J@Dの備忘録

おっさんの備忘録
このブログに関するご意見等はコメント欄に記載していただきますようよろしくお願いします。

独り呑み(@酒亭 玉河)

2020年10月30日 | 食べ歩き(独り呑み)


今日は曇り。今朝は上空に雲が広がっていて、弱い北よりの風が吹いている。空は暗く、出勤のために家を出ると、まるで夜のような情景が目の前に広がっていた。雲の合間から垣間見える白い空が辛うじて、今は朝であることを物語っていた。今朝の気温は11℃で湿度が低く、空気が冷たく感じられたが、却って目が覚めるような冷気が心地よく感じられた。
電車に乗って新宿駅に到着すると、風は強くなっていた。日の出の時刻を過ぎて、上空の雲が次第に白く見えてきた。上着を着ていても、薄ら寒く感じられる。いつものように朝食を買うためにコンビニに寄った。

コンビニで支払いをしようとしてスマホを取り出す。ここまではいつもと同じだが、今日はau PAYにログインをしようとして、二段階認証を求められた。こんなことは初めてで、レジの前でしばし立ち往生した。ポイント還元率が高いので、しぶしぶスマホ決済を利用しているが、いつも支払いをしようとする度に、ログイン画面でスマホの画面が止まる。
ポイント還元など考えなければ、クレジットカードを使用した方が支払いがスムーズなのだが、どうしても損をしている感がある。結局、時間がかかって、店や後続の客に迷惑をかけながらも、スマホ決済をしてしまうのは損な性分である。そんなこんなで、今日は昨日よりも10分遅れて職場に到着した。

日中は雲の合間から青空が見えてきて薄日が射しているものの、雲が多くてスッキリしない空模様となった。昼間の最高気温は19℃で湿度が低く、冷たい北よりの風が吹いている。風は冷たく感じられるものの、空気がスッキリと爽やかに感じられて、涼しい1日となった。
今日は午後、職場研修があり、これを受講。夜は自席に戻って仕事をしていたのだが、夜7時を過ぎてきたあたりで、視野の右半分がチカチカとして字が読めなくなった。しかも仕事にも集中出来ない。これではどうしようもない。

精神的にも疲れ果てているのを自覚していたので、今日は仕事を切り上げて帰ることにする。机上を整理し、帰り支度をすると職場を出た。建物の外に出ると、冷たい空気が身を包んだ。北よりの風が吹いていて、少し寒いくらいに感じられる。地下道を歩いて新宿駅に着くと、ホームに滑り込んできた電車に飛び乗った。
今日は夕食を食べて帰ることにしている。たまには独り呑みもしたい気分である。電車が立川駅に到着したところで、電車を降りた。改札を抜けて駅北口に出る。駅前のロータリーから北口大通りに入る右手の角のビルの地下1階に居酒屋「酒亭 玉河」がある。ちなみに、店名の読み方は「ぎょくが」ではなく「たまかわ」と呼ぶらしい。今日はこの店に入ることにした。


階段を降りて下に降りて行くと、左手に入口がある。階段を降りきったところで手指の消毒を澄ませると、店内に入った。


店内は入口から見て正面奥に厨房があり、厨房に面して逆L字形にカウンター席が17席配されている他、その手前に8人掛けのテーブル席が4卓、右手には小上がりがあって、8人掛けの座卓と6人掛けの座卓が1卓ずつと4人掛けの座卓が3卓配されている。座卓は全て卓と卓の間にすだれを下ろして間仕切りにしている他、テーブル席も8人掛けのテーブルを透明な仕切りで半分に仕切って4人掛けのテーブル席を2つつなげたような配置にしている。カウンター席の内、左側の6席は配膳のために使われておらず、右手の11席は1席毎に間隔を置いて座るようになっていた。
金曜日の店内は混雑していた。しかも店内のテレビでは野球の実況中継を流している。どうやら今日、巨人が勝つと優勝するらしい。最近はテレビも見ず、野球にも関心は無かったので、自分的にはどうでもいいことだったが、店内は一部の客で盛り上がっていた。

店員に1人であることを告げると、カウンター席に案内された。対面は壁だし、両脇には客はいない。ここなら、1人でゆっくりと酒が飲める。卓上には醤油と七味、塩、ソース、楊枝、メニューが置かれている。店員が来て、おしぼりとお通し、割り箸を持ってきた。
最初にドリンクの注文を聞かれたが、初めて入る店であるので、少し待ってもらうことにした。以前はビールをもらったが、涼しくなってきたことに加えて、最近はビールよりもホッピーやハイボールを飲むことが増えてきた。今回も、そのつもりでメニューを開く。

メニューは各種「刺身」「魚料理」「炒め物」「揚物」「肴・惣菜」「サラダ・生野菜」「お食事」といった料理に加え、各種「ビール」「焼酎」「日本酒」「ウイスキー」「サワー各種」「ソフトドリンク」がある。




また、各種「おすすめ冷酒」や「梅酒おすすめメニュー」もある。


壁には一面、メニューに載っていない料理が貼り紙にして貼られている。目移りがしてしまうので、まずはメニューをじっくりと読むことにした。
ちなみにウイスキーはハイボールとのこと。今は「デュワーズハイボール」が今だけ1杯290円で提供されているとのことなので、さっそくこれを注文することにした。すぐにカウンターの中から「デュワーズハイボール」の入ったグラスが差し出される。グラスの中に注がれた「デュワーズハイボール」には氷が浮かべられていて、一片のカットレモンが沈められている。


