今日は雨のち曇りときどき晴れ。今朝は上空に雲に広がっていて、微かに雨が降っている。今朝の気温は7℃で、弱い北よりの風が吹いている。ベランダの外に出てみると、冷蔵庫の中に入ったような冷気が身体を包んだ。空気がヒンヤリとしていて、コンクリートの床から冷気が迫り上がってくるように感じられる。
今日は1日年休を取って、藤沢の実家に行くことにしている。久しぶりに実家の近くの床屋で散髪することにしているので、髭は剃らずに顔だけ洗った。お湯を沸かして熱いコーヒーを淹れると、玄関のドアポストに投函された朝刊を見ながら、簡単に朝食を済ませる。日の出の時刻を迎えて、空が薄明るくなってきた。
パソコンを立ち上げてメールをチェックしていると、窓の外から雨が降る音が聞こえる。団地の前庭の木々の葉を雨が叩くような音が聞こえて、静かな気配の中に雨の音だけが耳につく。
雨は9時過ぎに止んだ。雨が止むと急速に空が明るくなってきた。やがて東よりの風が吹いてくると、雲が切れて日が射してきた。自宅の前の路面はしっとりと濡れていて、大きな水たまりがいくつもできていた。
日中は曇りで、上空には雲が多いものの雲の合間から青空も見えている。昼間の最高気温は13℃で湿度が高く、東よりの風が強く吹いている。雲が切れて時折薄日が射すこともあるが、太陽が雲に隠れてしまうと、湿った空気が冷たく感じられる。
午後になって家を出ると、日野駅から中央線に乗って八王子駅に向かう。八王子駅で横浜線に乗り換えて町田駅に到着した。町田でお昼を食べていくことにして、中央改札を出た。駅北口に出ると、原町田大通りを北に歩いて行く。途中、原町田中央通り交差点を左に曲がって鶴川街道に入る。道なりに歩いて行くと、踏切が見えてくるが、その手前の角を右に入って線路沿いに新宿方面に80mほど歩いて行くと、右手のビルにラーメン屋「いぶし銀」の看板が見えてくる。今日はこの店に入ることにした。
店内は混んでいたので、店の外で席が空くのを待つことにした。店の外には椅子が3個並べられていて、店の壁にはメニューが2冊置かれている。待っている間、メニューを見てみる。
冊子を開くと、最初に店主のメッセージが書かれている。
次の見開きにはラーメンの麺、スープ、具材へのこだわりが記載されている。
ページをめくると「いぶし銀のオススメの3杯」「オススメラーメンを更にチューンナップ」と書かれた各種ラーメンのメニューが掲載されていた。
更にページをめくると、「ふつうのラーメン」「つけ麺」のメニューが掲載されている。
最後のページは「サイドメニュー」「トッピング」「おのみもの」「お持ちかえり」の各種メニューが掲載されていた。
やがて店員に呼ばれて店内に入る。店に入ると右手にタッチパネル式の券売機があって、ここで食券を購入する。まずは券売機の左隣に置かれた台の上にある消毒液で手指を消毒する。
券売機の上にはラーメン各種のチャートが掲載されている。これを参考にしながら、注文するラーメンを検討する。
券売機のトップメニューから「店内飲食」を選び、先に進む。
メニューのページは「おすすめ」「ラーメン」「つけ麺」「ドリンク」「夜の限定」に分かれている。最初のページは「おすすめ」メニューである。
次に「ラーメン」メニューを表示させてみる。
「つけ麺」メニューも表示させてみた。
「ドリンク」のメニューも見てみる。
「夜の限定」は「夜限定餃子」があった。
食券を購入すると、背後にいた店員に食券を渡す。注文したのは「GT」と「ライス(200g)」である。食券を渡すと店の奥に進む。店内は入口から見て左手に厨房が有り、厨房の前に直線上にカウンター席が6席設けられている。カウンターの上の壁には数枚の色紙が飾られていた。ちなみに店の外には4人掛けのテーブル席が1卓設けられている。
券売機の隣にある台の上には消毒液の他、店を紹介している雑誌や置物、他店のパンフレットなどがある。その左手には重ねられたコップが並べられていて、その左手に給水栓がある。コップは透き通った青色と透明な色の2種類のコップが置かれている。透明なコップに給水栓から冷水を注ぐと、店内の空いているカウンター席に座った。
厨房側のカウンターの上には醤油と酢、コショウ、ミル付黒コショウ、一味唐辛子、唐辛子の塩麹漬け、自家製ラー油といった各種調味料と楊枝が置かれている。その手前のテーブル上には塗り箸と割り箸、台ふきん、メニューが置かれていた。メニューは店頭で見たメニューと同じものである。
席からは店主が作るラーメンの調理をしているところが見えて面白い。まさにラーメンはエンターテイメントである。できあがったラーメンは美味しいが、ラーメンはそれだけで構成されているのではない。ラーメンを作る過程、料理が出来るのを待つ時間、そしてラーメンの見た目、スープの香り、そして麺とスープ、具でできあがったラーメンの世界を楽しむ。まさにその一場面を味わえた。
やがて「GT」ラーメンがカウンターの中から出された。続いて「ライス(200g)」も出される。
箸を取り、さっそく「GT」ラーメンを食べることにした。「GT」ラーメンの麺は太麺で濁った薄茶色のスープに浸かっている。麺の上にはチャーシューが1枚とナルトが1枚、メンマ、挽き肉、干しエビ,刻みタマネギ、刻んだ青ネギが載せられて、海苔が1枚添えられている。「GT」ラーメンの丼にはレンゲが添えられていた。
