中野笑理子のブログ

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

大人のドラマ

2017年04月07日 | 日記
テレビといえば見るのはニュースと連続テレビ小説ぐらいで、それもドラマの方は見ているうちに何だかなぁと思うことも多く、最後の方は惰性で見ていた感もありましたが、久々に面白そうなドラマに出会いました。
お昼の連続ドラマ「やすらぎの郷」であります。
第1・2話を見逃し、3話から見始めましたが、放送時間20分の間に石坂浩二演じる主人公、かつての人気シナリオライター菊村栄が煙草を吸う場面の多いこと!
スポンサーの意向か世間にはびこる嫌煙思想からか、ドラマや映画から喫煙シーンが無くなってしまった今、それだけで見ごたえがありそうな気がしました。

喫煙をたしなめる自分の息子に向かって、「俺は煙草を吸つて脚本を書くことができて、お前を育てたんだぞ!」と腹立たしげに叫ぶ菊村。
認知症なった元女優の妻を亡くし、息子の嫁に1度は譲ると言った亡き妻の遺した着物を、庭で着物の上に火の点いた煙草を放り投げ燃やしてしまいます。
隣の主婦から「菊村さ~ん、庭で焚き火は禁じられてますよ~」という声を聞きながら苦々しい顔で燃える亡き妻の着物を見つめる菊村。

もうね、夜のゴールデンタイムに放送しているぴらっぴらのトレンディドラマそこのけですよ。
子供の頃、半分訳もわからず見ていた「木下恵介劇場」や、再放送を見て涙していた「花登筐シリーズ」を思い出します。
テレビドラマが楽しみになるなんて何年ぶりだろう。
帰って録画を見ていますが、夕刊の他に夜の楽しみが増えました。
コメント