J@Dの備忘録

おっさんの備忘録
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【閉店】今日のランチ(初鰹のたたき定食@五色 イオンモール多摩平の森店)

2022年05月21日 | 【閉店】食べ歩き


今日は曇り時々雨。今朝は一旦は6時に起床したものの、二度寝をしてしまい、結局、起床したのは8時過ぎである。カーテンを開けて窓の外を見ると、上空には厚い雲が広がっていて薄暗い風景が広がっていた。ベランダの外に出てみると、弱い北よりの風が吹いていて、空気がシメシメと感じられる。今にも雨が降り出しそうな、湿っぽい陽気だった。
午前中に弱い雨が降り出してきた。
雨は午後になって止んだ。日中は上空に白い雲が一面に広がっていて、スッキリしない空模様となった。昼間の最高気温は19℃で北よりの風が吹いていたが、午後になって南よりの風が吹いてきた。日射しは無く、空気がジメジメとしていて、涼しい陽気である。

今日は暦の上では二十四節気で小満である。小満とは陽気が良くなり、草木などが次第に生い茂るという意味である。梅雨入りを前に天気がぐずつく「走り梅雨」の頃とされるが、今日はまさにそういった空模様となった。
今日のお昼は外に食べに行くことにした。電車に乗って隣の豊田駅に着くと、駅北口のイオンモール多摩平の森に向かう。イオンモールの館内は湿度が適度に保たれているので、ちょっと気持ちがいい。

今日のお昼はイオンモールの中にある和食料理店「和食と旨酒 五色 イオンモール多摩平の森店」に入店することにした。


入口右手にレジカウンターがあり、その前にアルコール消毒液が置かれているので、そこで手指の消毒をする。店員が出てきて、カウンター席に案内されて席に座った。


店内は入口から見て左手奥に厨房があり、厨房を囲むようにカウンター席がL字形に10席配されている他、厨房の周囲に4人掛けのテーブル席が6卓と2人掛けのテーブル席が2卓配されている。厨房の奥には座敷形式の個室があるとのことで、掘り炬燵形式の6人掛けのテーブル席を1卓配した個室が3室設けられているとのこと。3室は相互に仕切るふすまを開け放てば、1室にすることも出来るとのことだった。
席に座ると、店員が温かい麦茶と紙おしぼりを運んできた。卓上には醤油差しと楊枝、お茶のポットが置かれている。麦茶を飲みながらメニューを眺める。

メニューは2枚あって、まずグランドメニューを見てみる。表面には「五色のお食事メニュー」と書かれた6種類のメニューが掲載されている。


裏面には「五色の釜めし」「ドリンクメニュー」が掲載されている。


もう1枚のメニューの表紙には「本日のおすすめ」と書かれている。「本日のおすすめ」は「天ぷら御膳」となっていた。


裏面にも「本日のおすすめ」と書かれている。もう1つの「本日のおすすめ」は「初鰹のたたき定食」となっている。


看板メニューは釜飯のようなのだが、釜飯を注文すると生米から炊きあげるとのことで、ちょっと時間がかかりそうだ。一方で、本日のおすすめである「初鰹のたたき定食」に心惹かれたので、ちょっと高いが「初鰹のたたき定食」を注文することにした。ちなみに定食はご飯、味噌汁、漬け物おかわり自由となっているので、ご飯大盛りで注文する。
お茶を飲んでいると、料理が一式載せられたトレーが運ばれてきた。トレーの上には「初鰹のたたき」の他、小鉢が2品と香の物、ご飯、味噌汁、醤油皿、箸が載せられている。


さっそく醤油皿に醤油を垂らす。


味噌汁の蓋を取り、紙おしぼりで手を拭くと、まずは味噌汁を飲む。


味噌汁は磯ノリの味噌汁である。旨味がたっぷりと感じられる味噌汁は、磯ノリがふんわりとした優しい食感で美味しい。空腹の胃袋に染み渡るような味わいである。
さっそく「初鰹のたたき」を頂く。長細い皿に盛られた「初鰹のたたき」は透明な海藻抽出麺の上に大葉を2枚敷き、8切れの鰹のたたきを載せている。皿の隅には塩とおろし生姜、おろしワサビが添えられていた。


大盛りのご飯は大きなお碗に山盛りに盛られている。


まずは鰹のたたきに塩をつけて食べることにした。


厚めにカットされた鰹は濃厚ながらもさっぱりとした味わいで美味しい。塩で旨味が凝縮されているかのような味わいである。弾力のある歯応えで、ボリュームもある。炙られた皮が香ばしく、1切れの鰹でご飯が進んだ。
2切れの鰹を塩で食べると、次は生姜で食べてみる。鰹をご飯の上に載せ、生姜を載せて、その上から醤油を適量垂らした。生姜をくるむようにして鰹を食べる。生姜の辛味と醤油の旨みを鰹がうまくまとめて喉の奥に消えていく。鰹を堪能しながらご飯を食べた。

