J@Dの備忘録

おっさんの備忘録
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今日のラーメン(味噌とんこつ 温野菜のせ@野方ホープ 中野店)

2022年12月01日 | ラーメン(23区)


12月初日の今日は曇り一時雨。今朝は上空に白い雲が一面に広がっていた。今朝の気温は11℃で、北よりの弱い風が吹いている。外は風が冷たく、空気がヒンヤリとしていた。
今日は通常出勤のため、早朝に家を出た。天気予報によると、今日は12月中旬から下旬並みの気温で、一気に冬の寒さになるとのこと。クローゼットから薄手のモッズコートを取り出すと、上着の上に羽織って出勤した。

電車に乗って新宿駅に到着すると、地下道を歩いて職場に向かった。職場のあるフロアから窓の外を眺めると、上空には灰色の雲が一面に広がっていて、市街地が薄暗く見える。市街地の西側には雲の下に山々のシルエットが黒々と見えていた。
今日は出張のため、昼前に職場を出た。お昼を食べる余裕もなく、目的地に向かう。日中は上空に厚い雲が広がっていて、時折雨がぱらつく生憎の空模様となった。昼間の気温は10℃で、朝よりも若干下がって、肌寒い陽気である。シメシメとした空気がヒンヤリとしていて、風が冷たく感じられる。雨は午後には止んだ。

午後、職場に戻ったのは既に夕方近くになっていた。窓の外は薄暗くなっていて、街の中のイルミネーションの光が冷たく見える。仕事を終える頃には既に日が沈んで、空は暗くなっていた。
今日は夕食を食べて帰ることにしている。先日と同様に中野で夕食を食べることにして、新宿駅から電車に乗った。中野駅で下車すると、北口改札を抜けて、中野通りを北上する。早稲田通りと交差する新井交差点を左折して20mほども行ったところの右手にラーメン屋「野方ホープ 中野店」がある。


今日はこの店に入ることにした。


店に入ると、すぐ左手にタッチパネル式の券売機があり、ここで食券を購入する。ちなみに支払いは現金または各種電子マネーとなっていた。


券売機の上にもメニューが掲げられている。


購入した食券を手に店の奥に進む。店内は入口からみて、奥に厨房があり、厨房から手前に向かってカウンターテーブルが2本伸びている。テーブルに挟まれた中央は配膳スペースとなっていて、その左手にはカウンター席が6席、右手には9席のカウンター席が配されていた。店の奥のカウンター席に座ると、お冷やと小皿、辛もやしの入った容器が目の前の卓上に置かれた。カウンターの上に食券を並べて料理を注文する。
注文したのは「秋冬限定 味噌とんこつ 温野菜のせ」と「薄皮ぎょうざ」「夜限定 炙りローストポーク丼」である。店員から「脂はどうしますか?」と聞かれて、壁を見る。「背脂」は「ふつう」で注文することにした。


更に「ラーメンにニンニクは載せますか?」と聞かれて、ニンニクをラーメンに載せてもらうことにした。また紙エプロンの要・不要を聞かれて、不要と答える。料理を注文すると、目の前にラー油と醤油、酢の載った金属製の卓上調味料棚が出された。


更に小皿がもう1枚置かれる。2枚の小皿の内、一枚は辛もやし用で、もう1枚は餃子用として提供されたようだ。自分的には辛もやしは必要に応じて食べればよいので、1枚の小皿はカウンターの上に戻した。
お冷を飲みながら料理が出来るのを待つ。卓上にはミル付胡椒とあぶら唐辛子といった薬味が置かれている他、箸と楊枝、紙おしぼり、紙ナプキン、冷水のポット、アルコール消毒液が置かれていた。

最初にカウンターの中から「薄皮ぎょうざ」と「炙りローストポーク丼」が出された。続いて「味噌とんこつ 温野菜のせ」も卓上に置かれた。


さっそく箸と紙おしぼりを1つずつ取る。


最初に餃子のタレを作ることにした。小皿に醤油とラー油を垂らす。


それからラーメンを食べることにする。「味噌とんこつ 温野菜のせ」の麺は手もみの中太麺で、背脂の浮いた味噌豚骨スープに浸かっている。麺の上にはキャベツとモヤシ、タマネギ、ニンジンといった温野菜がたっぷりと載せられ、その周囲にチャーシューが2枚と半個分の味玉、コーンが載せられて、ネギがたっぷりと盛られている。丼の一隅には自家製ダレで漬け込んだ、茹でにんにくが添えられている。