レンゲを取ってスープを掬って口に運ぶ。干しエビと肉出汁のスープの表面には薄く膜が張っている。国産のゲンコツ、豚足、地鶏、レシピ発注した大粗挽きのひき肉やラーメンの出汁として旨味、香りが特に引き立つサバ節、ソーダカツオ節、特に鮮度にこだわったカタクチイワシ、マイワシ煮干しを使ったスープをベースにに大粗挽きのひき肉と高級食材の干しエビ、ナンプラー等をプラスしたスープは、深い滋養と濃厚な旨味が美味しい。
塩は瀬戸内海産の塩を使っているとのことで、塩の甘みが感じられる。仕上油にエビ油を使用したスープは、ニンニクや黒コショウが効いていて、スープを飲むほどにガツンとした衝撃を受けるような旨味が口の中に広がった。
レンゲを置いて麺を食べる。麺は菅野製麺所製で、外国産小麦を数種類ブレンドした縮れ麺である。強いコシを備えた麺は弾力のある歯応えで、濃厚なスープの中で存在感を放っている。しかも、並盛りで麺の量は220gあり、なかなかのボリュームである。
麺を食べていると、麺の上に載せられた野菜が麺に絡まって口の中に入ってきた。野菜は地元の青果店である鈴木青果店から仕入れているとのこと。刻みタマネギのシャキシャキとした食感と辛味がアクセントになっている。青ネギはラーメンに彩りを与え、干しエビの香ばしい香りが鼻腔に広がる。メンマの食感にスープを吸った挽き肉と海苔がジューシーで美味しい。ナルトを食べて、更に麺をすすった。
大きくて厚い自家製チャーシューは地元の老舗である土方精肉店から仕入れているという豚肉を使用しているとのこと。箸でチャーシューを持ち上げようとすると、その形が崩れるくらいに柔らかい。赤身と脂身のバランスが取れたチャーシューは、バーナーで炙られてラーメンに載せられていることもあって、余計な脂身は削ぎ落とされて肉の旨味が濃くて美味しい。スープをたっぷりと吸った赤身はジューシーで香ばしくて美味しく、脂身は甘くて舌の上でとろけるような味わいである。
麺をあらかた食べてしまったところで、ライスを食べる。お碗に盛られたライスは米粒が艶々として美味しそうだ。
当初はラーメンの具でライスを食べるつもりだったが、麺を食べている内に具も無くなってしまったので、最初からラーメンのスープをかけて、雑炊にして食べることにした。レンゲでスープをライスに注ぎ入れると、スープの底に沈んでいた具や、スープに浮かんでいたネギなどがライスの上に載る。これだけでも十分である。
スープでライスがヒタヒタになるまでスープを注ぐと、レンゲでライスをかき込んだ。濃厚なスープをまとったライスは格別に美味い。サラサラと食べると、複雑に絡まり合ったスープの旨味が口の中に広がり、エビの香ばしい風味が鼻腔を抜けていく。ただ、もう、ため息を吐くしか無いほどに美味かった。
ライスを食べてしまうと、最後にラーメン丼に残ったスープを飲み干して完食。美味かった。満足である。
コップに残った冷水を飲み干し、ラーメン丼をカウンターの上に載せると、身支度をして店を出た。ラーメンを食べて熱くなった体にヒンヤリとした外気が心地よい。
町田駅から小田急線に乗って藤沢に向かう。藤沢に到着する頃には次第に青空の領域が広がってきて、日が射し始めた。午後になって南よりの風が吹いてくると、風が心地よく感じられる。日射しがまぶしく、街が明るくなってきた。
今日の日の入りは16時半である。日が沈むと空が暗くなってきた。夕方、実家の近くの床屋で散髪をする。長くなった髪を刈ってもらうと、頭もスッキリとした気分である。
実家で夕食を食べてしまうと、早々に帰宅することにした。外に出ると、上空には澄んだ暗い空が広がっていて、丸い月が煌々と光を放っている。日中浮かんでいた雲はほとんど一掃されて、雲の白い塊が1つ2つ浮かんでいる。月の周囲には星が瞬いていた。風が強く吹いていて、体温を容赦なく奪っていくかのように感じられて、凍えるような寒さである。
電車を乗り継いで日野駅に向かう。電車を降りて改札を抜けると、上空には厚い雲が広がっていた。日野も強い北風が吹いていて、街路樹から枯れ葉が吹雪のように舞っていた。日野駅北交差点ではつむじ風が落ち葉を巻き上げて、再び路面に撒き散らしている。上着を着ていても風が冷たく、身を切るような寒さである。散髪をした直後だけに頭が寒い。
早足で自宅に帰ると、風呂を沸かして熱い風呂に入った。体も温まって、ようやく落ち着いた気分である。
今日は雨時々曇り。昨夜から降り出した雨は未明に一旦止んだ。上空には厚い雲が広がっていて、真夜中のような暗い朝である。今朝の気温は11℃で風はほとんどなく、水分をたっぷりと含んだ空気が重く感じられる。体感的には気温ほどに寒くなく、むしろ湿度が高いこともあって、湿っぽい陽気である。
今日は休みの狭間の平日だが、自分はカレンダー通りの勤務日で、早朝に家を出た。つい2時間ほど前まで降っていた雨で濡れた路面の所々には、大きな水たまりができている。足元に気を付けながら日野駅に到着すると、階段を上ってホームに昇った。
日野駅から乗った電車は途中の三鷹駅で時間調整をしたため、新宿の到着時間が8分ほど遅かった。新宿駅の改札を抜けて、駅の外に出る。既に日の出の時刻を迎えているが、暑い雲に覆われた空は薄暗く、濃い霧がかかっていた。西新宿の高層ビル群の高層階は霧に隠れてしまっていた。コンビニで朝食を買うと職場に向かう。職場のあるフロアから西の窓を見ると、市街地が霧に隠れてしまっていた。
