かれこれ１時間以上

朝は猛烈に機嫌が悪く、起きて着替えて朝ごはんを食べるのもやっとこさ、といった母ですが、デイサービスから戻るとケロリとしていて夜は比較的穏やか。
そのため最近帰宅時間が一定するようになり、毎日判で押したように靴下ちゃんが待っていてくれるようになりました。

今日も今日とて、いつものベンチに座って待っていてくれました。
金カップまぐろをペロリと平らげた後はゴロリと横になり、マッサージを催促します。
いつもは30分程でもういい、とばかりにピョンとベンチから降りて夜のパトロールへ行ってしまいますが、なぜだか今夜は甘えん坊。
マッサージを始めてもうすぐ1時間が過ぎようとしているのに、グルグルと喉を鳴らしながらゴロンゴロンと何度も寝返りをうって一向にパトロールへ出かける気配がありません。

あのね、おばちゃんちょっと腕が疲れてきたような気がするの。
お昼から何も食べてないからお腹もペコペコなんですけど。
そんなことを話しかけても、どこ吹く風の靴下ちゃん。
とうとうこちらが音をあげて、今日はこれでおしまいとお尻をポンポンと優しく叩くと、首だけこちらへ向けてニギャア～とこわい顔。

明日は休みだし、まぁいいかとマッサージを続けていましたが、マッサージをしていない片腕を枕にスヤスヤと気持ち良さげに眠りかけたのを見て、寝るならいっそ家においでよ～と口説きましたが、それは別、とばかりに素っ気なくベンチを降りてしまいました。
パトロールへ出るのかと思いきや、少し離れた所に座って夜の闇をじっと見つめる靴下ちゃん。
人間には見えない何かが見えているのでしょうか。

おばちゃんもう帰るよ～。
知らない、プンスカプンプン！