ラーメンに添えられたレンゲを取って、「味噌とんこつ 温野菜のせ」のスープを飲む。ブレンドした味噌を一つ一つ丼の中で焦がして仕上げているというスープは、ドロリとした濃厚な味噌スープである。豚骨と背脂の甘さに味噌のコクが合わさって、深みのある味わいで美味しい。ややこってり目の味わいである。


続いて麺を食べる。手もみの中太麺はコシがあり、弾力ある歯ごたえで美味しい。麺にはたっぷりのスープと具が絡まって口の中に入ってくる。温野菜の素材の甘みにコーンの甘さがスープの旨さに加わって、なかなか食べ応えがある。野菜はジューシーで美味しい。ネギのシャキシャキとした食感がアクセントになっている。
麺を食べながらチャーシューを食べる。薄いチャーシューは赤身と脂身が半々で、歯応えがある。脂身は甘く、赤身はジューシーで、噛めば噛むほど肉汁が口の中に染み出した。味玉は黄身が濃く、トロリとして美味しい。白身の弾力のある歯応えを楽しみながら麺を食べる。

麺を食べていると、ニンニクも麺に絡んで口の中に入ってきた。ニンニクはホクホクとした味わいで、甘くて美味しい。味噌スープとも合う味わいで、体を芯から温めてくれるようである。
麺をあらかた食べてしまったところで、「ローストポーク丼」を食べる。「ローストポーク丼」は小さめのお碗に盛られたご飯の上に自家製ローストポークの肉片が6切れほどと小さな肉片が2~3切れ載せられている。ネギが散らされていて、醤油ダレがかけられていた。


ローストポークを1切れ口に入れた。薄くカットされたローストポークは肉の味が濃く、弾力のある歯応えが美味しい。贅沢にローストポークを食べながら、ご飯をかき込む。ローストポークの味わいに醤油ダレの旨味が加わって、なかなか食べ応えがある。ネギのシャキシャキとした食感がアクセントになっている。
肉片が全て無くなると、残ったご飯を「薄皮ぎょうざ」で食べる。「薄皮ぎょうざ」は皿の上に6個並べられている。


一口サイズの大きさで、皮にキツネ色の焦げ目が付いている。


「薄皮ぎょうざ」を1個、タレにたっぷりと浸して、口に運んだ。


「薄皮ぎょうざ」はモチモチとした歯応えの薄皮に包まれた餡は、豚挽き肉にキャベツとネギがたっぷりと入っている。ジューシーな餡に醤油の旨味とラー油の辛味が合わさって、食べ応えがあって美味しい。「薄皮ぎょうざ」とライスを交互に食べていると、「薄皮ぎょうざ」の載った皿が空になってしまった。
残ったご飯は辛もやしで片付けることにした。


辛もやしの瓶の蓋を開ける。


添えられた箸で適量、ご飯の上に辛もやしを載せた。辛もやしと一緒にご飯をかき込む。シャキシャキとした食感のもやしはほどよく辛くて美味しい。残ったご飯では足りないくらいだが、仕方ない。あっという間にご飯が無くなってしまった。
最後にラーメン丼を傾けて、スープを飲む。背脂とニンニクの混ざり合った味噌スープはガツンとした味わいと背脂の甘みが合わさって、複雑な味わいである。スープを飲み干すと、体が熱くなってきた。カバンの中からタオルを取りだし、額に浮かんだ汗を拭う。

最後にコップに残った冷水を飲み干して完食。美味かった。満足である。
食器類をカウンターの上に上げると、帰り支度をしてコートを着た。店を出ると、冷たい外気が心地よく感じられる。熱くなった体を冷たい風がクールダウンしてくれる。お腹も満たされて、ゆるゆると中野駅に向かって歩き始めた。

中野駅に到着すると、中央線快速電車に乗って帰宅の途につく。日野駅に着くと、電車を降りて改札を抜けた。
上空を見上げると、白い雲が一面に広がっている。シメシメとした空気がヒンヤリと感じられた。

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今日のラーメン(広島式汁なし担々麺@キング軒 中野店)

2022年11月28日 | ラーメン(23区)


今日は曇り。今朝は上空に雲が広がっていて、真夜中のように暗い朝となった。今朝の気温は7℃で、西よりの風が吹いている。外に出ると吐く息が白く見えて、上着を着ていても涼しいくらいの陽気となった。
今日は通常出勤のため、早朝に家を出た。日野駅から乗った電車はガラガラに空いていたが、都心に近づくにつれて、次第に乗客が増えてきた。電車が新宿駅に到着すると、電車を降りて改札を抜けた。地下道を歩いて職場に向かう。

