6月27日(火) 晴れ(札幌)
札幌は昨日に続いて30℃近くになりました。これなら首都圏と大して変わらないのですが、夕方になるとグンと気温が下がり、昨日はTシャツ、短パンで蔵の湯に行ったら帰りは少々寒かったです。さすが北海道。
さて、完走記のその1です。
***函館マラソン完走記-その1***
スタート後、真っ黒なトラックを3/4周してから競技場の外へ走り出た。その時点でもうストレスなく走れる程度の混み具合であった。フルの参加者数は3000名強と思われるが、これくらいがマラソン大会の適正人数なのではないだろうか(主催者側は多い方がいいだろうけど)。
細かいカーブが何箇所かあって、それに気をとられていたためか1km、2kmのキロポストを見落としてしまった。最初の入りは重要なので、一応どれくらいか確認したかったのだ。ただその一方で、今日はなるべく時計を見ずに体感だけで走る方針でもあったため、それほど気にはしなかった。
ようやく3km表示を発見して時計を押すと16分46秒、スタートロスが30秒ほどだからキロ5分25秒くらいである。許容範囲内だがやや速いので気持ちペースダウン。その結果、他の人に抜かれがちになった。まあ、気にはしない。
4kmポストを見落としたが、5km地点は正式計測があるので見落としようがなく、27分34秒(公式計時)であった。ロスタイムを引くとキロ5分24秒、まあ上出来。
この時点で気温は低めなのだが湿度が高くて気持ち悪い。やや速めのペースなのもあって、撃沈するのではなかろうか、撃沈即引退…などよからぬ考えが頭に浮かぶ。その邪念を吹っ切るべく脳内にYMOを流し続けた。コズミックサーフィン、ライディーン、テクノポリス…歌詞がないため余計なことを考えなくてよいのが助かる。
6km付近で海沿いに出てT字路を左折して西に向かう。長いスライド区間の始まりで、すでにハーフのトップ群は過ぎ去っているが、ハーフの一般ランナーとすれ違う。コンサドーレユニ着用ランナーとは挨拶を交わす。見ず知らずながら連帯感があるのだ。
6km、7kmポストを見落とし、8kmで時計を見ると43分43秒、すぐに計算できないがキロ5分半よりは速いのでこのままでいいのか不安になってくる。ただし、この頃から空が明るくなり、日が差すようになってきた。暑くなりすぎるのも困るのだが、高湿度の不快さから逃れられるのはありがたく、何だか気分も乗ってきた。函館マラソンの特色の一つに風景の変化があるのだが、そのためには晴れてくれなきゃいかんじゃないの。
コース前半、給水所は約4km毎にあり、そこでは少しずつ水分を補給した。8.4kmの給水所以降ではシャワー又はかぶり水も現れた。前回大会でかなり暑くなったため、その対策なのだろう。シャワーがあればそこを通過、かぶり水は最後の最後にお世話になった。
9kmを見落として10km通過。54分43秒(公式タイムは54分46秒)、ロスタイムを引いてキロ5分25秒を維持している。速すぎるが何となくこのまま行けそうな気がしてきた。この先にさほどの難所はないし、風も強くない。日差しが心配だが、今日はたまたま白キャップ(ワークマン製だけど)をかぶったので日差し耐性があるはずとの判断である。
スライド区間が続くので、コンサユニランナーを探して挨拶するパターンが続く。これが気を紛らわすにはちょうどよかった。挨拶できたコンサユニランナーは10人ほどかと思う。なお、沿道からの「コンサがんばれ」声援は、全体を通じて3,4回ほどだった。道マラより圧倒的に少ないな。
11km通過が1時間0分4秒、12km通過が1時間5分18秒とこの付近なぜだがペースアップしている。理由はよくわからないのだが、おそらく、完全に晴れてきて気分がアゲアゲになったせいのように思う。
15kmの手前に第2折返しポイントがあり、そこがコースの最西端である。この海沿いの道はかつて戸井線という鉄道路線が敷かれるはずだったが、計画倒れに終わっている。函館の西南西にある旧戸井町(現在は函館市に編入)には立派な港がある。かつて、そこと青森県の大間港を結ぶフェリーがあり、それが本州から北海道に渡る最も安い手段だった。確か乗船時間が1時間なので、バイクツアラーにとって穴場的存在だったのだ。