今日は二十四節気の小雪である。冷え込みが厳しくなり、小雪もちらつき始めるという意味だが、日中は曇りで、時折、薄日が射すことがあるものの、上空には厚い雲が広がっていた。昼間の最高気温は17℃で、昼前から南よりの風が吹いてきた。湿度が高く、湿っぽい空気がヒンヤリと感じられる。朝に比べると霧は晴れているものの見通しが悪く、市街地の西に見えるはずの山々の稜線はガスに隠れてしまっていた。
午後になって、再び、雨が降り出してきた。今日は午後も何かと忙しく、帰宅するのが遅くなってしまった。職場を出て、建物の外に出てみると、一旦雨は止んだようだ。夕方から西よりの風が吹いてきていて、しっとりとした空気が冷たく感じられる。上空には厚い雲が広がっていて、いつまた雨が降ってきてもおかしくないような空模様である。新宿駅から中央線快速電車に乗ると、帰宅の途についた。
今日は夕食を食べて帰ることにしている。電車が立川駅に着いたところで、時計の針を見ると既に午後9時を廻っていた。駅ビルの中の飲食店で食べるつもりでいたが、帰宅の時間が遅くなってしまったので、これから夕食を食べるには少々時間が足りない。ラーメン屋ならやっているだろうと、駅南口に出ると、ウインズ通りを歩いて立川アーバンホテル1階にあるらーめんたま館に足を運んだ。
半年前に「背脂煮干鰮特製らーめん」を食べたラーメン屋「煮干鰮らーめん 圓 たま館店」は「たんぎょうセット」を食べたラーメン屋「立川たんぎょう菜花」と先月から同一店舗で営業することとなり、空いた店舗スペースにラーメン屋「元祖一条流 がんこラーメン 立川たま館分店」が開業した。今日はこの店でラーメンを食べることにした。
店の右手の柱脇に券売機があり、その左手に検温器とアルコール消毒液の噴霧器がある。ここで体温測定をして手指を消毒すると、券売機で食券を購入した。
券売機の右隣には給水器があり、給水器の上に重ねられたコップが並べられている。コップを1つ手に取り、給水器でコップに冷水を注ぐと、食券を持って空いているカウンター席に座る。
店内は厨房の前にカウンター席が8席直線上に配されている。各席は卓上に置かれた透明なアクリル板で仕切られており、カウンターの上には台ふきんとレンゲが置かれ、卓上にはブラックペッパー粗挽、テーブルショー、箸立て置かれている。カウンターの下にはティッシュボックスが置かれていた。
カウンターの上に食券を並べて料理を注文する。注文したのは「塩(モモ)」と「チャーシュー丼」である。ラーメンは味(しょっぱさ)の濃さが選べる。
基本のがんこ味がLEVEL4になっていて、マイルド味がLEVEL2となっており、最も濃いLEVEL8には「要覚悟!!」と記載されている。この店のラーメンはしょっぱいのか?と気になって、マイルド味のLEVEL2で注文することにした。
お冷やを飲みながら、料理が出来るのを待つ。カウンター席に座っていると、厨房の中が覗けるが、それが1つのショーのように見えて臨場感がある。それがまたカウンター席に座る醍醐味の1つともなっている。もっとも最近は新型コロナウイルス感染症対策で、カウンター席に座ると、周囲の客と顔を合わせることも無いし、相席になることも無い。それが1つの安心となって、カウンター席に座ることが多くなってきた。
そうこうしていると、最初にラーメンがカウンターの中から出された。ラーメンには薬味として、青唐辛子が添えられた。続いて「チャーシュー丼」がカウンターの中から出された。
さっそく箸とレンゲを1つずつ取ると、あらためてお冷やを飲んで喉を潤す。まずはラーメンから食べることにする。「塩(モモ)」の麺は中細の手もみ麺で、黄金色の透き通ったスープに浸かっている。麺の上には麺を覆い隠すほどの大きさのモモチャーシューが2枚と大きな穂先メンマ、白髭ネギが載せられていて、海苔が1枚添えられている。ちなみに、来月14日までの期間限定で、全てのラーメンにモモ肉のチャーシューが1枚追加されているとのこと。
まずはレンゲを取って、スープを掬って口に運んだ。豚骨や鶏などの動物系をベースに魚介系を合わせた塩味のスープはあっさりとしていて旨味が濃く、美味しい。続いて、箸を取って麺を食べた。麺はツルツルとした喉越しともちもちとした弾力のある食感で、食べ応えがある。麺にはたっぷりのスープと白髭ネギが絡まって口の中に入ってきた。白髭ネギのシャキシャキとした食感がアクセントになっている。穂先メンマは柔らかく、スープをたっぷりと吸ってジューシーな味わいで美味しい。
麺を食べながらチャーシューを食べる。チャーシューは脂身の少ない肉質系で、箸で持ち上げると崩れてしまうように柔らかい。脂身は甘く、赤身はスープをたっぷりと吸ってジューシーな味わいである。厚さは薄いものの、口に入れれば歯応えがあって、噛めば噛むほど口の中に肉汁が染み出してくる。チャーシューを食べながら麺を頬張った。
途中でラーメンに添えられた青唐辛子を少し入れてみることにした。青唐辛子は蓋の付いた容器に入っている。
容器の蓋を開けて中を覗くと、刻んだ青唐辛子が容器の中に入っている。