職場に着いて窓から外を見渡すと、上空にはガス状の雲が広がっていて、日射しが無く、街が灰色に染まっているように見えた。西の地平線付近にはうっすらと山々の稜線のシルエットが見える。東の空には低い雲が広がっていた。
日中は曇りで、上空にはひだの付いた布を広げたような厚い雲が広がるスッキリしない空模様となった。昼間の最高気温は14℃で湿度が低く、弱い北寄りの風が吹いている。外に出てみると日射しが無く、風がヒンヤリと感じられた。上着を着ていても肌寒く感じられるような陽気である。午後になって更に雲の厚みが増してきた。

仕事を終えて帰宅する頃には既に夜も遅い時間になっていた。帰り支度をして職場を出ると、既に空は暗くなっている。
今日は夕食を食べて帰ることにしている。先日と同様に新宿駅から電車に乗ると、中野駅で下車した。改札を抜けて駅北口に出ると、中野サンモール商店街中野ブロードウェイに向かって歩いていく。中野ブロードウェイの入口まできたところで、左に折れた。白線通りを西に歩いていくと、中野通りに出るが、その左手の角のビルの1階に汁なし担々麺専門店「キング軒 中野店」がある。今日はこの店に入ることにした。


店の入口手前の左手に券売機があり、ここで食券を購入する。ちなみにメニューは「広島式汁なし担々麺」と各種トッピング、サイドメニューで構成されている。辛さが0辛~4辛まであって、基本の味で一番人気は2辛とのこと。麺の量は並盛が140g(茹で上がり200g)、大盛が210g(茹で上がり300g)となっている。


購入した食券を手に、店内に入った。店内は入口からみて右手に厨房があり、厨房を囲むようにカウンター席が7席設けられている。カウンターの上に食券を並べて、料理を注文した。注文したのは「広島式汁なし担々麺」「大盛2辛」と「ライス」「温泉玉子」である。
入口からみて左手の壁に給水器が置かれている。給水器の置かれた台の下の棚には重ねられたコップが並べられている。給水器の右脇に置かれたアルコール消毒液で手指を消毒すると、コップを1つ手に取って、給水器で冷水を注いだ。コップを持って席に戻る。カウンターテーブル上には坦々ライス用のたれと坦々ライス用の酢、毎朝ひきたて後がけ山椒、鷹の爪といった各種薬味の他に箸と楊枝、ハンドスプレーが置かれている。

席に座ってお冷やを一口飲んだのも束の間、カウンターの中から「広島式汁なし担々麺」「大盛2辛」と「ライス」「温泉玉子」が出された。


「広島式汁なし担々麺」「大盛2辛」は大きな楕円形の深皿に盛られている。麺は廿日市の老舗「口位製麺所」製の特製の極細麺を使用しているとのこと。


丼の底には1ヶ月半寝かして熟成させた五香辣油と明治39年創業川中醤油特製の醤油、自家製胡麻ダレの芝麻醤で作られたタレが溜まっている。麺の上には肉味噌と青ネギが載せられていて、花椒がたっぷりと振りかけられていた。


まずはカウンターに貼られた食べ方を見て、丼の底のタレが無くなるまで、麺と具、タレをかき混ぜる。


底のタレが無くなったところで、麺を食べた。
細麺ながら弾力のあるモチモチとした歯応えと喉越しが美味しい。広島県倉橋産宝島ねぎのシャキシャキとした食感に脂ミンチの旨味がアクセントを与えている。鼻腔にその日の朝に挽いたという花椒の突き抜けるような清涼感と辛味が美味しい。タレの旨味をたっぷりとまとった麺を食べていると、やがて舌がしびれてきた。

貼り紙を見ると、「温泉玉子」は「すき焼きの要領で麺をつけながら食べて下さい」とのこと。温泉玉子は小鉢に入っている。


〆の坦々ライスに入れて食べるつもりでいたが、まずは店の注意書き通りに「温泉玉子」を崩し、これに麺を入れて食べた。


花椒の舌が痺れるような辛さと香りが玉子の甘みに緩和されて、玉子の甘みが前面に押し出されたような味わいで美味しいが、やはりパンチに欠ける。麺を食べてしまうと、再び丼の麺を食べた。卓上の山椒を加えると、更にパンチの効いた香りと味わいが口の中で暴れる。舌が痺れて、鼻の奥がツンとする。病みつきになりそうな味わいで、無心で麺を食べてしまった。
麺があらかた無くなったところで、ライスを投入することにした。


