神戸のメリケンパークに世界一のクリスマスツリーを、ということで樹齢150年のアスナロの樹が掘り起こされて富山から神戸まで船で運ばれて来た、というニュースを前に見たのですが。
その時にちょっとした疑問というか、違和感を感じたのです。
すると数日前から疑問の声が新聞の投稿欄などに掲載され始めまして、ああやっぱり、と思いました。
メリケンパークに植樹してこれからはずっと神戸で生きてゆくのかと思いきや、このツリーはクリスマスの間だけで、クリスマスイベントの後については今のところ未定となっているというのです。
そこへ神戸の通販会社がこの樹を加工したバングルの発売を発表しまして、あっという間にこのアスナロの樹をめぐって騒然となってきました。
「めざせ! 世界一のクリスマスツリープロジェクト」と銘打たれたこの企画は、プラントハンターなる方がプロデュースしており、その方のプロジェクトにかける想いというのを読んでみますと「茶室に一輪の花を届けることも、巨大な木を運ぶことも、本質的には変わらない」とあり、そこにも疑問を感じざるをえないのです。
どちらも人間の勝手な都合でその生命を翻弄されているという点では同じだと思いますが、一輪の花と樹齢150年の樹はやはり違うと思うのです。
花はたとえ手折られてもまた季節がめぐれば咲くことができるけれど、樹齢150年の樹はもし伐採してしまえば同じようになるまで当たり前ですが150年かかるのです。
きっとこのプロジェクト、検討段階で反対派の人もいたと思いますが、大きな声で反対出来なくてあれよあれよという間に進んでいったのではないかと思うのです。
今の世情なのでしょうか、震災の時の絆とか1億総活躍とか寄り添うとか、聞こえの良い言葉やイメージだけが先行して実践が伴わないどころか、実際は以前よりひどいことになってしまうような、そんな悲惨な結末にだけはなって欲しくないな、と思わずにはいられないのでありました。
その時にちょっとした疑問というか、違和感を感じたのです。
すると数日前から疑問の声が新聞の投稿欄などに掲載され始めまして、ああやっぱり、と思いました。
メリケンパークに植樹してこれからはずっと神戸で生きてゆくのかと思いきや、このツリーはクリスマスの間だけで、クリスマスイベントの後については今のところ未定となっているというのです。
そこへ神戸の通販会社がこの樹を加工したバングルの発売を発表しまして、あっという間にこのアスナロの樹をめぐって騒然となってきました。
「めざせ! 世界一のクリスマスツリープロジェクト」と銘打たれたこの企画は、プラントハンターなる方がプロデュースしており、その方のプロジェクトにかける想いというのを読んでみますと「茶室に一輪の花を届けることも、巨大な木を運ぶことも、本質的には変わらない」とあり、そこにも疑問を感じざるをえないのです。
どちらも人間の勝手な都合でその生命を翻弄されているという点では同じだと思いますが、一輪の花と樹齢150年の樹はやはり違うと思うのです。
花はたとえ手折られてもまた季節がめぐれば咲くことができるけれど、樹齢150年の樹はもし伐採してしまえば同じようになるまで当たり前ですが150年かかるのです。
きっとこのプロジェクト、検討段階で反対派の人もいたと思いますが、大きな声で反対出来なくてあれよあれよという間に進んでいったのではないかと思うのです。
今の世情なのでしょうか、震災の時の絆とか1億総活躍とか寄り添うとか、聞こえの良い言葉やイメージだけが先行して実践が伴わないどころか、実際は以前よりひどいことになってしまうような、そんな悲惨な結末にだけはなって欲しくないな、と思わずにはいられないのでありました。