添えられたスプーンで適量、ラーメンに入れて箸で軽くかき混ぜて、再び麺を食べる。ピリリと辛い青唐辛子の清涼な風味が鼻腔に広がり、ラーメンにアクセントを与えている。ラーメンの味わいを邪魔しない程度にラーメンに辛味を与えていて、また異なった美味しさである。
麺をあらかた食べ終えたところで、「チャーシュー丼」を食べることにする。「チャーシュー丼」はお碗にご飯を盛り、醤油ダレに浸けたチャーシューを刻んだ肉片がたっぷりと載せられていて、白髭ネギが添えられている。
お碗を左手で持ち上げると、かき込むようにして「チャーシュー丼」を食べる。刻んだチャーシューはガツンとした歯応えと味わいが美味しい。醤油ダレの旨味と辛味でご飯が進む。白髭ネギのシャキシャキとした食感がアクセントになっていて、食べ応えのある丼である。
ラーメンに添えられた海苔を刻みチャーシューとご飯を一緒にくるんで、口に放り込んだ。スープをたっぷりと吸った海苔はジューシーで、ご飯とチャーシューに一体感を与えている。白髭ネギが名脇役のごとく、食感にアクセントを与えていて美味しい。
お碗の中のご飯が1/3ほどになったところで、スープを「チャーシュー丼」にかけて食べる。スープの旨味を纏ったご飯とチャーシューの相性は抜群で、サラサラとして美味しい。あっという間にお碗が空になってしまった。
最後にラーメン丼を傾けてスープを飲み干し、完食。美味かった。満足である。青唐辛子のせいか、体が熱くなって、汗が額から滴り落ちる。お腹もいっぱいになった。
コップに残ったお冷やを飲み干すと、食器を全てカウンターの上に上げ、席を立って店を出た。建物の外に出てみると、雨はほとんど止んでいる。少し急ぎ足で立川駅に向かった。
立川駅から中央線の電車に乗って、隣の日野駅に向かう。電車を降りて改札を抜けると、家路を急いだ。湿った夜風がヒンヤリとして冷たいものの、ラーメンを食べて熱くなった体には心地よく感じられる。家に帰ると、風呂を沸かして熱い湯に浸かり、1日の疲れを癒やした。
深夜になって、再び雨が降り出してきた。
今日は晴れ。今朝は上空に藍色の澄んだ空が広がっていて、日の出前の東の地平線付近はほのかに赤く染まっていた。今朝の気温は8℃で、西よりの風が吹いている。暗い空を見上げると、北の空に淡いひとひらの雲が浮かんでいた。風が冷たく、空気がヒンヤリと感じられて、眠気が吹き飛ぶような陽気である。
今日は通常出勤のため、早朝に家を出た。駅までの道のりを歩いていると、草むらから虫の音が聞こえる。日野駅から電車に乗って新宿に向かった。車窓を眺めていると、次第に空が明るくなってきた。
日中は快晴で、上空には雲ひとつ無い青空が広がった。柔らかな秋の日射しが燦々と降り注いで、爽やかな空模様である。昼間の最高気温は20℃で湿度が低く、乾いた北よりの風が吹いている。街路樹の木々は赤く色づいていて、葉が風に舞って静かに落ちてくる。日射しがポカポカと熱いくらいだが、風が涼しくて心地よい陽気である。
午後になって、西の方から雲が広がってきた。日が傾いてくると、雲の合間から夕日が射し込んできて西新宿の高層ビル群をオレンジ色に染め上げている。やがて、日が沈むと、雲と山々の稜線の間が赤く染まっていて、東の方から濃藍色の空が広がってきた。暗くなった西の空には星が輝いているのが見える。
今日はすっかり遅くなってしまった。仕事を終えてスマホを見ると、LINEに「LINEで応募 お知らせ」というLINE公式アカウントが出来ていて、TOKYOワクションアプリの「本人確認書類の登録が完了しました」「接種記録等の確認が完了しました」という通知が来ていることに気が付いた。打刻を見ると本人確認書類は16時15分、接種記録は同じく17時50分に通知が来ている。
さっそくLINEからTOKYOワクションアプリを開き、マイページにログインしてみた。「レ登録済み」という赤いアイコンの下に、IDが発行されているのがわかる。その下のアイコンには「ワクチン接種後、14日以上経過済み」と記載されていた。特典には「COMING SOON!」と書かれている。
今日は夕食を食べて帰ることにしている。緊急事態宣言が解除されていることに加えて、金曜日ということもあり、ちょっと飲んで帰るつもりでいた。しかし、西新宿一丁目商店街の居酒屋はどこも混んでいて、しかも顎マスクの店員が客引きをしている。こんな状況で飲んで行くのはちょっと危険な感じがする。
結局、新宿駅から中央線快速電車に乗って立川に行くことにした。通勤快速電車の1本前の快速電車は空いていて、新宿駅から座ることができた。席に座ると1日の疲れがどっと押し寄せてきて、瞼が重くなってくる。眠気に身を委ねてウトウトとしていると、電車は立川駅に到着するところだった。そもそも電車は立川行きだったので、いずれにしろ電車を降りるしか無い。
コンコースからグランデュオ口を抜けてグランデュオ立川に入った。エレベーターで7階に昇り、レストランフロア「ごちそうダイニング」に到着する。ここなら、客引きもいないし、各店の店内もほどよく空いている。安心して夕食を食べることができる。もっとも閉店時間まであと1時間余りしかないので、飲むのは止めて、普通に夕食を食べることにした。