小さめのお碗に盛られたライスは山盛りに盛られている。


ライスを「広島式汁なし担々麺」に投入し、小鉢に残った温玉も投入した。卓上の坦々ライス用のたれを適量回し入れ、ライスに添えられたレンゲでライスをかき混ぜると、ライスをかき込む。
これも美味い。丼に残った青ネギと肉味噌がライスとまんべんなく混ざり合い、「広島式汁なし担々麺」のタレと坦々ライス用のたれの旨味が合算して口の中に広がるようである。山椒と花椒の香りと辛味が舌の上で踊り回る。温泉玉子の甘みがアクセントになって、美味しかった。

途中で卓上の山椒を追加し、鷹の爪を少量入れて、一気にかき込む。丼の中が空になると、ちょっと放心状態になってしまった。美味かった。大満足である。最後にコップに残ったお冷やを飲み干して完食。カウンターの上に食器類を全部上げると、席を立って店を出た。
中野駅に戻ると、再び中央線下りホームに昇った。目の前に電車が停まっているが、どうも様子がおかしい。駅のアナウンスを効いていると、西荻窪で人身事故があったとのことである。運転再開までは30分以上あるようだ。

駅のアナウンスによると、総武・中央各駅停車線は動いているとのこと。また、中央線は三鷹駅で折り返し運転をしているとのことで、総武・中央各駅停車線で三鷹まで行き、そこから中央線に乗り換えるよう案内する放送が流れていたが、却って、電車が混んでいるのではないかという懸念と、目の前に停まっている電車が空いていて、座れることも勘案して、運転再開まで中央線快速電車の電車の車内で寝て待つことにした。
運転再開後、電車に乗って日野駅に向かった。日野駅に着いたのは夜11時である。電車を降りて改札を抜けると、駅西側のロータリーに抜けた。日野駅北交差点で信号を待ちながら空を見上げると、上空には綿を広げたような雲が広がっている。雲の隙間から暗い夜空が顔を出していた。昼間からあまり気温が下がらず、それほど寒く感じられない。弱い北よりの風がヒンヤリと感じられた。

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今日のラーメン(特製徳島ラーメン@はるま)

2022年11月01日 | ラーメン(23区)


11月初日の今日は曇り。今朝は上空に雲が広がっていて、真夜中のような暗い朝となった。今朝の気温は10℃で、西よりの風が吹いている。湿度があるせいか、昨朝と比べると、少し寒さが緩んだような陽気である。玄関の扉を開けると、冷たい空気が室内に流れ込んできた。
今日は通常出勤のため、早朝に家を出た。九都県市で実施している「エコなライフスタイルの実践・行動」キャンペーンも先月末で終了したので、今日からネクタイを付けて出勤する。久しぶりにネクタイを付けるのに手間取り、家を出る時間が少し遅くなってしまった。暗い道を歩いていると、道路の街灯や団地の通路の蛍光灯の白い光が眩しく見える。日野駅のホームに到着すると、東の地平線付近の雲にぽっかりと穴が開いていて、日の出前の赤く染まった空が垣間見えていた。

電車に乗って新宿駅に到着すると、改札を抜けて地下道を歩いて職場に向かう。職場に着いて窓から外を眺めると、市街地にはどんよりとした白い雲が広がっている。市街地の西の方角には雲の下に山々の稜線の淡いシルエットが影絵のように見えていた。
午前中は雲が切れて白い空が垣間見える時間帯もあったものの、日中は再び雲が広がってきた。昼間の最高気温は17℃で、北よりの風が吹いている。湿度がやや高めで、湿っぽい空気がヒンヤリと感じられた。日射しが無く、風が涼しく感じられる陽気である。

仕事を終えて職場を出ると、既に空は暗くなっていた。今日は夕食を食べて帰ることにしている。
青梅街道にかかる新都心歩道橋の北側にあるビルの1階にラーメン屋「徳島ラーメン はるま」がある。この店は昨年8月27日にオープンしたとのこと。ちなみに、この店のある場所には以前、「油そば大」を食べたラーメン屋「油そば専門 あびすけ 西新宿7丁目店」があった。


今日はこの店に入ることにした。


店内は入口からみて右手に厨房があり、厨房を囲むようにしてカウンター席が7席配されている他、左手には4人掛けのテーブル席が1卓配されている。テーブル席の中央には仕切板があって、カウンター席のようになっている。壁には11枚の色紙が飾られていた。
入口を入ったすぐ左手の柱脇に3段式のボックス棚が置かれていて、その上に券売機が設置されている。棚の上段にあるアルコール消毒液で手指を消毒すると、券売機で食券を購入した。