まずはおしぼりで手と顔を拭くと、「デュワーズハイボール」で独り乾杯。デュワーズはスコッチ最大の消費大国であるアメリカのシェアNo.1のスタンダードスコッチウィスキーで、スパイシーさとバニラや蜂蜜のマイルドさのバランスが抜群とのこと。ほんのりと刺激のある飲み口は後味が爽やかで美味しい。
お通しはおでんである。小鉢に小さくカットされたコンニャクが2切れと小さなさつま揚げが2個入っている。よく煮られていると見えて、さつま揚げはジューシーで美味しい。コンニャクにも味が染みこんでいて、酒のつまみにはうってつけである。あっという間に食べてしまった。これなら、どんな料理も期待出来そうだ。


そこで、メニューを見て注文したのは自分にとって定番の「煮込」である。料理はすぐに運ばれてきた。


「煮込」は白モツにコンニャクを加えて、味噌味のダシで煮込み、豆腐をトッピングして、刻みネギをたっぷりと盛っている。


「煮込」にはたっぷりの七味を振りかけて食べることにした。


柔らかいモツはジューシーで美味しい。コンニャクもよく煮えていて、モツの煮込みに食感のアクセントを与えている。「煮込」に色彩の彩りを添えている刻みネギはシャキシャキとした食感でモツに絡む。豆腐は「煮込」にボリューム感を与えていて、先ほどのお通しのおでんと「煮込」で「デュワーズハイボール」のグラスが空になってしまった。
再び「デュワーズハイボール」のお替わりを注文する。更に「若鳥の唐揚」を注文する。

先に「デュワーズハイボール」のお替わりがカウンターの中から出された。


「若鳥の唐揚」もまもなく運ばれてきた。料理があまり待たされること無く出されるのは、とても嬉しい。


「若鳥の唐揚」は八角形の更に紙を敷いて、5個の特大の唐揚が載せられている。唐揚にはカットレモンが添えられている。


唐揚にカットレモンを搾ると、さっそく唐揚を食べる。熱々の唐揚はカリッとした薄い衣の中にジューシーな鶏肉が閉じ込められていて、唐揚にかぶりつくと口の中に肉汁がほとばしるような味わいである。しかも肉には絶妙な味わいの下味が付いていて、とにかく美味い。
唐揚1個でだいぶ酒も進む。唐揚と交互にハイボールを飲んでいると、唐揚が無くなる頃にはグラスも空になってしまった。唐揚はなかなかのボリュームだった。1杯のグラスが唐揚1皿で空になるのも頷ける。

だいぶお腹も満たされてきたところで、最後に〆の定食を注文することにした。注文したのは「さんま焼定食」である。ご飯は大盛にしてもらうことにした。ちなみにご飯の大盛は割増料金になるとのことである。
料理はしばらくしてトレーの上に一式の料理が載せられて運ばれてきた。トレーの上にはサンマの塩焼きと生玉子、お新香、ご飯、味噌汁が載せられている。


長方形の皿に載せられたサンマの塩焼きは小ぶりで、ダイコンおろしとカットレモンが添えられている。


サンマの塩焼きの皿の脇には生玉子が入った小器が置かれている。


お新香は野菜の浅漬けで、ダイコンとキャベツ、キュウリ、ニンジンの小片が入っていて、鷹の爪が彩りを添えている。


大盛のご飯は丼に盛られて出された。


味噌汁は玉子とモヤシが入っていて、刻みネギが浮かべられている。


まずはサンマの塩焼きに添えられたカットレモンをたっぷりとサンマに搾り、ダイコンおろしに醤油を垂らした。


続いて味噌汁を少し飲む。酒を飲んだ後の味噌汁は、胃袋に染み渡るように美味しい。玉子の甘みにモヤシが味噌汁にボリューム感を与えている。刻みネギがシャキシャキとした食感でアクセントを与えている。久しぶりに飲んだ酒で疲れた胃袋を優しく労っているかのような味わいが溜まらない。
続いてご飯茶碗を左手で持ち、サンマを食べることにする。


サンマの身の中央を箸で切り、上下に身を開いた。中央の骨を取り、頭と尾を箸で切り落とすと、開いた身の上に醤油を垂らしたダイコンおろしを全て載せて、ご飯の上に移す。サンマの塩焼きにかぶりつきながら、ご飯を食べた。
ホクホクとしたサンマの身は絶妙な塩加減にレモンとダイコンおろしが加わって、サッパリとして美味しい。醤油の旨みがサンマの身にほどよく染みこんで、ご飯が進む。皮はパリパリとして香ばしく、内臓の苦みがアクセントになってなかなかの食べ応えである。

身を食べてしまうと、残ったサンマの頭と尾に少し残った身を削ぎ落とすようにして食べる。あっという間だったが、サンマは美味しかった。残念だが、自分にとって今年最後のサンマになりそうである。サンマの食べ納めと思って、気合いを入れて食べたのだが、美味いものはやはり美味い。
サンマを食べてしまうと、お新香でご飯を食べる。サッパリとした浅漬けは鷹の爪の辛味がアクセントになっていて、ご飯が進む。お新香を食べ終えてもまだご飯が残っているので、残りのご飯を玉子かけご飯にして食べることにした。

生玉子を割ると、中から鮮やかな黄身が小さい器に流れ込んできた。


これに醤油を少し垂らし、軽くかき混ぜると、ご飯の上に載せて、ご飯と玉子をかき混ぜる。サラサラと玉子かけご飯をかき込んだ。玉子の甘みに醤油の旨みが絶妙に絡まって美味しい。最高の〆のご飯である。
玉子かけご飯を食べてしまうと、最後に味噌汁を飲み干して完食。美味かった。満足である。カウンターの中の店員に声をかけて、会計をしてもらうことにした。帰り支度をして席を立つと、入口脇のレジに進む。ちなみに支払いは現金のみとのことで、支払いを済ませると店を出た。