入店したのはちゃんぽん専門店「じげもんちゃんぽん グランデュオ立川店」である。この店の場所は以前ラーメン屋「ど・みそ グランデュオ立川店」があった場所だが、同店が閉店して新しく、ちゃんぽん専門店「じげもんちゃんぽん グランデュオ立川店」が9月6日にオープンした。今日はこの店に入ることにする。
店内の席の配置は前の店とあまり変わらず、入口から見て左手に厨房があり、厨房を囲むようにカウンター席が12席L字形に配されている他、厨房を囲むようにして4人掛けのテーブル席が2卓と3人掛けのテーブル席が2卓、2人掛けのテーブル席が1卓、1人掛けのテーブル席が2卓配されている。
店に入ると奥のカウンター席に腰を下ろした。カウンターの上にはコップが重ねられていて、1つコップを手に取った。コップの隣には箸入れが置かれていて、その上に醤油、酢、粗挽きコショウ、にんにく辣油、秘伝のかえし(たれ)、「長崎生まれの金蝶ソース」と書かれたウスターソース、小袋に入った洋カラシといった各種調味料や薬味が置かれている。ちなみに秘伝のかえし(たれ)には「ちゃんぽんの味が薄く感じたら少量ご使用下さい」と書かれてある。箸入れの脇には冷水のポットが置かれていて、冷水のポットから冷水をコップに注いだ。
カウンターテーブルの上には紙ナプキンと紙エプロンが置かれていてメニューが広げられている。お冷やを飲みながらメニューを眺めた。
左側のメニューの裏側には各種セットメニューや単品メニュー、ドリンク類、甘味が掲載されている。
店員を呼んで、料理を注文する。注文したのは「ちゃんぽん」に「焼き餃子5個」が付いたCセットである。これに「あご玉メシセット」を追加で注文することにした。Cセットのちゃんぽんは「白ちゃんぽん」「紅ちゃんぽん」「黒ちゃんぽん」「皿ちゃんぽん」の4種類から選べる。ここは看板メニューの「白ちゃんぽん」を注文することにした。また、麺の量、野菜の量を変えることができる他、トッピングなども付けることが出来るが、デフォルトのままで注文する。
注文を終えると、お冷を飲んで料理ができるのを待つ。しばらくして、料理が運ばれてきた。
一応、紙エプロンを身に付けると、箸を取って、食べることにする。
最初に餃子の皿に餃子のタレを入れることにした。餃子は四角い器に5個並べられている。
器の隅に窪みがある。ここに醤油を垂らし、更ににんにく辣油を適量入れた。
最初に「白ちゃんぽん」を食べることにした。「白ちゃんぽん」の麺は太い手もみ麺で、純白のスープに浸かっている。
麺の上にはモヤシとニンジン、キクラゲ、タマネギ、キャベツ、カマボコ、焼き蒲鉾、豚バラ肉を炒めた物が載せられている。
レンゲを取って、「白ちゃんぽん」のスープを掬って飲んでみる。スープは厳選豚骨を超高火力で長時間炊き込んで旨味やコラーゲンを余さず抽出したスープにあご出汁特製かえしを加えているとのこと。クリームスープのような味わいで、まろやかで甘みのある味わいの中に厳選調味料を秘伝の配合で合わせた醤油ベースのあご出汁特製かえしがスープにコクを加えている。
続いて箸を取った。「白ちゃんぽん」の表面は野菜炒めで覆われている。まずは野菜を食べる。高火力で一気に炒められた野菜はシャキシャキとした食感が美味しい。スープが野菜をコーティングするように包み込んでいて、スープの旨味と野菜の旨味が一体となって口の中に入ってくる。焼き蒲鉾やカマボコの食感がアクセントになっている。
野菜をある程度食べていると麺が見えてきた。自家製の麺は野菜と一緒に口に入れた時の食べ易さを考えて短い19cmの長さで製麺しているとのこと。もちもちとした弾力のある歯応えで、つるつるとした喉越しが美味しい。麺にもたっぷりのスープと野菜が絡んで口の中に入ってきた。
麺を食べながら餃子を食べる。一口大の餃子の白い皮の表面にはこんがりとしたキツネ色の焼き色がついている。
餃子を自分で作ったタレにたっぷりと浸して、口に運んだ。
もっちりとした食感の厚めの皮の中には豚挽肉に刻んだキャベツとニラ、ネギを練り込んで作った餡が閉じ込められている。豚肉の旨味にタレのニンニク辣油のコクが加わり、ジューシーな食感が美味しい。
餃子を食べながら麺を食べる。麺があらかた無くなり、餃子の皿が空になったところで、いよいよ「あご玉メシ」の登場である。「あご玉メシ」はお碗に盛られたご飯の上にあごの出汁粉と刻みネギを散らし、卵黄を載せている。
この上からレンゲで「白ちゃんぽん」の白いスープを注ぎ入れた。
ご飯がヒタヒタにスープに浸かったところで、卵黄を適当に崩す。見るからに美味そうである。
これをレンゲで掬うようにして口に運ぶ。スープの旨味をまとった米粒に濃厚な卵黄の甘みが加わってなかなか食べ応えがある。あごの出汁粉の風味と食感がアクセントになっている。サラサラと食べていると、あっという間にお碗の中が空になってしまった。
最後にちゃんぽんの丼を傾けてスープを飲み干す。スープを味わっていると、じんわりと体が熱くなってきた。カバンからタオルを取り出して汗を拭う。最後の一滴まで飲み干し、完食。美味かった。満腹、満足である。
コップに残ったお冷やを飲み干し、体をクールダウンさせると、紙エプロンを外し、身支度を調えて席を立つ。卓上に置かれた伝票を持って店の入口脇のレジに進んだ。ここで会計を済ませて店を出る。