購入した食券を手にカウンター席に座った。注文したのは「特製徳島ラーメン」と「大ライス」である。
カウンターの上には重ねられたコップが並べられていて、その脇に台ふきんと冷水のポットが置かれている。コップを1つ手に取ると、冷水のポットから冷水を注いで、カウンターテーブルの上に載せた。カウンターテーブルの上にはホワイトペッパーとラーメンのかえし、すだち100%と書かれた搾り汁、おろしニンニクといった薬味や調味料が並べられている他、箸とレンゲ、紙ナプキン、楊枝が置かれている。

しばらくして、カウンターの中から「特製徳島ラーメン」と「大ライス」が出された。


さっそく箸とレンゲ、紙ナプキンを1枚取ると、最初に「特製徳島ラーメン」を食べることにする。


「特製徳島ラーメン」の麺は徳島県の製麺所から取り寄せているはるま用の中華麺とのこと。細麺で、濃厚な豚骨醤油スープに浸かっている。麺の上には丼の表面の半分くらいを覆いつくすようによく煮込まれた豚バラ肉が載せてあり、その余白を埋めるように茹でモヤシとメンマ、刻みネギが載せられていて、味玉が1個添えてある。


まずはレンゲを取ってスープを飲んでみることにした。箸で豚バラ肉を少しずらすと、麺とスープが見えてくる。艶のある茶褐色のスープを掬って口に運んだ。強火で10時間以上煮込み、自家製のかえしを合わせているというスープはとろみがあり、濃厚な味わいで、旨味に豚骨の甘みが感じられる。麺は手もみのストレート麺で、シコシコとした食感と弾力のある歯ごたえが美味しい。
麺にはネギやモヤシと、たっぷりのスープが絡まって口の中に入ってきた。麺に載せられている豚バラ肉は幅2cm長さ10cmほどの短冊状の肉片で、全部で14~15枚くらいはあるだろうか。箸で持ち上げると崩れてしまうほどに柔らかいが、厚みがあって、しかもふんだんに入っているので、かなりのボリュームである。

肉を口に入れる。脂身と赤身が半々の豚バラ肉はよく煮込まれていて、脂身は甘く、赤身は口の中で崩れるように柔らかく、味が濃くて美味しい。このままライスに載せて食べても美味しそうだ。
そこで、「大ライス」を食べる。「大ライス」はお碗に盛られている。


このライスに豚バラ肉を載せて、ご飯をかき込んだ。甘辛く煮込んだ豚バラ肉はまるですき焼きを食べているようだ。トッピングで生玉子があったが、生玉子に豚バラ肉をくぐらせて食べれば、もうすき焼きである。これは美味しい。
ふんだんにラーメンに入っていた豚バラ肉はみるみるうちに減ってきた。豚バラ肉が無くなったところで、再びラーメンを食べる。麺を食べながら味玉にかぶりついた。弾力のある味玉の黄身はスープを良く吸って、味が濃くて美味しい。

麺をあらかた食べてしまうと、レンゲでスープをライスに注ぎ入れ、雑炊風にして残ったライスを食べる。サラサラとライスをかき込むと、あっという間にお碗が空になった。最後にラーメン丼を傾けてスープを飲み干し、完食。美味かった。満足である。
コップに残ったお冷やを飲み干すと、空になった食器類をカウンターの上に載せ、帰り支度をして店を出た。

しばらく歩いて行ったところで、ふと釣り銭を取り忘れたことに気付いた。もう遅いかと思って、慌てて店に帰り、券売機の釣り銭口を調べさせてもらったが、既に釣り銭は無かった。これにはかなりショックである。最近はキャッシュレスが進んで、現金を使う券売機が珍しい時代になってしまっている。キャッシュレスに慣れてしまって、注意力散漫となっていたかもしれないが、ウッカリしていた。結果的に、高い夕食になってしまった。
しょんぼりとした気分で新宿駅に戻ると、中央線下りホームに滑り込んできた快速電車に乗り込む。日野駅に着いて電車を降りると、改札を抜けて外に出た。

甲州街道を渡って、住宅地の中を歩いていると、雨とはいえないまでも、額に何か冷たいものが落ちてくる気配がある。空を見上げると上空には薄い雲が広がっていて、路面は少し濡れて湿っぽく、シメシメとした空気が涼しく感じられた。

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今日のラーメン(味玉らーめん@Kaeru)

2022年09月16日 | ラーメン(23区)


今日は晴れ。今朝は上空に青空が広がっているものの、東の空には綿をちぎったような雲が広がっていて、雲の合間から朝日が射しこんでいる。今朝の気温は18℃と、涼しい朝となった。湿度が高く、空気がシメシメとしているものの、北よりの風が吹いていて、風がヒンヤリとして心地よく感じられる。天頂付近には白い半月が浮かんでいるのが見えた。
今日は通常出勤のため、早朝に家を出た。涼しくなって過ごしやすくなったせいか、週末にもかかわらず、今日は通勤電車の車内がいつもより混んでいる。電車が新宿駅に到着すると、改札を抜けて職場に向かった。西の窓から外を見渡すと、東京の市街地の先に山々の稜線のシルエットが浮かんでいて、富士山の姿が霞んで見える。朝日が昇ってくるにしたがって、日射しの強さが次第に増してきた。