残ったご飯を小鉢で食べる。2品ある小鉢の内、1品はほうれん草の胡麻和えである。


ジューシーなほうれん草に白胡麻のプチプチとした食感がアクセントになっている。ほうれん草を楽しみながら、ご飯を食べた。
大盛のごはんは、かなり量がある。続いてもう1品の小鉢でご飯を食べることにした。もう1品の小鉢はひじきの煮付けである。


小鉢の中にはひじきの他にニンジンとこんにゃく、大豆、油揚げが入っている。具だくさんのひじきを楽しみながらご飯をかき込んだ。
更に香の物をご飯の上に載せた。香の物は刻んだしば漬けである。


パリパリとした食感と紫蘇の酸味を楽しみながらご飯をかき込む。ようやくご飯茶碗が空になった。
ここでご飯をお替わりする。ご飯と香の物のお替わりはセルフになっている。店の中程に台があり、その上にご飯のお釜と香の物が入った金属製の容器が置かれている。

2杯目のご飯は少なめにした。


お替わり用の漬物は黄色いタクアンである。


席に戻ると、今度は「鰹のたたき」をわさび醤油で楽しむことにした。醤油におろしワサビを落とし、これに「鰹のたたき」の1切れをたっぷりと浸ける。その上に醤油に浸したおろしワサビを載せた。


おろしワサビをくるむようにして「鰹のたたき」を食べる。醤油の旨みをまとった「鰹のたたき」は、また格別の旨さである。おろしワサビのツンとした辛味がアクセントになっている。「鰹のたたき」の味わいを楽しみながらご飯をかき込んだ。
2切れの「鰹のたたき」をわさび醤油で食べると、今度はわさび醤油に浸けた「鰹のたたき」の上におろし生姜を載せ、醤油を垂らして口に運ぶ。ワサビの辛味と生姜の辛味がそれぞれ鰹の旨味を引き立てていて、ご飯が進む。あっという間に残りの「鰹のたたき」が無くなった。

次は大葉をわさび醤油に浸し、ご飯を巻いて食べる。大葉のさっぱりとした味わいにパリパリとした食感が美味しい。大葉を食べてしまうと、皿の上に残っている海藻抽出麺をご飯の上に載せて、これに醤油皿に残っているわさび醤油をすべて垂らした。更に「鰹のたたき」の皿に残っている薬味も全てご飯に載せると、軽くご飯をかき混ぜてご飯をかき込む。
海藻抽出麺は味は無いものの、やや硬めで歯応えがあり、醤油に浸したおろしワサビやおろし生姜が絡んで、これはこれで美味しい。海藻抽出麺を混ぜたご飯を食べながら、刻んだタクアンを食べる。パリパリとした食感とタクアンの味わいがアクセントになって、残りのご飯をかき込んだ。ご飯を食べてしまうと、味噌汁をお替わりする。

お替わりの味噌汁も蓋付きで運ばれてきた。


蓋を取り、味噌汁を飲む。


満たされた胃袋を味噌汁のダシの旨味が労るように染みこんでいくようだ。味噌汁を飲み干して完食。美味かった。満腹、満足である。最後に湯呑みに残った麦茶を飲み干すと、身支度を調えて席を立つ。伝票を持って店先のレジに向かった。
代金をクレジットカードで支払うと店を出る。お昼を食べた後は、イオンモールの専門店をいくつか廻った。最後に、イオンスタイルで買い物をして帰宅の途につく。

夕方になって、西の空の雲の隙間から薄日が射してきた。昼間の雨で濡れた路面は、既に乾き始めている。風はヒンヤリとしているものの、電車に乗ると、少しムシッとしていて、額に汗が浮かんだ。
日が沈むと、空が暗くなってきた。しばらくして、再び、雨が降ってきた。

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【閉店】今日のランチ(ハンバーグ デミグラス@洋食 麦星 by グリル満点星)

2022年04月13日 | 【閉店】食べ歩き


今日は晴れ。今日は午前中2時間のテレワークをしてから出勤する予定となっていて、いつもより遅く起床した。今朝は上空に薄い雲が広がっていて、空が白っぽく見える。雲を空かすように青空が垣間見えていて、東の空に昇ってきた朝日が眩しい。今朝の気温は14℃で湿度が高く、西よりの風が吹いていた。ベランダの外に出てみると、日射しの暖かさが感じられる一方で、風がヒンヤリとして涼しく感じられる。
髭を剃って顔を洗うと、湯を沸かしてインスタントコーヒーを淹れる。玄関のドアポストに投函された朝刊を取り出して、新聞を読みながら簡単に朝食を済ませると、定時よりも少し前の時間になったところで業務端末に電源を入れて業務を開始した。