階段を昇り、目の前の横断歩道を渡って立川駅に向かう。立川駅から電車に乗って隣駅の日野駅に到着した。
駅から家路を急ぐ。夜になって雲の合間から暗い空が広がってきた。上空には丸い月が浮かんでいて煌々と明るい光を放っていた。

コメント

独り呑み(@居酒屋 夢路)

2020年05月09日 | 食べ歩き(独り呑み)


今日は曇りときどき雨。今日は9時前に目が覚めた。カーテンを開けると、上空にはどんよりとした厚い雲が広がっているものの、薄日が射して空が明るくなっている。弱い風が吹いていて、少し湿度もあるようだ。日射しが無いので少し、涼しく感じられるが、暑くも無ければ、寒くも無く、ちょうど良い気候である。
日中もどんよりとした厚い雲が上空を覆っていて、スッキリしない空模様となった。昼間の最高気温は22℃で強い南よりの風が吹いている。日射しが無く、風がヒンヤリと感じられた。午後になって、次第に湿度が高くなってきた。

今日は夕食を外で食べることにした。近場の店で食べることにして、日野駅前に出た。以前、「特選みそとんこつ」を食べたラーメン屋「とんとことん 日野店」の隣に居酒屋「夢路 日野店」がある。夕食がてら、久しぶりに少し飲みたい気分になっているが、現在、東京都では新型コロナウイルス感染症対策として、食事提供施設については5時から20時までの間の営業とし、酒類の提供は夜19時までとすることを要請している。そこで、いつもは夕方18時くらいに夕食を食べることにしているが、今日はこの店に17時過ぎに入ることにした。


店に入る。店内は入口から見て左手に厨房があり、その正面にカウンター席が5席配されている他、右手には6人掛けのテーブル席が1卓と、4人掛けのテーブル席が4卓、2人掛けのテーブル席が2卓ある。更に奥のスペースには6人掛けのテーブル席が2卓と、一段上がったところに掘りごたつ形式の座敷席があって、6人掛けのテーブル席が1卓と4人掛けのテーブル席が1卓配されていた。
店員に案内されてカウンター席の端の席に座る。卓上には醤油と一味唐辛子、楊枝、メニューが置かれている。今日提供されているメニューは各種「一品」「生肉、炙り料理」「焼き物」「揚げ物」「串焼き」「生野菜・サラダ」「定食」といった料理と各種「ビール」「ウイスキー」「焼酎」「ソフトドリンク」で構成されている。

着席すると、最初におしぼりが運ばれてきた。まず、注文したのは「生ビール串揚げセット」である。このセットはジョッキビール、串揚げ3種、海鮮ぶつで構成されているが、ジョッキビールは他のドリンクに変更できる。そこで、ドリンクをハイボールに変更して注文した。
最初に運ばれてきたのはハイボールである。続いて、マグロのぶつ切りが運ばれてきた。マグロのぶつ切りには醤油小皿が添えられた。


串揚げが出来るまでには少し時間がかかりそうである。さっそく、おしぼりで手と顔を拭くと、醤油小皿に醤油を垂らし、ハイボールを楽しみながら串揚げが出来るのを待つことにした。


最初にハイボールを飲む。久しぶりに外で飲むアルコールである。氷が浮かべられたハイボールは冷たく、スッキリとした飲み口で美味しい。


ハイボールを飲みながら、マグロのぶつ切りを食べる。小さい器に入ったマグロのぶつ切りはダイコンのツマに大葉を敷き、マグロのぶつ切りを10切れほども載せて、おろしワサビを添えている。


おろしワサビを醤油に溶かしてわさび醤油を作ると、マグロのぶつ切りをわさび醤油に浸して口に運んだ。
マグロのぶつ切りはスジの無いマグロの赤身で、もっちりとした食感と濃厚な味わいで美味しい。マグロのぶつ切りを食べて、ダイコンのツマまで片付けたところで、串揚げ3種が運ばれてきた。


串揚げ3種はキャベツのざく切りが載った丸い皿に並べられている。3種類の串揚げは左からレンコン、シシトウの豚バラ肉包み、タマネギである。


串揚げにはソースとカットレモン、洋カラシが添えられた。


串揚げにカットレモンをたっぷりと搾り、洋カラシを適量載せて、ソースに浸けながら口に運ぶ。ドロリとしたソースは串揚げの衣にたっぷりと絡まって口の中に入ってくる。レンコンは肉厚で、サックリとした程よい歯応えで美味しい。濃厚なソースが淡泊なレンコンの旨味に絡まって、ハイボールが進む。
シシトウの豚バラ肉包みは中にシシトウが2本まるごと入っている。ジューシーな豚バラ肉の旨味にシシトウの食感がアクセントになっていて美味しい。タマネギは肉厚で、なかなかのボリュームである。火の通ったタマネギは甘く、ジューシーで美味しい。

串揚げを食べてしまうと、定食を注文することにした。定食メニューは「刺身3種盛定食」「もつ煮込み定食」「串揚げ定食(4本)」「大コロッケ(自家製)定食」「鶏唐揚げ定食」「ハムかつ定食」「ヒレかつ定食」「さば塩焼き定食」「焼きそば(サラダ付き)」「ざるそば(サラダ付き)」で構成されている。定食にはサラダ、冷や奴が付く。「もつ煮込み定食」を注文することにして、ご飯を大盛にして注文することにした。
定食の注文を終えると、生のキャベツを残ったソースに絡めて口に運ぶ。やがて、キャベツが無くなり、ハイボールのグラスも空になった。

もう1杯ハイボールを飲みたい気分もあるが、久しぶりのアルコールに少々酔いが回ったようである。まもなくして、トレーの上に料理が一式載せられて運ばれてきた。トレーの上にはもつ煮込み、サラダ、冷や奴、お新香、ご飯、味噌汁が載せられている。