日中は上空の所々に雲が浮かんでいるものの、晴れて青空が広がった。昼間の最高気温は31℃で、再び真夏日となった。強い日射しが降り注いで厳しい残暑が戻ってきたものの、湿度が低くてカラリとした暑さである。南よりの風が吹いていて、太陽が雲に隠れて日が陰ると、風が心地よく感じられた。木陰からかすかにセミの鳴き声が聞こえたような気がした。
今日は週末ということもあり、仕事に区切りが付いたところで、早々に帰宅することにした。今日は夕食を食べて帰ることにしていて、たまにはちょっと一杯やっていきたいところだったが、新宿駅西口の西新宿一丁目商店街の混雑ぶりを見ると、その気分も萎えた。とりあえず、新宿駅から電車に乗って、中野駅で下車する。

北口改札を抜けると、駅北口ふれあいロードを北に向かって歩いて行く。途中で左折して狸小路に入ると、右手奥に「らーめんKaeru」と書かれた看板が見えた。


今日はこのラーメン屋「Kaeru」に入店することにした。


店に入るとすぐ左手に券売機があって、ここで食券を購入する。券売機の右脇に置かれた段ボールはこの上にアルコール消毒液が置かれているので、これで手指を消毒すると食券を購入する。


ちなみに券売機の右手のカウンターの上には給水器が置かれていて、その手前に重ねられたコップが並べられている。コップを1つ手に取り、給水器で冷水をコップに注ぐと、コップを持って店の奥に進んだ。
店内は入口から見て左手に厨房があり、厨房を囲むようにカウンター席が6席L字形に配されている。店の奥のカウンター席に座ると、食券をカウンターの上に置いた。注文したのは「味玉らーめん」である。太麺か細麺を選べるとのことで、「太麺」を注文する。更にトッピングを聞かれて、思わず「全てお願いします」と言ってしまった。ちなみにトッピングはカウンターの上の壁に貼られている。


店内に貼られた雑誌のスクラップを見ると、平日のライスは無料と書かれていたので、ライスも注文しようとしたのだが、店主にライスはやっていないと言われてしまった。
お冷やを飲みながら、料理が出来るのを待つ。カウンターの上にはミル付胡椒が置かれている。卓上には醤油と酢、一味唐辛子といった調味料の他、箸と楊枝、ティッシュボックス、アルコールハンドスプレー、台ふきんが置かれている。

最初にカウンターの上にトッピングの生玉子が置かれた。
やがてラーメンがカウンターの中から出された。


その量を見て思わず、目を剥いた。久しぶりの次郎インスパイア系豚骨醤油ラーメンである。太麺の上には山盛りに盛られたモヤシとキャベツ、タマネギの脇にチャーシューが1枚と味玉が1個、刻んだニンニクが添えられている。


横から見ると、モヤシが麺にうずたかく積まれているのが実感できる。ライスが無くて正解だったかもしれない。


レンゲはモヤシの山の裏に隠れるように添えられていた。


まずはレンゲをとって、スープを掬って飲んでみる。背油がたっぷりと浮かべられた豚骨醤油スープは膜が張っていた。豚骨、背ガラ、豚足、鶏ガラに野菜をじっくりと煮込んで作っているとのスープは一見するとこってり味を感じさせるが、レンゲで掬って飲むと、意外にもマイルドでしつこくない。醤油のしっかりとした味と背脂の甘みが感じられて、さっぱりとした味わいで美味しい。
最初に野菜を食べる。野菜の山を崩さないようにスープに浸った野菜を少しずつ食べていく。野菜はモヤシの量が圧倒的に多く、シャキシャキとした歯ごたえにスープが絡む。タマネギの辛みと熱の入ったタマネギの旨味がアクセントのように口の中に広がった。キャベツは少な目で、キャベツの葉脈の部分の歯応えがまた美味しい。