午前中に南よりの風が吹いてくると、次第に気温が上昇してきた。日射しも強くなってきて、団地の前庭の木々の木陰が濃く見える。業務を開始してから2時間が経過すると、職場にテレワーク終了を告げるメールを送付して、家を出た。上空には霞のような雲が広がっていて、外は暖気で満たされている。少し蒸すような陽気で、駅に着く頃には額に汗が浮かんだ。
日野駅から乗った特別快速電車は混んでいた。座ることをあきらめて、カバンを網棚の上に載せると、吊革に掴まって読み物を読む。立川駅で目の前の席が空いたので、座ることができた。シートに腰をうずめてうつらうつらとしていると、電車はまもなく新宿駅に到着した。

電車が新宿駅に到着すると、改札を抜けて駅の外に出た。お昼を食べてから職場に向かうことにして、小田急百貨店新宿店のエレベーターに乗り込む。12階のレストラン街マンハッタンヒルズに到着すると、エレベーターを降りた。先日夕食を食べた中華料理店「龍門」と通路を挟んで反対側に洋食店「洋食 麦星 by グリル満点星 小田急新宿店」がある。


今日はこの店に入ることにした。


店に入る手前右手に検温及びアルコール消毒が一体となった装置が設置されているので、ここで検温と手指の消毒を済ませると店内に進む。店内は入口からみて逆L字のスペースに4人掛けのテーブル席が6卓と2人掛けのテーブル席が8卓配されている。店員の案内に従って、2人掛けのテーブル席に座る。卓上には紙ナプキンが置かれている他、メニューが広げられている。席に座ると、目の前にナイフとフォーク、スプーンの入った籠とお冷や、紙おしぼりが置かれた。
お冷を飲みながらメニューを眺める。まずはグランドメニューである。


2つ折りにされたメニューを開いた。「ワンプレートミックス」「洋食弁当」「プティコース」「ステーキセット」といった各種メニューの他、各種「ライスメニュー」「ドリア・グラタンメニュー」「洋食メニュー」「セット各種」「オードブル・サラダ・スープ」「デザート」が掲載されている。


背面は各種「ソフトドリンク」「ビール」「ワイン」「焼酎・日本酒」「カクテル・洋酒」が掲載されている。


ラミネートされたメニューの1枚には各種「オードブル・サラダ」「洋食小皿」「おすすめのお手軽おつまみ」メニューが掲載されている。もう1枚のメニューは「春のオムレツライス」のメニューが掲載されている。


別のメニューにはランチメニューが掲載されていた。ちなみに週替わりランチは「和風ハンバーグ」とのこと。もう1枚のメニューには「洋食プレート」のメニューが掲載されている。


この2枚のメニューは両面刷りになっていて、裏側にはそれぞれ各種「お持ち帰り弁当」とスパークリングワインのメニューが掲載されている。


もう1枚の両面刷りのメニューの片面にはデザートセットとかかれていて、各種デザートとドリンクが掲載されていた。


デザートセットのメニューの裏面は「ワンプレートミックス」のメニューが掲載されている。


店員を呼んで料理を注文する。注文したのはランチメニューから「ハンバーグ デミグラス」の「ソフトドリンクセット」とした。ランチメニュー以外にも興味をひくメニューがあったのだが、いずれも単品メニューとなっている。ランチメニューの「ハンバーグ デミグラス」にはスープ・サラダとライスまたはパンが付く。ライスを注文することにして、ライス大盛で料理を注文した。「ソフトドリンクセット」のドリンクはアイスコーヒーとした。
また、ぐるなびのクーポン券を使用してミニデザートサービスを受けることにする。ミニデザートとアイスコーヒーは食後にもらうことにした。