最初にサラダを食べる。サラダは刻みキャベツの上にちぎったリーフレタスを載せ、スライスしたタマネギとワカメを盛り、白ゴマを振りかけて、青じそドレッシングがかけられている。


シャキシャキとした食感の生野菜はみずみずしくて美味しい。生キャベツの甘みにタマネギの辛味がアクセントになっていて、ワカメがボリューム感を与えている。ふんわりとした食感のレタスにサッパリとした味わいの青じそドレッシングが絡んで、なかなかの食べ応えである。
ここで、味噌汁を飲む。味噌汁にはワカメとなめこ、刻みネギがたっぷりと入っている。


具沢山の味噌汁はアルコールを飲んだ胃袋に優しく染みこむように美味しい。味噌汁を半分くらいまで飲んでしまうと、今度はもつ煮込みを食べることにした。
もつ煮込みは味噌ベースのダシで煮込んだモツにダイコン、コンニャク、ニンジンがたっぷりと入っていて、刻みネギが盛られている。もつ煮込みにはレンゲが添えられている。


これに一味唐辛子を振りかけると、牛モツを食べながらご飯を食べる。ご飯の米粒は艶々としていて、なかなかに美味い。


もつ肉は柔らかく、ダシをたっぷりと吸ってジューシーで美味しい。濃厚な味噌のダシは旨味がたっぷりと含まれていて、ダシだけでご飯が進む。誘惑に抗いきれなくなって、添えられているレンゲで具を掬い、ご飯に載せて食べる。あっという間にご飯が半減した。
牛モツを食べながら、箸休めに冷や奴を食べることにした。冷や奴は2切れの木綿豆腐に刻みネギと鰹節がたっぷりと載せられていて、おろし生姜が添えられている。


卓上の醤油を適量垂らし、冷や奴を食べる。豆腐の甘みにシャキシャキとした食感のネギと鰹節の旨味が加わって、これだけでも十分美味しい。おろし生姜の辛味がアクセントになっていて、なかなかに食べ応えがある。
残ったご飯に、もつ煮込みをダシごと注ぎ、雑炊風にしてお新香を食べながら、ご飯をかき込む。お新香は刻んだタクアンに白菜の浅漬けである。


あっという間にご飯茶碗が空になった。残ったお新香を片付けると、最後に、お椀に残った味噌汁を飲み干して完食。美味かった。満足である。
勘定を済ませて、店を出た。既に時計の針は夜の7時近くになっている。久しぶりに居酒屋で酒を飲むことが出来て満足した。

店を出ると、通り雨がパラパラと降っていたが、帰宅する頃には止んだ。夜になって風は弱い北寄りの風に変わり、気温もグッと下がってきた。湿度が高く、空気がシメシメと感じられた。

コメント

独り呑み(@居酒屋 一休 立川北口店)

2019年12月20日 | 食べ歩き(独り呑み)


今日は晴れ。昨夜降った雨は、今朝は止んでいて、上空に澄んだ暗い空が広がっていて、星が瞬いている。朝の気温は6℃で、弱い北よりの風が吹いている。昨夜の雨で路面はしっとりと濡れていて湿度が高く、ヒンヤリとした空気が冷たく感じられた。
電車に乗って新宿駅に到着すると、いつものコンビニで朝食を買う。ところが、今日は店員のレジの操作ミスでポイントをつけてもらえなかった。クレジットカードで支払っているので、ポイントをつけてもらうには一旦、返金処理をした上であらためて、操作をしてもらう必要がある。店員は明らかにイヤそうな顔をしているし、こちらも急いでいるのでそのまま店を出たが、なんだかモヤモヤしたイヤな気分である。

日中は上空の所々に薄い雲が浮かんでいるものの、突き抜けるような青空が広がっていて、日射しが燦々と降り注ぐ穏やかな晴れ模様となった。昼間の最高気温は15℃で湿度が低く、弱い北よりの風が吹いている。空気は冷たいが、陽光の温もりを感じられる過ごしやすい陽気となった。
1日の仕事を終えると、夜になって職場を出た。今日は夕食を食べて帰ることにしているが、明日は土曜日ということもあり、久しぶりに呑んでいきたい気分でもある。そこで、帰りに一人でちょっと呑んで帰ることにした。新宿駅から中央線快速電車に乗ると、立川駅で下車する。

改札を抜けて駅北口に出ると、駅前のロータリーから線路沿いの柳通りを国立方面に向かって歩いていく。今年の1月に「タンタン麺」を食べたラーメン屋「揚州商人 立川店」のあるビルと道路を挟んで反対側にあるビルの2階に居酒屋「一休 立川北口店」がある。今日はこの店に入店することにした。


店に入ると、店員が出てきたので、一人であることを告げる。「カウンター席でいいのだが」と伝えると店員に窓際のカウンター席に案内された。


卓上には灰皿と小皿、メニューが置かれている他、カウンター卓の上の棚には塩と醤油、一味唐辛子、楊枝が置かれている。席に座ると箸が置かれて、冷たいおしぼりが出されたので、おしぼりで手と顔を拭いた。
店内に禁煙席はあるらしいのだが、禁煙席は全て埋まっているとのこと。見れば、店の中央に仕切られた個室があり、その中に4人掛けのテーブル席が4卓ほど用意されているだけで、後は全て喫煙席となっている。他の店では喫煙席の方が小さかったりするのだが、ここの店ではその逆である。なるほど、分煙の取り組みはしているが、申し訳程度に禁煙席を設けることで、分煙をしているということにしているわけだ。それにしても、隣の客も背後の客も盛大に煙を吐きながらタバコを吸っている。あまり長居できなさそうな店である。