さて、第2折返しを過ぎて15kmに達した。1時間21分00秒(公式タイム)である。相変わらず少し速すぎるようだが、81÷15の暗算ができず、まあどうでもいいやとの心境であった。今なら数秒で5分24秒と計算できるのだが、走っているとややこしいことが考えられなくなってしまう。
このあとも1km毎に時計を押したのだが、タイムは重視しなかった。ペース維持ができていれば問題ないわけで、ペースダウンの兆しが見えたならば時計を見て調整するスタンスとした。もともと体感重視で臨んだので本来の姿に戻ったのだ。
海沿いをズンズン東に向かうこの区間、ずっとスライド区間なので例のコンサユニ挨拶で退屈しのぎをしていた。そのうち、またハーフランナーと合流する地点まで戻ってきたが、この付近のハーフランナーはすでによれよれの人たち(失礼)なのでぐいぐい抜いて行ける。
函館マラソンはその前身が函館ハーフマラソンなので、伝統的にハーフの出場者が多くて、はっきり言えば玉石混交、かなり遅めのランナーも多数いるのである(重ね重ね失礼)。
日が高くなり気温が上昇しているのがわかる。10kmの給水所でもらったスポンジを後生大事に持ち、給水所があるたびにスポンジに水を含ませて再利用するSDG’s作戦がなかなか効果的であった。
ハーフのランナーを抜きつつ進むとやがて20km地点である。タイムチェックすると1時間47分台なので貯金あり過ぎ。そして中間点を過ぎたところでまた時計を見ると1時間53分前後であった。単純に倍すると3時間46分となるが、後半にはともえ大橋なる名物区間もあるし、日差しはますます強くなりそうだし、不安要素も多いのである。
ただ、5週間前とはいえ30km走を順調にこなしこともあって、このまま巡航できるのではないかとの自信もあった。気持ちとしては安心:不安=6:4くらいかと思う。
こうしてレースは後半戦へ。
***つづく***
前半は写真を全く撮らなかった(忘れていた)ので、ハーフのスタート時の様子を上から撮った写真を載せておきます。
なお、本日マラソン結果をチェックしたところ、男子種目別65-69歳部門で5位でした。おお、表彰状が後から送られてくるかもと思ったら表彰は3位まででした。ちょっと残念。
ラン資金 -11023円
月間走行距離 346km
年間走行距離 2106km
札幌は昨日に続いて30℃近くになりました。これなら首都圏と大して変わらないのですが、夕方になるとグンと気温が下がり、昨日はTシャツ、短パンで蔵の湯に行ったら帰りは少々寒かったです。さすが北海道。
さて、完走記のその1です。
***函館マラソン完走記-その1***
スタート後、真っ黒なトラックを3/4周してから競技場の外へ走り出た。その時点でもうストレスなく走れる程度の混み具合であった。フルの参加者数は3000名強と思われるが、これくらいがマラソン大会の適正人数なのではないだろうか(主催者側は多い方がいいだろうけど)。
細かいカーブが何箇所かあって、それに気をとられていたためか1km、2kmのキロポストを見落としてしまった。最初の入りは重要なので、一応どれくらいか確認したかったのだ。ただその一方で、今日はなるべく時計を見ずに体感だけで走る方針でもあったため、それほど気にはしなかった。
ようやく3km表示を発見して時計を押すと16分46秒、スタートロスが30秒ほどだからキロ5分25秒くらいである。許容範囲内だがやや速いので気持ちペースダウン。その結果、他の人に抜かれがちになった。まあ、気にはしない。
4kmポストを見落としたが、5km地点は正式計測があるので見落としようがなく、27分34秒(公式計時)であった。ロスタイムを引くとキロ5分24秒、まあ上出来。
この時点で気温は低めなのだが湿度が高くて気持ち悪い。やや速めのペースなのもあって、撃沈するのではなかろうか、撃沈即引退…などよからぬ考えが頭に浮かぶ。その邪念を吹っ切るべく脳内にYMOを流し続けた。コズミックサーフィン、ライディーン、テクノポリス…歌詞がないため余計なことを考えなくてよいのが助かる。
6km付近で海沿いに出てT字路を左折して西に向かう。長いスライド区間の始まりで、すでにハーフのトップ群は過ぎ去っているが、ハーフの一般ランナーとすれ違う。コンサドーレユニ着用ランナーとは挨拶を交わす。見ず知らずながら連帯感があるのだ。