料理を注文するとまもなく、サラダとスープが運ばれてきた。続いて、「ハンバーグ デミグラス」と大盛ライスも運ばれてきた。


籠の中からナイフとフォーク、スプーンを取り出し、卓上の紙ナプキンを1枚取ると、さっそく紙おしぼりで手を拭いた。お冷やで喉を潤し、まずはスープを飲む。


スープはオニオンスープである。スープカップに添えられたスプーンでスープを掬って口に運ぶ。


濃い琥珀色のスープの中には飴色のタマネギがたっぷりと入っていた。熱の入ったタマネギの旨味が空腹の胃袋に染み渡るように美味しい。スープに入っているタマネギの果肉は舌の上に旨味だけを残して、口の中でホロホロと崩れるように溶けていく。スプーンで掬えなくなるくらいになったところで、スープカップを持ち上げると、そのまま口を付けて飲み干してしまった。
続いてサラダを食べる。サラダはちぎったレタスの上に千切りにしたキャベツとニンジンを盛り、スライスしたレッドオニオンを散らしてヤングコーンを載せ、和風ドレッシングを垂らしてある。


フォークを手に取ると、サラダを食べる。最初にヤングコーンにかぶりついた。サクッとした食感のヤングコーンは、和風ドレッシングの酸味と旨味が絡まって、サッパリとして美味しい。ヤングコーンを片付けると、そのままキャベツの千切りをレタスと一緒にかき込むようにし食べた。ふんわりとした食感の野菜はドレッシングが隅々にまで絡まって、サッパリとした味わいである。レタスの葉は柔らかく、シャキシャキとして美味しい。サラダを片付けると、続いてメインのハンバーグを食べることにする。


ハンバーグは長径10cmくらい、短径6cmくらいの楕円形で、厚みが3cmほどもある。ハンバーグの上からたっぷりと濃い褐色のデミグラスソースをかけていて、付け合わせにニンジンのバターソテーとブロッコリー、ポテトサラダが添えられている。


まずはハンバーグを半分にカットして、断面を見てみた。


弾力のあるハンバーグの表面はパリッとしていて、中は粗挽肉のミンチの間に肉汁がじわっと染み出している。ハンバーグを8等分にカットして、デミグラスソースにたっぷりと浸すと、そのまま口に放り込んだ。ふっくらと焼き上げたハンバーグはふんわりとした食感に肉そのものの歯応えが感じられる。デミグラスソースは濃厚で、旨味が凝縮されているような味わいである。ジューシーなハンバーグの肉汁の旨味にデミグラスソースの旨味が絡まって、かなり食べ応えがある。
ハンバーグを食べながらライスを食べることにした。ライスは平皿に盛られている。


一応、店員に「ライス大盛で!」と伝えていたハズなのだが、これが大盛?と思うほどに少なく感じられる。


ご飯の米粒の歯応えと米の甘さが加わって、ハンバーグが美味しい。ライスもあっという間になくなってしまいそうだ。ハンバーグを食べながら付け合わせの野菜を食べる。
ニンジンのバターソテーは甘くて、しっとりとした歯応えで美味しい。熱の入ったブロッコリーは甘くて、食べ応えがある。ポテトサラダは裏ごししたジャガイモ以外に何も入っていない。舌触り滑らかなポテトサラダはほんのりと温かくて、ジャガイモの甘さが感じられる。

付け合わせの野菜を片付けてしまうと、再びハンバーグとライスを交互に食べる。あっという間に2つの皿は空になった。
お冷を飲んでいると、店員が来て、空の器と籠を下げた。その後、アイスコーヒーとミニデザートを運んできた。


円柱状のコップに入ったアイスコーヒーには氷が浮かべられている。


アイスコーヒーにはガムシロップとミルクが2個ずつとストローが添えられた。
ミニデザートはカスタードプリンで、陶器製のココットの器に入っている。プリンの上にはキャラメルソースをかけて、ホイップクリームを載せている。プリンにはスプーンが添えられた。


アイスコーヒーにストローを挿した。
まずはアイスコーヒーをブラックのまま飲んでみる。苦みの濃いアイスコーヒーはスッキリとした味わいで美味しい。肉汁まみれになった口の中がサッパリとするようである。

続いてカスタードプリンを食べることにした。プリンはプルプルとした歯触りで、濃厚な味わいにカラメルソースの苦みとコクが加わって、食べ応えがあって美味しい。ホイップクリームのミルキーで控えめな甘さがアクセントになっている。


カスタードプリンを食べてしまうと、今度はアイスコーヒーにミルクとガムシロップを入れて、甘いアイスコーヒーを楽しむ。アイスコーヒーを飲み終えて、お冷も飲み干すと席を立って上着を着た。カバンと卓上に置かれた伝票を持って入り口脇のレジに進む。代金をクレジットカードで支払うと店を出た。
日中は曇りで上空に薄い雲が広がっていて、雲を通して日射しが降り注いでいた。日中の最高気温は26℃で、2日連続の夏日となった。湿度が低く、南よりの風が吹いていて、初夏を思わせる陽気である。上着を着ていることもあって蒸し暑く、途中の売店でアイスコーヒーを買うと、額に浮かぶ汗をタオルで拭いながら職場に向かった。