店員にメンバーズカードを渡し、更に「居酒屋 一休」のHPに掲載されているクーポンを印刷した物を店員に渡してドリンク1杯無料サービスを受けることにした。注文したのは「一休ハイボール」である。更に逸品料理の「一休よだれ鶏」とお薦めメニューの中から「ぶりかま塩焼き」を注文する。
「一休ハイボール」とお通しはすぐに運ばれてきた。お通しは「枝豆」である。


「一休ハイボール」は金属製のコップに入っていて、氷が浮かべられている。まずは「一休ハイボール」で一人乾杯。今日は夜になっても比較的気温が下がらず、コートを着ていると、電車の車内は暑いくらいだった。おかげで冷たいハイボールも美味しい。


枝豆を食べ、ハイボールを飲む。「一休ハイボール」は一休独自にブレンドしているというハイボールには隠し味が入っているとのこと。甘くて飲みやすい一方で、風味が無くてハイボールという気がしない。
「一休ハイボール」を飲んでいると、逸品料理「一休よだれ鶏」が出された。


メニューの写真に比べてなんだか小さい気がするのは皿が大きいせいなのか。「一休よだれ鶏」は6切れほどにカットされた鶏肉にたっぷりと特製の旨辛タレをかけ、更に刻みネギと白ごまをトッピングした料理である。


箸を取って、鶏肉を食べる。脂身の少ない鶏肉は冷たく、ヒンヤリとしていて、淡泊な味わいに辣油のようなタレがピリリと辛い味わいを添えている。美味いには美味いが、タレがむちゃくちゃ辛かった。思わず、ハイボールをゴクゴクと飲んで、更にドリンクを追加で注文しようと、店員を呼んだ。注文したのは「ホッピーセット」である。
「ホッピーセット」が運ばれてきた。この店では「ホッピー」は白しか置いていないようだ。


セットの「なか(焼酎)」に「そと(ホッピー)」を注ごうとして、「ぶりかま塩焼き」も運ばれてきた。


「ぶりかま塩焼き」は大きな皿に載せられていて、たっぷりのダイコンおろしが添えられている。
あらためてセットの「なか(焼酎)」に「そと(ホッピー)」を注ぎ、更にダイコンおろしに醤油を垂らして、ホッピーを飲みながら「ぶりかま塩焼き」を食べる。


ホッピーも冷たく、ビールほどでは無いが、ホッピーのシュワシュワとした炭酸が舌をほどよく刺激して、飲み口も優しく、美味しい。ホッピーを楽しみながら、「ぶりかま塩焼き」を食べる。


「ぶりかま塩焼き」を裏返してみる。肉厚な「ぶりかま塩焼き」である。


「ぶりかま塩焼き」に箸を入れ、たっぷりとダイコンおろしを載せて食べた。ホクホクとした食感の「ぶりかま」は塩は薄めで、やわらかな甘みが感じられる。ダイコンおろしの水分が肉にまとわりついて、ジュシーで美味しい。醤油の旨みが「ぶりかま」の旨みを引き立てている。なかなかボリュームがあって満足できる。最後は骨までしゃぶるようにして食べた。
〆にご飯ものを食べることにしているが、もう少し食べたい気分である。そこで、店員を呼んで、「げそ天」を注文することにした。グラスの中も心細くなってきたので、更に「なか(焼酎)」も追加で注文する。

先に「なか(焼酎)」が運ばれてきた。


しばらくして「げそ天」も運ばれてくる。


追加の「なか(焼酎)」に「そと(ホッピー)」を注ぐ。ちょうど「そと(ホッピー)」1本で2杯の「なか(焼酎)」が楽しめる量である。マドラーでグラスの中をかき混ぜると、「げそ天」に箸を付けた。


「げそ天」の長さは短く、13切れほどある。カリカリに揚げられた衣の中にはプリプリとした弾力のある歯応えのイカが入っている。イカの旨みを味わいながらホッピーを飲んだ。


「げそ天」を食べ終える頃には、だいぶお腹も満たされてきた。最後に〆のご飯ものを注文することにする。
店員を呼ぶと「鶏ひき肉チーズ焼き飯」を注文する。ついでにお冷やももらうことにした。

お冷やはすぐに運ばれてきたが、料理はなかなか運ばれてこない。グラスに残ったホッピーをしばらくちびちびと飲んでいると、「鶏ひき肉チーズ焼き飯」が運ばれてきた。


ホッピーを全部飲み干すと、「鶏ひき肉チーズ焼き飯」を食べることにした。
鉄板の上に載せられた「鶏ひき肉チーズ焼き飯」は、ご飯の上に鶏挽き肉を載せ、更にチーズを載せた料理である。表面には粉バジルが散らされていて、彩りを添えている。


スプーンでライスをかき混ぜるようにして口に運ぶ。熱々のチーズの甘みと鶏の旨みにライスのボリュームが加わって美味しい。ライスの香ばしさがアクセントになっている。量は少なめで、もう少し食べたい気分だったが、お冷やを飲み干すと、お腹も満たされた。
店員を呼び、会計をする。この店の会計はテーブル精算となっている。現金で代金を払うと、メンバーズカードを受け取り、帰り支度をして店を出た。

金曜日の夜ということもあって、通りは仕事帰りの客で溢れていて、少々歩きづらかった。立川駅に戻り、電車に乗って帰宅の途につく。
家に着くと、熱い風呂に入って、1週間の疲れを癒やした。ようやく週末になった気分である。

コメント

独り呑み(@豊後高田どり酒場 西国分寺南口駅前店)

2019年11月09日 | 食べ歩き(独り呑み)