ちょっと多すぎる野菜を生玉子の器に一旦退避させることにした。玉子は小さいお椀に1個入っている。


殻を割り、小器に玉子の黄身と白身を落とした。


この器に野菜を退避させる。大方の野菜を移したところで、麺を食べた。浅草開化楼製の麺は手もみの縮れ麺で、スープがたっぷりと絡まって口の中に入ってくる。コシがあって、弾力のある歯応えが感じられる。ちなみに麺の量は並盛で200gあり、食べ応えがある。刻みニンニクが麺に絡んで、ガツンとした味わいで美味しい。
麺を食べながらチャーシューを食べる。脂身と赤身のバランスのとれたチャーシューは分厚いが、箸で持ち上げると形が崩れるほどにやわらかい。赤身は口の中でホロホロとして崩れるような歯応えで、脂身は甘くて舌の上でとろけるような味わいである。味玉は弾力のある歯応えで、黄身の旨味の濃い味わいに甘みが美味しい。

麺を大方食べ終えたところで、生玉子の器に退避させた野菜を生玉子ごとラーメンの器に投入した。野菜をスープに浸して野菜を食べる。生玉子が絡んだ野菜は甘みがあって美味しい。玉子が溶けたスープは白濁している。
野菜を食べ終えると、丼を傾けてスープを飲んだ。よりマイルドな味わいのスープはクリーミーな味わいで美味しい。野菜の美味さとニンニクの辛さ、背油の甘みが一体となって、胃袋に注がれていく。最後の一滴まで飲み干してしまった。

最後にコップに残ったお冷を飲み干して完食。美味かった。満腹、満足である。ライスが無くて良かったと、あらためて思った。丼とお椀、コップをカウンターの上に上げると、席を立って店を出た。中野駅の周囲もかなり酔客で混み合っている。帰りは中野サンモール商店街を通って中野駅に向かった。駅改札に入ると、中央線快速電車に乗って帰宅の途につく。
電車が日野駅に到着すると、電車を降りて改札を抜けた。駅の外に出て甲州街道沿いに歩きながら上空を見上げると、大きな雲が割れるようにして、暗い空が顔を出しているのが見える。雲の合間からは明るく光る星が見えた。

弱い北よりの風が吹いていて、シメシメとした風が涼しく感じられる。団地の草むらの中から秋虫が甲高く鳴いているのが聞こえた。

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今日のラーメン(特製らーめん@七彩飯店)

2022年06月21日 | ラーメン(23区)


今日は曇りときどき雨。今朝は上空に雲が広がっていて、東の空の一隅を朝日が照らして、ぼうっと明るくなっていた。今朝の気温は24℃で湿度が高く、北よりの風が吹いている。風がシメシメとしていて、朝から蒸し暑い陽気となった。
今日は通常出勤のため、早朝に家を出た。上空には鳥が飛び交っていて、鳥のさえずりが聞こえてくる。駅に着く頃には、ワイシャツが汗でじんわりと濡れているのを感じた。

電車に乗って新宿に着くと、薄日が射している。駅から職場へ歩いていくと、ビルの合間を通り抜ける風に涼気を感じた。職場に着いて、窓から外を眺めると、市街地の西は雲で一面が覆われていて、白いスクリーンのように見えている。職場は暑くて、朝食と一緒に買ってきたアイスコーヒーをゴクゴクと飲んでしまった。
日中も雲の多い空模様となった。時折、薄日が射すものの、上空には雲が一面に広がっている。昼間の最高気温は30℃で2日連続の真夏日となった。朝よりは湿度が下がってきたものの、空気がムシッとしている。外に出ると、日射しが無い分、凌ぎやすい陽気であるが、風が熱風のように熱くて、少し動くと汗ばむような陽気である。

午後になって、現場調査のために外出する。新宿駅から電車に乗って東京駅に出た。現場調査を終える頃になって外に出ると、上空の雲の厚みが増してきて、だいぶ薄暗くなってきた。雨がポツリポツリと降ってきている。
今日は夕食を食べて帰ることにしている。雨を避けるために八重洲地下街に入って時計を確認すると、既に時計の針は5時を廻っていた。

夕食を食べる時間には少し早い気もしないでも無いが、目の前の飲食店はかなり空いていることもあり、八重洲地下街の中の飲食店で夕食を食べて行くことにした。入店することにしたのはラーメン屋「麺や 七彩飯店」である。


店の左手にタッチパネル式の券売機があり、券売機の左脇の台の上に検温器兼アルコール噴霧器がある。まずは手指を消毒すると、食券を購入する。
トップの画面には「店内」「お持ち帰り」のボタンがあり、「店内」のボタンを押す。


するとメニューが表示された。メニューは「麺」「オススメ」「ご飯」「サイド」のカテゴリーに分かれている。
最初に「麺」のメニューを表示させた。「麺」のメニューは喜多方らーめん、にぼしらーめん、アブラソバ、つけ麺、冷やしラーメンに大別されて各種メニューが表示されている。


