たくさんありますが、その中に家事も含まれます。
家事は「衣」・「食」・「住」に分かれています。
普段は家族がやっていますね。例えば、洗濯や食事の用意、そうじなどです。自分がやっている事もあるかもしれません。でも、家にいる時間が長い今、これまでやったことのない家事にチャレンジしたり、これまでやっていた事をもうワンランク、アップさせてみませんか。
それでは、まずは「食」について・・・
「食」・・食べる事に関わる家事
①食べた後の食器を洗う
自分の分はいつもやっているかもしれません。今は家族の分も洗いましょう。台所用洗剤は使いすぎないように気をつけましょう。
②簡単な調理
自分や家族の好きなものを作ってみましょう。家族と一緒に作って、作り方を覚えます。そして、その数日後一人で作ってみましょう。材料をそろえ、あらって切ったりしてから火にかけます。味付けや食器にもりつけするのも大事です。
自分でやってみると、けっこう大変だと感じますが、家族が食べてくれたときのうれしさは大きいです。
(「衣」と「住」はまた書きます)
ここまで
自分で調理をした食べ物は、「食品ロス」として捨てられることが少ないという調査結果があります。調理のお手伝いは、食品ロス削減にもつながりエコですね。
わが家でもチャレンジしたいと思いましたが、息子は興味を持たないとなかなかその気になってくれません
う~ん。何かいい方法は・・・
新型コロナウィルスによる外出自粛で、家でピザを食べる家が増えているようで、わが家もスーパーから冷蔵されたものを買ってきて以前よりよく食べるようになりました。
そこで
「家でピザを作ってみよう!」(5&6年生「家庭科」)
ピザの作り方を色々調べていたら、ベターホームの「手づくりパンレシピ」にたどりつきました。これなら親子で作れそうです。(ちなみに・・・ベターホームのサイトでは、休校時の子どもたちのために「お留守番ごはんレシピ」も紹介されています )
さてさて、家にある材料を用意して、ボールでまぜまぜ・・・こねこね・・・
発酵して大きく膨らんだときには「わぁ!」と歓声があがりました。
(この日はしませんでしたが、気体が発生して・・・とお話すると「6年生理科」につながりますね)。
生地をのばし、トマトやチーズをのせてオーブンで焼くと・・・
美味しそうなピザの出来上がり~!
普段はあまり食に関心のない息子ですが(学校の給食では、いつも「今日も〇分で食べた~!」など短時間で食べたことを自慢しているくらいで もっと味わって食べて欲しい・・・)、
自分で作ったピザは格別のようでした
和澄先生が書いてくれたように、自分でお料理して食べると美味しいですし、家族も喜んでくれて嬉しいですね。
そして食べる時には、( ↓ちなみに・・・これは買ってきたピザです)
6等分して、
「6つに切ったうちの1つは?」
「・・・6分の1?」
「これ3つ食べたら?」
「6分の3」
「半分になるね。これは2分の1とおんなじだね」(3年生算数「わり算」)
・・・とにかく、算数の教科書を開いただけで「勉強だぁ~」という息子
ピザで算数の家庭学習にしました。きっと、後で算数の教科書を読んだときに、理解しやてもらいやすいかなと期待して・・・。
そうそう。
先日は、理科でお菓子づくりもしてみました。このお話はまた別の日に・・・(浅羽)
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