今日は晴れ。今朝は上空に薄い雲が所々にかかっているものの、青空が広がって、朝日が眩しい。朝の気温は11℃で弱い北よりの風が吹いていて、空気がヒンヤリと感じられた。
今日は写真部の競馬撮影会がある。平日のいつもの朝より少し遅めに起きると、顔を洗い、カメラ機材を詰めたカメラバッグを背負って、集合場所の府中の東京競馬場に向かった。

日中は晴れて、強い日射しが降り注ぐ暑いくらいの陽気となった。昼間の最高気温は17℃で日中は東よりの風が吹いている。湿度も低く、空気が冷たく感じられるのだが、直射日光に照らされて、既に汗だくである。タオルで汗を拭きながら、写真を撮影した。
今日は先日買ったミラーレスデジタル一眼カメラ「OLYMPUS OM-D E-M1X」が動きの速い被写体に対してどれだけついて行けるのか、そのテストも兼ねている。まだまだ使い切れていないカメラだが、エントリー仕様のミラーレスデジタル一眼カメラ「OLYMPUS OM-D M10 MarkⅡ」と比べて、ずいぶんと撮りやすいのは実感している。

1日のレースは12レースまであるが、10レースまで終わったところで、解散となった。メインのレースは11レースなので、自分は11レースの写真を撮ったところで、帰宅の途につく。
今日はいつもの撮影会と異なり、反省会も無かった。明日は休みということもあり、ちょっと飲んで帰りたい気分である。東京競馬場の西門とペデストリアンデッキで直結している府中本町駅に向かうと、ここで南武線に乗り換えて西国分寺駅に出た。西国分寺駅前の居酒屋で夕食を兼ねて、一人反省会をすることにした。

入店したのは、西国分寺駅南口の東武ストア「にしこくマイン」のある建物の西側にあるビルの地下1階にある居酒屋「豊後高田とり酒場 西国分寺南口駅前店」である。


店に入る。店内は奥に厨房があって、その脇にカウンター席が5席設けられている他、6人掛けのテーブル席が1卓と4人掛けのテーブル席が8卓配されている。出てきた店員にカウンター席に案内されて、席に座った。
卓上には各席に箸と小皿、紙ナプキンが置かれている他、卓上には本醸造しょうゆ、一味唐辛子、こだわり直火焼き塩といった調味料と串入れ、紙ナプキン、楊枝、灰皿、メニューが置かれている。

とりあえず、近くにいた店員を呼ぶと「ホッピー黒セット」を注文することにする。お通しがないので、串焼き盛合せ(10本)を注文することにした。串焼きは塩で焼いてもらうことにした。
最初に運ばれてきたのは「ホッピー黒セット」である。グラスの半分くらいまで注がれた焼酎には氷が浮かべられていて、マドラーが添えられている。「黒ホッピー」は小瓶に入っている。


更に待っていると、串焼き盛り合わせが運ばれてきた。


皿の左端にはささみがあり、その右にソーセージ、手羽先と並べられ、右手には手前から砂肝、ねぎ、ハツ、ぼんじり、豚バラ、つくね、うずらと並べられている。串焼きにはマスタードソースが添えられた。
まずは焼酎に「黒ホッピー」を注いでマドラーでかき混ぜ、1人乾杯。


今日は昼間が暑かったこともあって、冷たいホッピーが美味しい。ビールもいいが、最近はホッピーを飲む機会が増えてきた。


続いて串焼きを食べる。まずはささみを食べることにした。おろしわさびがトッピングされたささみを口に運ぶ。脂身の無いささみはやや固く、淡泊な味わいでさっぱりとした味わいである。ささみを食べてしまうと、すぐにソーセージを手に取った。長いソーセージにマスタードソースをたっぷりと浸けて口に運ぶ。ソーセージはジューシーで、ボリュームもあって美味しかった。
手羽先を保留して、今度は右手にある串焼きを食べる。一番手前の砂肝は6片の肉が串に刺さっている。口に運ぶとやや固く、弾力のある歯応えで、噛み応えがある。噛めば噛むほど、口の中に肉の旨みが染み出してくるかのようである。ネギは4つのカットが串に刺してある。焼き色の付いた串は香ばしく、ジューシーで美味しい。

少し、塩気が弱いようである。卓上の焼き塩を手に取ると、串焼きの上から塩を振って、ハツを手に取った。脂身の無いハツもやや固めの食感である。少々肉がぱさつき気味で、あまり肉の旨みが感じられない。ホッピーで飲み込むようにして食べた。
一方、ぼんじりは柔らかくて美味しい。肉は軟らかくジューシーで、塩が肉の旨みを凝縮しているかのようである。ホッピーも進んだ。豚バラもハツと同様固めの食感である。脂身は少なく、噛めば噛むほど、口の中に味が染み出すような味わいである。

つくねはふっくらとして美味しい。鶏の旨みが口の中に広がって、ホッピーも進む。うずらは4個の玉子が串に刺してある。中の黄身は舌触り滑らかで、甘くて美味しかった。
ホッピーはソトの「黒ホッピー」を適宜継ぎ足しながら飲んだので、串焼きを食べてしまう頃にはホッピーのナカもソトも無くなりかけていた。ここで、料理を追加注文することにして店員を呼んだ。ドリンクも合わせて注文することにする。

注文したのは期間限定の秋の味覚「秋刀魚の塩焼」「カキフライ」「牡蠣の浜焼き」と「バカ盛りトリスジンジャーハイボール」である。
「バカ盛りトリスジンジャーハイボール」はすぐに運ばれてきた。大ジョッキに注がれたジンジャーハイボールには氷が浮かべられている。


しばらくして「カキフライ」が運ばれてきた。六角形の皿に載せられたカキフライは4個で、皿に敷かれた紙の上に並べられていて、ソースとマスタードソースが添えられている。