既にグランデュオ立川の館内は7階のレストランフロアを除いて、全て営業を終了している。エレベーターで1階に降り、一旦、駅のコンコースに出てから立川駅の改札に入った。立川駅から電車に乗って隣の日野駅に向かう。
日野駅に着いて、改札を抜けると外に出た。上空には暗く澄んだ空が広がっていて、西の空に星が輝いているのが見えた。スッキリとした冷たい空気が熱くなった体に心地よい。夜風に吹かれながら、家路を急いだ。
今日は晴れ。今朝は上空に澄んだ薄暗い空が広がっていて、日の出前で赤く染まった東の空から西の空へのグラデーションが美しい。昨日、上空を覆っていた雲は一掃されて、残りかすのような雲が上空に漂っている。今朝の気温は10℃で、弱い西よりの風が吹いている。昨日降った雨で濡れた路面は所々乾いてきているが、空気は湿っぽく、ヒンヤリと感じられた。
今日は1日出張のため、早朝に家を出た。日野駅から電車に乗って新橋に向かう。既に太陽は東の空に昇ってきていて、眩しいばかりに朝日を降り注いでいる。駅前のカフェで軽くモーニングを済ませると、新交通ゆりかもめに乗って、目的地に向かった。
日中は晴れ。昼間の最高気温は21℃で湿度が低く、強い北よりの風が吹いている。今日は1日出張先で缶詰状態だったので、外の様子は分からなかったが、窓から見る景色は良く晴れていて、上空には青空が広がっていた。業務は夕方に終わって、直帰する。今日の日没の時刻は17時である。日が沈むと、空が暗くなってきた。
今日は夕食を食べて帰ることにしている。中央快速電車に乗って、国立駅で下車すると、改札を抜けて駅南口に出た。駅前のロータリーから富士見通りに入り、西南の方角に進んでいくと、右手に以前、「かきちゃんぽん」を食べたラーメン屋「リンガーハット 国立駅前店」があったビルが見えてくる。ラーメン屋「リンガーハット 国立駅前店」は閉店して、その跡に牛丼屋「松屋 国立店(マイカリー食堂併設)」が出来た。そのビルの左隣の建物の1階に中華料理屋「餃子の王将 国立駅南口店」がある。今日はこの店に入ることにした。
店に入ると、店員に声をかけられて、入口にあるアルコール消毒液で手指を消毒する。その後、店員に案内されて店の奥に進んだ。店内は入口から見て右手手前に厨房があり、その前にカウンター席が9席直線上に配されている他、左手には5人掛けのテーブル席が1卓と4人掛けのテーブル席が6卓、2人掛けのテーブル席が1卓ある。店員に「お好きな席にどうぞ」と言われて、5人掛けのテーブル席に腰を下ろした。
テーブル席の脇の壁には棚が設けられていて、その上に醤油、餃子のたれ、酢、ラー油、王将マジックパウダー(味付塩コショウ)、ブラックペッパー(パウダー)、箸、紙ナプキンが置かれているほか、壁にメニュー立てが設けられていて、メニューの冊子が挟みこまれている。卓上には冷水のポットが置かれている。
席に着くと、店員がお冷やを運んできた。さっそくお冷やを飲みながらメニューを眺める。
最初の見開きには看板メニューの餃子を始めとする各種単品メニューが掲載されている。
次の見開きには各種飯類・麺類のメニューが掲載されている。
ページをめくると各種定食・セットメニューが掲載されていた。
更にページをめくる。左手には「ジャストメニュー」、右手には「店長おすすめ単品メニュー」が掲載されている。「ジャストメニュー」とは小皿サイズのメニューとのこと。
次の見開きには「ほろよいスペシャル」「ビールセット」のメニューが掲載されていた。
最後の裏表紙には各種ドリンクメニューが掲載されている。
店員を呼んで料理を注文する。注文したのは「ラーメンセット」である。セットメニューについてくるチャーハンの量が少なそうに思えたのと、看板メニューの餃子が半餃子なのが不満だったが、他にも唐揚げやキムチが付くので、ちょっとお得そうにみえたたため、今回はこのセットメニューを注文することにした。オプション料金を払えば、チャーハンの量を並盛りとすることも出来たが、先日の決意を思い出して、ここは我慢する。ちなみにラーメンは醤油ラーメンまたはトンコツラーメンを選べるので、トンコツラーメンを注文することにした。
しばらくして料理が一式載せられたトレーが運ばれてきた。トレーの上には「トンコツラーメン」「ミニチャーハン」「半餃子」「唐揚げ1個」「ミニキムチ」が所狭しと載せられている。
さっそく、棚の上から紙ナプキンと箸を取って、食べることにする。
まずは「トンコツラーメン」を食べることにした。「トンコツラーメン」の麺は細麺で、土色のドロリとしたスープに浸かっている。麺の上にはチャーシューが2枚とメンマ、モヤシが載せられていて、青い刻みネギがトッピングされている。
まずはレンゲでスープを掬って口に運んだ。トンコツスープはクリーミーな舌触りで、こってり目のスープである。トンコツの甘みと旨味が感じられて美味しい。レンゲを置くと、箸で麺をすすった。
麺にたっぷりのスープと具が絡んで口の中に入ってくる。北海道産の小麦を使っているという麺はモチモチとした食感で、弾力のある歯応えが感じられる。メンマは味が良く染みこんでいて美味しい。モヤシと刻みネギはシャキシャキとした食感で麺の食感にアクセントを与えている。
麺を食べながらチャーシューにかぶりついた。厚みのあるチャーシューは、赤身と脂身がマーブル状に入り交じっている。口に入れると、ジューシーな歯応えで、味が良く染みこんでいて美味しい。チャーシューと麺を交互に食べるようにして、トンコツラーメンを食べた。