6km、7kmポストを見落とし、8kmで時計を見ると43分43秒、すぐに計算できないがキロ5分半よりは速いのでこのままでいいのか不安になってくる。ただし、この頃から空が明るくなり、日が差すようになってきた。暑くなりすぎるのも困るのだが、高湿度の不快さから逃れられるのはありがたく、何だか気分も乗ってきた。函館マラソンの特色の一つに風景の変化があるのだが、そのためには晴れてくれなきゃいかんじゃないの。
コース前半、給水所は約4km毎にあり、そこでは少しずつ水分を補給した。8.4kmの給水所以降ではシャワー又はかぶり水も現れた。前回大会でかなり暑くなったため、その対策なのだろう。シャワーがあればそこを通過、かぶり水は最後の最後にお世話になった。
9kmを見落として10km通過。54分43秒(公式タイムは54分46秒)、ロスタイムを引いてキロ5分25秒を維持している。速すぎるが何となくこのまま行けそうな気がしてきた。この先にさほどの難所はないし、風も強くない。日差しが心配だが、今日はたまたま白キャップ(ワークマン製だけど)をかぶったので日差し耐性があるはずとの判断である。
スライド区間が続くので、コンサユニランナーを探して挨拶するパターンが続く。これが気を紛らわすにはちょうどよかった。挨拶できたコンサユニランナーは10人ほどかと思う。なお、沿道からの「コンサがんばれ」声援は、全体を通じて3,4回ほどだった。道マラより圧倒的に少ないな。
11km通過が1時間0分4秒、12km通過が1時間5分18秒とこの付近なぜだがペースアップしている。理由はよくわからないのだが、おそらく、完全に晴れてきて気分がアゲアゲになったせいのように思う。
15kmの手前に第2折返しポイントがあり、そこがコースの最西端である。この海沿いの道はかつて戸井線という鉄道路線が敷かれるはずだったが、計画倒れに終わっている。函館の西南西にある旧戸井町(現在は函館市に編入)には立派な港がある。かつて、そこと青森県の大間港を結ぶフェリーがあり、それが本州から北海道に渡る最も安い手段だった。確か乗船時間が1時間なので、バイクツアラーにとって穴場的存在だったのだ。
さて、第2折返しを過ぎて15kmに達した。1時間21分00秒(公式タイム)である。相変わらず少し速すぎるようだが、81÷15の暗算ができず、まあどうでもいいやとの心境であった。今なら数秒で5分24秒と計算できるのだが、走っているとややこしいことが考えられなくなってしまう。
このあとも1km毎に時計を押したのだが、タイムは重視しなかった。ペース維持ができていれば問題ないわけで、ペースダウンの兆しが見えたならば時計を見て調整するスタンスとした。もともと体感重視で臨んだので本来の姿に戻ったのだ。
海沿いをズンズン東に向かうこの区間、ずっとスライド区間なので例のコンサユニ挨拶で退屈しのぎをしていた。そのうち、またハーフランナーと合流する地点まで戻ってきたが、この付近のハーフランナーはすでによれよれの人たち(失礼)なのでぐいぐい抜いて行ける。
函館マラソンはその前身が函館ハーフマラソンなので、伝統的にハーフの出場者が多くて、はっきり言えば玉石混交、かなり遅めのランナーも多数いるのである(重ね重ね失礼)。
日が高くなり気温が上昇しているのがわかる。10kmの給水所でもらったスポンジを後生大事に持ち、給水所があるたびにスポンジに水を含ませて再利用するSDG’s作戦がなかなか効果的であった。
ハーフのランナーを抜きつつ進むとやがて20km地点である。タイムチェックすると1時間47分台なので貯金あり過ぎ。そして中間点を過ぎたところでまた時計を見ると1時間53分前後であった。単純に倍すると3時間46分となるが、後半にはともえ大橋なる名物区間もあるし、日差しはますます強くなりそうだし、不安要素も多いのである。
ただ、5週間前とはいえ30km走を順調にこなしこともあって、このまま巡航できるのではないかとの自信もあった。気持ちとしては安心:不安=6:4くらいかと思う。
こうしてレースは後半戦へ。
***つづく***
前半は写真を全く撮らなかった(忘れていた)ので、ハーフのスタート時の様子を上から撮った写真を載せておきます。
なお、本日マラソン結果をチェックしたところ、男子種目別65-69歳部門で5位でした。おお、表彰状が後から送られてくるかもと思ったら表彰は3位まででした。ちょっと残念。
ラン資金 -11023円
月間走行距離 346km
年間走行距離 2106km