早速、「バカ盛りトリスジンジャーハイボール」を飲みながら「カキフライ」を食べる。「バカ盛りトリスジンジャーハイボール」は甘くて爽やかな味わいで美味しい。
箸を取ってカキフライを食べる。マスタードソースをたっぷりと載せて、ソースに浸して口に運んだ。一口大のカキフライは、カリッとした衣の中にカキが詰まっている。ふんわりとした食感のカキはジューシーで、ミルキーな甘さが美味しい。


「カキフライ」を食べていると、続いて「牡蠣の浜焼き」が運ばれてきた。「牡蠣の浜焼き」はアルミホイルの上に3個の焼きガキが置かれている。カキは醤油をかけて焼かれたらしく、醤油の香ばしいいい匂いが漂ってきた。


「牡蠣の浜焼き」を食べる。殻の中にあるカキの身はプリプリで美味しい。小さいのが残念だが、ジューシーな味わいで酒も進む。
「カキフライ」と「牡蠣の浜焼き」を食べてしまったところで、「秋刀魚の塩焼」が運ばれてきた。四角い皿に載せられた「秋刀魚の塩焼」は小ぶりなサンマで、皿の隅にダイコンおろしが添えられている。


ダイコンおろしに醤油を垂らして、さっそくサンマを食べることにした。考えてみれば、今秋サンマを食べるのは初めてだったりする。身を開き、背骨を取って、サンマの身にダイコンおろしをたっぷりと載せて口に運ぶ。


脂が適度に載ったサンマはジューシーで美味しい。塩で引き締まった旨みにダイコンおろしが合わさって、実に美味い。頭と背骨以外は全て食べてしまった。
だいぶ食べた気分である。最後に〆のご飯を食べることにして「鉄板カレーライス」を注文する。前回の経験から、今回も単品で注文することにした。

しばらくして「鉄板カレーライス」が運ばれてきた。「鉄板カレーライス」は丸い鉄板の半分くらいにライスが盛られ、もう半分くらいにポークカレーが湛えられている。「鉄板カレーライス」にはスプーンが添えられた。


スプーンを取って「鉄板カレーライス」を食べる。ライスとカレーとをかき混ぜて、口に運ぶ。鉄板はかなり浅く、ライスの量が少な目である。カレーは中辛で、ドロリとしたカレールーには細かくカットされた豚肉とタマネギが入っている。


あっという間にカレーは無くなってしまった。思った以上に少なく、ちょっと不満を感じる。
「鉄板カレーライス」を食べてしまうと、店員を呼んで会計する旨を伝えた。伝票を受け取り、入口脇のレジで代金を払い、店を出る。

外は昼間の陽気が嘘のように冷え込んでいて、少々肌寒いくらいの陽気である。西国分寺駅に戻ると、電車に乗って帰宅の途に着いた。
家に着くと、熱いコーヒーを淹れて飲んだ。ようやくリラックスできた気分である。

コメント

独り呑み(@居酒屋 一休 高円寺店)

2019年07月26日 | 食べ歩き(独り呑み)


今日は晴れ後雨。今朝は東の空に層状の雲が浮かんでいるが、青空が広がっていて、朝日が眩しい。久しぶりに明るい朝となった。朝の気温は24℃で風はほとんど無く、湿度が高くて蒸すような陽気である。
今日も昼過ぎまでは自宅でテレワークを実施する。平日と同じ時間に起床してはみたものの、顔を洗うとモーニングコーヒーを淹れて、朝刊を読んだ。定時の少し前に職場から持って帰ってきた職場の端末に電源を入れる。職場のサーバーにアクセスすると、業務開始である。

午前中に強い南風が吹いてくると、一気に気温が上昇してきた。昼間の最高気温は33℃で3日連続の真夏日となった。上空には青空が広がっていたが、東の空には大きな積乱雲がいくつも浮かんでいる。東京アメッシュで見ると、都心には南から雨雲が流れてきて、強い雨を降らしているところもあるようである。
今日の在宅勤務は午後2時までで、その後は現場視察のため、外出する。日野駅から電車に乗って中野駅に向かった。中野駅からは路線バスで現場に移動する。

現場視察を終えて、職場に連絡を入れると、再び路線バスに乗って中野駅に出た。上空には大きな雲がいくつも浮かんでいたが、雨が降る気配もなく、西の空からは夕陽が射し込んでいる。
今日は現場視察で汗をたっぷりとかいた。今日は夕食を食べて帰ることにしていることもあるが、ちょっと冷たいものも飲んで行きたい気分である。時計の針は既に6時を回っていたので、帰りに近くの居酒屋に入ることにした。

中野駅から中央総武各駅停車線に乗り、隣駅の高円寺駅で降りた。改札を抜けて駅南口に出ると、左に折れて線路沿いの道を中野駅方面に歩いていく。駅から3分ほど歩いていくと、線路の高架下に「居酒屋 一休」の看板が見えた。そこで今日はこの居酒屋「一休 高円寺店」に入店することにした。


店に入ると、店員が出てきて、入口に近いカウンター席に案内された。卓上には醤油と塩、一味唐辛子、灰皿、メニューが置かれている他、各席に小皿が置かれている。
席に座ると箸とおしぼり、お通しの枝豆が出されたので、おしぼりで手と顔を拭いた。店員にメンバーズカードを渡し、更に「居酒屋 一休」のHPに掲載されているクーポンを印刷した物を店員に渡してドリンク1杯無料サービスを受けることにした。注文したのは「ザ・モルツ生ビール」である。更に「串焼き8本盛」注文する。串焼きは塩にするかタレにするか聞かれたので、塩で注文する。