「オススメ」メニューを表示させてみた。


次は「ご飯」である。


最後は「サイド」メニューである。


あらためて「店内」メニューを表示させる。セットメニューはあるが、やはり看板メニューを堪能したい。そこで、注文したのは「特製らーめん」である。注文を済ませると、「普通盛り」「大盛り」「麺少なめ」が選べるので、「普通盛り」で注文する。


更に「東京ソースチャーハン」も注文することにした。


支払いは現金、クレジットカード、電子マネーで決済が出来る。


支払いを済ませると出てきた食券を持って、暖簾をくぐった。店内は店の正面奥に厨房があり、その前にカウンター席が入り組んだように16席配されている。各席にはトレーが置かれていて、その上に箸とレンゲ、紙ナプキンが1枚置かれている。
着席すると店員がお冷やを運んできた。食券をカウンターの上に置いて料理を注文する。卓上にはブラックペッパーグラウンドと冷水のポット、紙ナプキンが置かれていた。喉がカラカラに渇いていたこともあったので、まずはお冷やを1杯飲み干して、空になったコップに冷水を注いだ。

しばらく待っていると、最初に「特製らーめん」が運ばれてきた。「特製らーめん」はトレーの上に置かれた。


続いて「東京ソースチャーハン」が運ばれてきた。「東京ソースチャーハン」はトレーの上に載らないので、トレーの横に置かれた。
さっそくレンゲを取って、「特製ラーメン」を食べることにする。「特製ラーメン」は看板メニューの喜多方ラーメンで、チャーシューが6枚と味玉が1個、白髭ネギ、メンマが載せられている。スープには刻みネギが浮かべられていて、粗挽きコショウが振られているようだ。白髭ネギにはラー油がかけられていた。


まずはレンゲを取ってスープを掬って飲む。豚ゲンコツと豚肉を煮込んだというスープは黄金色の澄んだスープで、仕上油に鶏油を使っているとのこと。店こだわりの無化調のスープはあっさりとした味わいで美味しい。
レンゲを置くと、今度は箸を取って麺を食べる。麺を覆い尽くすように並べられたチャーシューを避けて麺をすすった。麺は京都の製麺所「麺屋棣鄂」の麺を使用している。手もみのきしめんのように幅広の手打ち麺はまるできしめんのような食感で、モチモチとした歯触りと弾力のある歯応えが美味しい。麺にはたっぷりのスープと刻みネギが絡まって口の中に入ってきた。

麺を食べながらチャーシューを食べる。脂身と赤身が半々のチャーシューは厚みがあって、なかなかのボリュームである。脂身はぷるぷるとした食感で甘く、赤身はスープをたっぷりと吸ってジューシーな味わいである。味玉は黄身の味が濃く、白身も柔らかくて美味しい。メンマは歯応えがあって、存在感がある。白髭ネギはシャキシャキとした食感で、ラー油が香ばしくて美味しい。白髭ネギを麺と一緒に食べていると、ラー油がスープと混ざり合って、またスープの味が変わってきた。
麺をあらかた食べ終えたところで、「東京ソースチャーハン」を食べる。ウスターと中濃の2種を使用しているという「東京ソースチャーハン」はご飯と玉ねぎ、豚バラにウスターを染みこませ、仕上げに中濃でツヤを出し、しっとりと仕上げている。


ラーメンのレンゲで、チャーハンを掬って口に運んだ。パラパラとした米粒に小さいながらもごろっとした豚バラが存在感を誇示しているかのような。ソースの旨味に玉ねぎの甘さがアクセントになっていて美味しい。米粒の弾力のある食感にソースの甘みと香ばしさが鼻腔に広がって、なかなかの食べ応えである。一心不乱に食べてしまった。
最後にラーメンの丼を傾けてスープを飲み干し、完食。美味かった。満腹、満足である。コップに残った冷水を飲み干すと、席を立って店を出た。八重洲地下街を歩いて東京駅地下1階八重洲地下中央口に向かう。

東京駅構内に入ると、中央線ホームに昇った。今日は夏至である。今日は1年でもっとも昼間が長くなる日である。しかし、日没前に空は暗くなっていた。
電車に乗ると席に座る。中央線は東京駅が始発なので、ゆっくりと寝ていける。今日は疲れた上に夕食を食べたこともあって、電車が発車する前に寝てしまったようだ。気付くと電車は立川駅を出発したところだった。

日野駅に着いて改札を抜けると、路面はしっとりと濡れていて、ところどころに大きな水たまりが出来ている。雨はパラパラと降っていたが、傘を差すほどでも無く、急ぎ足で帰宅した。

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