麺があらかた無くなったところで、チャーハンを食べる。チャーハンはチャーシューのみじん切りを入れたご飯に、玉子を絡めて炒め、刻みネギを添えている。
量はほんの2口か3口程度の量しかなく、ちょっと足りない気分である。玉子の優しく甘い味わいにライスが絡み、チャーシューの歯応えと刻みネギのシャキシャキとした食感がアクセントになっている。
続いて餃子を食べることにした。餃子は、丸い皿に3個載せられている。
レンゲの載っていた皿に棚の上の餃子のたれを注いだ。
続いて餃子を餃子のたれにたっぷりと絡める。餃子の表面にはキツネ色のきれいな焼き面が付いている。
餃子を食べる。モチモチとした食感の皮に包み込まれた餃子の餡がジューシーで美味しい。餡は豚の挽き肉にキャベツのみじん切りとニンニクが入っていて、豚肉の旨味とニンニクのコク、キャベツの甘みが感じられる。看板メニューだけあって、半餃子では足りない。
餃子を食べてしまうと、今度は唐揚げに箸を伸ばした。唐揚げは1個といっても、特大サイズである。
この唐揚げにかぶりついた。カリッとした食感の衣の中に詰め込まれた鶏肉は、ジューシーで美味しい。全くライスが無いのが残念なくらいである。唐揚げを食べていると、ミニキムチが目に入った。
ミニキムチは白菜のキムチである。
この白菜キムチを唐揚げに載せてかぶりつく。キムチは程良い辛さで、唐揚げにアクセントを与えている。唐揚げとキムチの組み合わせを楽しんだ後は、ラーメン丼を傾けてスープを飲み干す。最後の一滴まで飲み干したところで完食。美味かった。
今度、来るときは、セットメニューではなく、一人前の餃子を楽しみたいところである。コップに残ったお冷やも飲み干すと、卓上に置かれた伝票を持って席を立った。店の入口脇のレジに進んで会計を済ませる。手元にあったクーポン券を使って割引のサービスを受けた上で、クレジットカードを使用して代金を支払った。
店の外に出ると、上空には澄んだ暗い空が広がっていて、東の空に満月が浮かんでいる。10月の満月は「ハンターズムーン」という呼び名があるとのこと。上空には淡い雲が1つ2つ浮かんでいて、星が煌めいていた。
今日は曇りときどき雨。今朝は上空に厚い雲が広がっていて、日射しの無い朝となった。未明に雨が降ったのか、路面が所々濡れている。今朝の気温は20℃で、北よりの風が吹いていた。湿度が高く、朝からムシムシとしていて不快な陽気である。
今日は夏休を1日取得した。所用があり、実家に顔を出す予定としている。現在は新型コロナウイルス感染症まん延防止等重点措置が23区及び檜原村、奥多摩町を除く多摩地域の市町に適用されており、引き続き、不要不急の都道府県間の移動の自粛が求められてはいるが、必要な移動なので仕方ない。その代わり、用事を済ませればさっさと帰ることにしている。
日が昇ってくると、薄日が射し始めた。ベランダの外に出てみると、湿気が多いものの、日射しが無いことも手伝って風が涼しく感じられる。午前中にルンバで部屋の掃除を済ませると、出かける準備をして家を出た。
日野駅から中央線に乗って八王子駅に向かう。八王子駅では横浜線に乗り換えて、町田駅に到着した。町田でお昼を食べていくことにして、JR横浜線町田駅町田ターミナル口改札を出る。町田ターミナル口から北東に延びる文学館通りを歩いて行くと、2つめの交差点を越えた右手の建物の1階にラーメン屋「元祖ニュータンタンメン本舗 町田店」の赤い屋根が見えてくる。今日はこの店に入ることにした。
店の入口は向かって左手にある。
店に入ると、まずアルコール消毒液で手指の消毒を済ませる。それから店員の案内に従ってカウンター席に座った。店内は道路と対するように厨房があり、厨房の前にカウンター席が7席直線上に配されている他、道路に面したガラス窓の脇に4人掛けのテーブル席が3卓設けられている。カウンター席は各席毎に透明な板で仕切られている。
お冷やはセルフで、店の中程にある柱の脇に給水器が設けられていて、その上に透明なコップと黒っぽい不透明なコップが並べられている。コップを1つ手に取ると、給水器で冷水を注いで席に戻った。卓上には醤油とラー油、酢といった調味料の他、塗り箸と割り箸、楊枝、紙ナプキン、メニューが置かれている。お冷やを飲みながらメニューを眺めた。
基本メニューはタンタンメンと各種セットメニュー、サイドメニュー、ドリンクで構成されている。
その他に定食&単品メニューがある。
その他に「野菜たっぷり特製みそラーメン」というメニューがあるようだ。
ポイントカードの宣伝もされていた。
確かに「野菜たっぷり特製みそラーメン」も美味そうだが、初めて入る店でもあるので、基本メニューを試してみたいところである。そこで、店の看板メニューである「タンタンメン」を注文することにして、小ライスと味噌餃子の付いたBセットを注文する。レギュラーサイズのライスと餃子をそれぞれ単品で注文しても良かったかと思ったが、最近、食べ過ぎな気もしていたので、今回はセットメニューで注文することにした。