店員に今日から3日間数量限定で「うなぎの蒲焼き」が販売されていることを告げられた。考えてみれば、明日は土用の丑の日である。食べないわけにはいかない。しかし、「うなぎの蒲焼き」は単品で、メニューにもご飯は無い。店員におそるおそる「ご飯」は単品で注文できるか聞いてみた。すると、単品の「ご飯」が注文できるという。しかも「味噌汁」も注文できるようである。
そこで、〆に「うなぎの蒲焼き」と「ご飯」、「味噌汁」を注文することにして「うなぎの蒲焼き」を確保してもらった。

ビールはすぐに運ばれてきた。


まずはビールで一人乾杯。汗だくになって歩き回ったこともあって、冷たいビールが美味しい。
枝豆を食べ、ビールを飲む。


ビールをゴクゴクと飲んでしまった。グラスが空になったところで店員を呼んで追加のドリンクを注文する。注文したのは「生レモンサワー」である。
すぐに「生レモンサワー」が運ばれてきた。炭酸水で割った焼酎に氷を浮かべ、マドラーを入れたグラスと、カットしたレモンを載せた金属のレモンすりつぶし器が目の前に並べられる。


レモンをすり潰そうとして、「串焼き8本盛」も運ばれてきた。


あらためて、レモンをすり潰し、レモン汁をグラスに注ぐと、マドラーでかき回して「生レモンサワー」を飲む。冷たい「生レモンサワー」は炭酸と生レモンの酸味が心地よい。


串焼きを食べる。「串焼き8本盛」は左から「豚トロ串」「つくね串」「かわ串」「すなぎも串」「ぼんちり串」「豚タン串」「豚ハラミ串」「わかどり串」の順で1本ずつ並べられている。


「生レモンサワー」を飲みながら、皿の左から順番に串を食べていくことにした。
「豚トロ串」は3切れ串に刺してある。口に入れると、サクサクとした食感で、旨みが詰まっていて美味しい。ちょっと塩気が強い感じがして、思わず、「生レモンサワー」をゴクゴクとと飲んでしまう。続いて食べた「つくね串」はふんわりとした食感で、優しい鶏の旨みが感じられた。「かわ串」は柔らかい歯ごたえで、濃い味わいが美味しい。「すなぎも串」は串に5切れの砂肝が刺してある。コリッとした歯ごたえであっさりとした肉の味わいが味わえた。

ここで、料理を追加注文する。注文したのは「キスの天ぷら」である。
また、「生レモンサワー」をぐびっと飲むと、串をつまんだ。続いて食べたのは「ぼんちり串」である。串に刺した4切れの肉は鶏のお尻のお肉である。プリプリとした食感で、旨みが詰まっていて美味しい。「豚タン串」は串に4切れ肉片が刺してある。しっかりとした歯応えで、濃い味わいが楽しめた。「豚ハラミ串」も串に4切れの肉片が刺してある。肉質系のジューシーな味わいに濃い旨みが感じられた。最後に「わかどり串」を手に取る。オーソドックスな鶏のもも肉は適度にジューシーで柔らかくて美味しい。

串焼きを食べ終えたところで「キスの天ぷら」が運ばれてきた。


皿の上には紙を敷いた上に3切れのキスの天ぷらが盛られていて、皿の隅にだいこんおろしが盛られ、その上におろしショウガがトッピングされている。


「キスの天ぷら」には天つゆが添えられた。


天つゆにだいこんおろしとおろしショウガを投入し、天ぷらをたっぷりと浸して口に運ぶ。サクサクとした食感の衣に包まれたキスの天ぷらはふんわり柔らかく、上品で淡泊な味わいである。尾も香ばしくて美味しかった。 
「キスの天ぷら」を食べ終えると、結構お腹も満たされた。いつもならもう一品料理を注文するところだが、今日はここで〆の「うなぎの蒲焼き」と「ご飯」、「味噌汁」を注文する。「ご飯」は大盛りでもらうこととし、あわせて冷たいお冷やももらうことにした。

料理が運ばれてくるまでの間、残ったグラスに残った「生レモンサワー」を飲む。別にドリンクをセーブしたわけではなかったのだが、まだ少しグラスにはドリンクが残っていて、それを少しずつ飲みながら料理が出来るのを待った。
最初に運ばれてきたのは「うなぎの蒲焼き」である。長細い皿の上には特大の蒲焼きが3切れにカットされて並べられていて、皿の隅には山椒がたっぷりと添えられている。


続いて「ご飯」「味噌汁」が運ばれてきた。居酒屋一休の裏メニューである。


さっそく味噌汁を飲む。味噌汁には刻みネギと刻んだ油揚げがたっぷりと入っている。飲んだ胃袋をいたわるような優しい味わいで、味噌汁の塩分が胃袋に染み渡るように美味しい。


続いてご飯を食べることにする。艶々とした米粒のご飯はとても美味しそうである。


鰻をご飯に載せた。カットされた鰻は1切れでご飯を覆い隠してしまうくらいに大きい。この鰻に山椒をたっぷりと載せて、鰻と一緒にご飯をかきこむ。


特大の鰻は厚みがあって旨い。柔らかく、ホクホクとした食感にタレが絡み合って食べ応えがある。ピリッとした山椒がアクセントになっている。
鰻2切れでご飯が無くなってしまった。最後の1カットに残った山椒をたっぷりと載せると、そのまま口に入れて頬張った。とにかく旨い。鰻を食べてしまうと、味噌汁を飲み干して完食。美味かった。満足である。

最後にお冷やを飲み干すと、店員を呼んで会計を済ませる。精算を終えると、メンバーズカードを受け取り、帰り支度をして店を出た。
高円寺駅まで戻り、電車に乗って帰宅の途につく。日野駅に到着すると、微かに雨が降ってきたようだ。急いで家まで歩いた。

夜になって、激しい雨が降ってきた。

コメント