中野笑理子のブログ

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現金その場かぎり

2017年11月10日 | 日記
昼休み、会社から一番近くの定食屋でご飯を食べての帰り道、釣り銭を小銭入れに入れようとしてアチャッ!
600円のお弁当を食べ、1000円札を出しました。なのに手のひらの中のお釣が300円。
レジでお釣りを受け取った時に確認すれば良かったのですが、店のおばちゃんに話しかけられて返事をして、そのままご馳走さま~と店を出てしまったのでした。
引き返して言いに行こうかとも思いましたが、これはその場で確認しなかった私に落ち度がある。
現金その場かぎり、とはよく言ったものだと変な納得をしながら、己のうっかり加減を反省しました。
100円は授業料として高いのか安いのかわかりませんが、べらぼうに高い授業料を払った人がいます。

4月に赴任してきた部長さん、東京出張でお得意様への接待で焼肉店へ行った時に、支払時に78000円と言われ1万円札を8枚出して「お釣はエエわ」と言ったそうです。
かなりお酒も入っており、外国人のお店の女の子も可愛くて、つい気が大きくなっていたかもしれない、とは本人の弁。
翌日、大阪へ帰ってきて出張精算をすべく昨日の領収証を出して真っ青になりました。
領収証に書かれていた金額は28000円。
すぐにお店へ電話すると昨日の外国人の女の子が出て、部長のこともちゃんと覚えてくれていたそうです。
あぁ助かったと思った次の瞬間、お金は3万円頂きました、という返事。
イヤ、俺8万円渡したよね?
いいえ、3万円です。
エエ~ッ、ちょっと上の人に代わってくれへん?
もう一度最初から懸命に説明しましたが、レジ締めの時もちゃんと合ってました、と言われたそうです。
イヤ、俺8万円渡したったてば!
部長の声は叫び声に変わっていました。

結局5万円は当然ですが、部長の負担になりました。
周りの社員達からはアホだの、女の子に鼻の下を伸ばしてるからだの、散々に言われて泣きそうな顔で精算伝票を書く部長。
部長曰く、絶対あの店全員グルや!
もう東京の焼肉屋には二度と行かん!

現金その場かぎり。
普通にその場で確認すれば、何の問題もないのに、なぜ人はこんな失敗をしてしまうのでしょうか。
お酒が入っていたから?
いやいや、私の場合は飲んでませんよ。
なるほど、これが気の緩みというものなのか。
そして、深く深く肝に銘ずるのでありました。
現金その場かぎり。