料理を注文すると、「タンタンメン」の辛さを聞かれた。「タンタンメン」の辛さは「ひかえめ」「普通」「中辛」「大辛」「めちゃ辛」の5段階ある。一番人気は「中辛」とのことだが、初めて入る店ということもあって、今回は「普通」で注文することにした。料理を注文すると、料理はびっくりするほど早く運ばれてきた。
箸と紙ナプキンを1枚取り、あらためてお冷やを飲んで喉を潤すと、「タンタンメン」を食べることにする。
「タンタンメン」の麺は中太のストレート麺で、赤いスープに浸かっている。麺の上にはたっぷりの溶き玉と豚挽肉、粗挽き唐辛子が載せられている。
さっそくレンゲを取ってスープを飲んでみる。中華のタンタンメンをアレンジしたオリジナルの旨辛ラーメンのスープは豚ガラや鶏ガラで抽出したスープをベースにしていて、ニンニクが効いている。旨辛いスープにふわふわの玉子の甘みにひと息ついた。パンチのある唐辛子の辛さにスープの旨味が加わって、辛いが美味しい。
続いて箸を取って麺を食べる。厳選した小麦粉を独自製法で作った特製自家製麺は柔らかめで、ツルツルとした喉越しとモチモチとした歯応えが美味しい。麺にはたっぷりのスープと玉子や挽き肉が絡んで口の中に入ってくる。麺を食べていると、じんわりと額に汗が浮かんだ。デイパックの中からタオルを取りだし、汗を拭いながら「タンタンメン」を食べた。
麺があらかた無くなってきたところで、味噌餃子とライスを食べることにした。
味噌餃子は小皿に3個載せられている。餃子は蒸し餃子で、その上に赤い味噌ダレがたっぷりとかかっている。
餃子を1個箸で持ち上げて、ライスで食べることにした。ライスは小碗に盛られている。米粒が艶々としていて美味しそうである。
ライスの上に餃子を載せて、餃子にかぶりつきながらライスを食べる。モチモチとした歯応えの皮の中には刻みネギがたっぷりと入った豚挽き肉の餡が入っている。口の中に入れると、豚挽き肉の肉汁に熱の入った刻みネギのジューシーな食感が加わって美味い。味噌ダレはちょっと酸味がきかせてあって、サッパリとした味わいである。餃子の中の餡と絡まって喉の奥に消えていった。
あまりご飯を食べてしまうと、考えていたことが実行出来ない。ご飯を節約しながら2個目の餃子を食べる。
3個目の餃子を食べるところで、餃子でかき寄せるように味噌ダレをライスにかけた。これに「タンタンメン」のスープを適量かけ、タンタン雑炊にして食べる。餃子にかぶりつきながらライスをサラサラ食べていると、これがまた美味い。ライスにスープの旨味が絡みつき、スープの辛味が米の甘さと玉子の甘みで緩和されて、後を引く美味しさである。餃子が名脇役として、存在感を放っている。スープはたっぷりと丼に入っているので、もう少しライスが欲しいところである。
餃子を食べて、ライスをかき込むと、お碗の中は綺麗に空になった。最後にレンゲでラーメン丼の中のスープを掬って口に運ぶ。丼が大きいので、丼を傾けてスープを飲むのはちょっと危険だ。スープをこぼしてシャツにシミを作るわけにはいかないので、レンゲである程度、スープを飲んだ。最後に丼を傾けてスープを飲み干し、完食。美味かった。
もう汗だくである。最後にコップに残ったお冷やを飲み干して、少し涼を取った。汗を拭った後、卓上に置かれた伝票を持って、店の入口脇のレジに進む。レジ脇には飴が入った籠が置かれている。代金を払うと、店員に勧められて1個飴をもらい、店を出た。
外に出ると、空気がシメシメとしていて、かなり蒸し暑い。小田急線町田駅に行こうとして、雨粒がポツリポツリと降ってくるのを感じると、急いで屋根のあるJR横浜線町田駅町田ターミナル口に戻った。屋根の下に入った途端、いきなり大粒の雨が降ってきた。スマホで東京アメッシュで見ると、都内の所々に雨雲がかかっていて、場所によっては大雨を降らせているようだ。雨は10分ほどで止み、上空の雲の切れ間から青空が広がって、強い日射しが降り注いだ。
昼間の最高気温は28℃で6日連続の夏日となった。午後から南よりの風が吹いてきて、湿度が高くかなり蒸し暑い。しかも日中は大気の状態が不安定で、妙に風が涼しく感じられると思うと、直後に強い雨が降ってくる。この後も雨が降ったり止んだりの空模様となった。ニュースによると、今日は7月中旬の陽気とのことである。
お昼を食べて汗だくになってしまったので、小田急線町田駅の近くにあるカフェ「ドトールコーヒーショップ 町田駅前店」に入り、アイスコーヒーを飲みながら涼を取る。雨が上がった道路はすぐに乾いて、さっきまで強い雨が降っていた証拠があっという間にかき消されてしまった。その代わりにサウナのような蒸し暑さが外を覆っている。しばらく、空調の効いた建物の中で、冷たい飲物を飲みながら食後のひとときを過ごした。
少し落ち着いたところで、小田急線町田駅から快速急行藤沢行きの電車に乗った。藤沢で片瀬江ノ島行きの各駅停車に乗り換えて隣駅の本鵠沼駅に到着すると、実家に歩いて向かう。
実家に行ったついでに、近所の馴染みの理容店で散髪もした。前回の散髪から既に4ヶ月も経っている。緊急事態宣言の延長で、実家に行くのも控えていたこともあり、だいぶ髪が伸びていた。ようやくスッキリした気分である。
緊急事態宣言下ということもあり、実家で所用を済ませると、早々に帰宅する。小田急線とJR線を乗り継いで日野駅に到着すると、駅前のロータリーに出た。今日は満月のハズだが、上空には厚い雲が広がっているのか、月は見えなかった。