年を明けさせる前に、
10月始まりの秋ドラマの振り返りをば。
秋ドラマで観ていたのは、
「Q10」
「SPEC ~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~」
「流れ星」
「フリーター、家を買う」
「黄金の豚」
「ナサケの女」
「医龍3」
「クローンベイビー」
「相棒 season9」
以上の9ドラマ。
こんなに観てたら、そら、時間がなんぼあっても足りんはずだ。
おまけに、サンテレビで、毎週月曜日20時から2話づつ放映の「朱蒙」も観てたのよ。
そらまあ、なんぼ時間があっても足りんはずだ。
【Q10】
「セクシーボイスアンドロボ」以来の木皿泉脚本ドラマだというので、
一番愉しみにしていたドラマ。
第一話から物語に引き込まれ、
「世界が、生まれました」に、はや茫茫と泣かされる。
しかし最終話、Q10がなぜ未来から「いま」に来てしまったかの種明かし部分で、ものすごーく混乱。
この混乱はなんか覚えがあるぞ、あるぞ、あるぞって、同じく佐藤健主演「仮面ライダー電王」の最終話か…。
【SPEC ~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~】
むっちゃくちゃ面白かったーっっっ!!!
戸田恵梨香の行儀悪い女刑事当麻も素晴らしかったが、
加瀬亮が凄かった。
「シルミド」の北朝鮮兵士みたいなあのルックスで、あのキャラ設定で、キャラを崩さないままきっちり笑いを分捕ってくのがもおおお。
竜雷太の係長もよかったな~。
デカレッドだった戴寧龍二とシンケンジャーの丹波様松澤一之が刑事役で出てたのも余禄だったな~。
特撮といえば神木隆之介、
わたしがこの子を知ったのは2001年放映の「仮面ライダーAGITO」、
って、東映公式にまだこんなん残ってたわー。
神様みたいな役だったのよー。
あれ、もう、9年前かー。
いやまあ、綺麗なまんま、すくすくと育って、と。
毎回の小さいお遊び、
「いただきました」の決めゼリフ、
話のナンバリングに十干が使われていたのも、実に洒落ていた。
しかし、これまた最終回まで、あり? あり? ありりりり? と。
映画を待つ。待つぞ。
【流れ星】
上戸彩をやっぱり克服できませんでした。
照史扮する涼太がいい子で、ほんとにいい子で、
それだけ楽しみに見たもんで、
涼太が死んだあと、どうなったかは不明。
【フリーター、家を買う】
原作を読んでいたので、
あれを映画化でなく連ドラ化するなら、「チーム・バチスタ」シリーズの二の舞かな?と思ったら、やっぱり二の舞であった。
(「チーム・バチスタ」は既に二冊ドラマ化されてるから、三の舞か?)
ので、わたしは早々にドロップアウト、
CM切りついでに早送りでざっと観る、になったのだが、
このドラマ、世間での評判は概ねよかったらしい、へーほー。
しかし、眞島秀和が出ていたのは嬉しかった。
「僕の魔法使い」で好物になった井川遥が出てたのも嬉しかった。
【黄金の豚】
【ナサケの女】
「黄金の豚」が篠原凉子で、税金の使い道を監査する会計監査院の話。
「ナサケの女」が米倉凉子で、脱税摘発する国税庁査察課の話。
どっちがどっちだったか、混乱したわー。
「ナサケの女」には苦手な武田鉄矢が、元査察官で今はゲイバーのママ役で出ていた。
同じく「ナサケの女」観てて、同じく武田鉄矢が苦手な、N塚長姉と。
「あれ、不思議やよなー」
「そやねん。普段の武田鉄矢とあんまり変わらんこと言うてるのに、あの武田鉄矢は許せたねん」
「なんでやろなー」
【医龍3】
1は夢中で見て、
2もそれなりだったが、
この3は………。
という感じはほとんど「ごくせん」の1と2と3。
【クローンベイビー】
クローン羊ドリーが世間を震撼させた頃、
世間のその震撼ぶりに、SF読みたちは。
クローンというのは人為的に作られた一卵性双生児のようなものだということが、
だから記憶とかはぜんぜんオリジナルを受け継ぐわけではないことを、
ひょっとしてわかっていない???
うっそー、まっじー。
読めよーっ!
とりあえずはチェリイの「サイティーン」でも読めよーっ!
と、びっくり仰天したものだ。
ので、人為的に作られたクローンたちが自分と同じ遺伝子を持つクローンたちに本能的に殺意を抱く、というこの設定は噴飯笑い飯だったのだが。
「あの殿、
悪魔のような松坂桃李を堪能させてもらいました。
首絞めるシーンで、あの異様なくらいでっけえ爪をお腹いっぱい見せてもらえたのも、◎。
そんで、けっこう早送りしたし、二話連続放送とかで録りそこねたりして、よくわからなかったのですが、
同じ遺伝子をもつクローンたちが互いにそんなに似ていない理由付けとか、
女の子も出てきたよね、あれって対性クローンだったの?
【相棒 season9】
2010年中に放送されたのは、
第1話「顔のない男」から第9話「予兆」まで。
第7話「9時から10時まで」は、観ている視聴者の時間とドラマ内の時間が同じという「12人の怒れる男」みたいな手法が使われてて、洒落ていた。
第8話「ボーダーライン」はいたたまれない辛い話だった。