江戸川アリスの会では、今年3月に日本語学校を卒業する予定の留学生さんたちへの日本文化紹介イベントを2月13日(火)から2月29日(木)までの4日間で開催しました。
- 2月13日(火)日本文化紹介の第1日目は、日本語学校の留学生36名という大人数を迎えての実施でした。国別の内訳では、中国15名、ベトナム・モンゴル各6名、インドネシア・ネパール各3名、フィリピン・インド・ウズベキスタン各1名でした。冒頭の挨拶で、これから披露・体験していただくお茶の「着物」や落語の「羽織」、南京玉すだれの「法被(はっぴ)」など着る衣装で職業が推察出来ることなどを説明し、衣装にも注目してほしいと伝えました。イベント後は留学生から感謝の声多く聞かれました。
- 2月16日(金)の2日目は、留学生の国別内訳では、中国・モンゴル各5名、ベトナム3名、インドネシア・ミャンマー各2名、台湾・タイ各1名の19名が参加予定で出席は16名でした。春一番の強風や電車の遅延で10分ほど遅れてスタートしました。司会の挨拶に続くお茶の作法説明では担当の落ち着いた口調と分かり易いお手本で留学生も楽しくスムーズに体験することができました。落語では2回目とは感じさせないほどプロ顔負けの噺は留学生にも面白く伝わったようで、笑い声が聞こえていました。南京玉すだれではメンバーの人数がギリギリでしたが、がんばって盛り上げ楽しんでいただけました。
- 2月26日(月)の3日目は、35名という大勢の留学生へのお茶や落語、南京玉すだれの披露と体験を行いました。国別では、中国20名、インドとモンゴル各4名、インドネシア3名、ベトナム2名、アメリカと台湾各1名でした。今回は、人数も多いせいか、お茶の作法説明時にざわつきが多く聞かれ、余り興味がなさそうな留学生も見受けられました。それでも、江戸川アリスの会出席メンバーや音の会の皆さんの努力で、最終的には、感謝される会になりました。特にベトナム人会員は、経験が浅いにもかかわらず、お茶に南京玉すだれにと大活躍してくださいました。
- 2月29日(木)の4日目最終日。参加した留学生の国別は、中国13名、ベトナム3名、台湾・モンゴル各1名の18名でした。日本語学校側の説明でも、ほとんどの留学生が、大学(横浜国立大学・長崎大学等)に進学するレベルの高さだという事でした。実際、担当の努力もありましたが、落語を聞いて笑いが起こっていました。兎にも角にも、全4回のイベントを無事に成功裏に幕を下ろすことができ、大いなる達成感と満足感に浸りました。