夕方、仕事の合間に窓から外を眺めると、上空の薄い雲が所々破れたように穴が開いて青空が広がっていたものの、北の方に雲が広がってきていて、夕日が雲に隠れようとしていた。
夜、仕事を終えて職場を出ると帰宅の途につく。新宿駅から乗った中央線快速電車は通勤快速電車の2本前の電車ということもあって、それほど混んでいなかった。途中、三鷹駅で席に座ることができたので、シートに腰を下ろす。席に座ると眠気が襲ってきたので、そのまま寝てしまった。気が付くと、電車は立川駅に到着するところだった。

電車が日野駅に到着すると、電車を降りて駅の改札を抜けた。日野駅の西側にあるロータリーを横目に歩いて行って、日野駅北交差点で信号を待つ。上空を見上げると、北の空に雲が敷き詰められたように広がっていたが、天頂付近には暗い空が広がっていて、所々に薄い雲が漂っている。月が煌々と光っていて、月を隠した薄雲を黄金色に染め上げていた。昼間の暖気がまだ抜けきらずに、まだ空気も暖かく、湿度も高い。少し蒸すような陽気だが、北よりの風に涼気が感じられた。月の周囲の暗い空には星が瞬いていた。

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【閉店】今日の夕食(宮川風ひつまぶし@宮川本廛)

2022年02月28日 | 【閉店】食べ歩き


2月最終日の今日は晴れ。今朝は上空に澄んだ暗い空が広がっているものの、東の地平線付近には雲がかかっていた。雲の上辺は既にうっすらと明るくなっていて、その上空に金星が明るく光っている。週末を挟むごとに次第に日の出の時刻が早くなってきていることを実感できる。今朝の気温は-2℃で湿度が低く、乾いた北西よりの風が吹いている。風がヒンヤリと冷たく、空気が氷のように冷たい。外に出ると、吐く息が白く見えた。
今日は通常出勤のため、早朝に家を出た。日中は暖かくなるとの予報に、上着にハーフコートを羽織って出勤したのだが、まだ早かったようだ。コートに冷気が凍みこんでくるように感じられて、少々うすら寒い。日野駅に着いてホームに上ると、東の地平線付近の雲が切れた付近が赤黒く染まっていて、雲が影絵のように見えた。日野駅から乗った電車は比較的空いていて、電車が駅に停まるたびに冷気が車内に流れ込んでくる。電車が新宿駅に到着すると、既に空は明るくなっていた。

コンビニで朝食を買って職場に向かう。エステックビルの南側の付近と都庁大型バス専用駐車場付近はスキーツアーに向かう学生で混雑している。路上喫煙禁止の歩道上でタバコを吸ったり、マスクもせずに大声で歓声を上げている学生たちを避けるようにして歩いて行った。職場に到着して西の窓から東京の市街地を見渡すと、南の空には薄い雲がかかっているものの、上空に雲は無く、朝日を受けた白い富士山が輝いてい見える。東の空に昇ってきた朝日が窓全面を黄金色に染め上げていた。
日中は快晴で、上空には雲ひとつ無い青空が広がった。昼間の最高気温は16℃で湿度が低く、乾いた西よりの風が吹いている。カラカラに乾燥した空気が冷たく、風がヒンヤリと感じられる。しかし、日の当たるところは、眩しいほどに降り注ぐ日射しの温もりが心地よく、春本番を思わせる陽気となった。近くの公園の梅は一斉に淡いピンク色の花をつけている。今日も花粉が本格的に飛んでいると見えて、心なしか空が黄色っぽく見えた。午後になって、西の方から上空に薄い雲が広がってきた。

今日は午後、急遽、時間休を取って医者に行くことにした。昨日から本格的に飛び始めたスギ花粉に対処すべく、昨年処方してもらった薬を飲み始めたのだが、余剰の薬が少なく、補給する必要を感じたためである。花粉症の薬を医者で処方してもらい、その後は小田急百貨店新宿店10階にある本屋で本を探す。やがて日が沈んで空が暗くなってきた。
今日は夕食を食べて帰ることにしている。午後6時を廻ったところで、エスカレーターで12階のレストラン街マンハッタンヒルズに上った。昨年の御用納めの日に独り呑みをした蕎麦屋「そば ご膳 つゞらお 本店」の手前左手に鰻料理専門店「宮川本廛 小田急新宿店」がある。


今日はこの店に入ることにした。


店の入口正面に置かれた検温器とアルコール噴霧器の一体となった装置で検温と手指の消毒を済ませると、店の奥に進む。店内は正面奥に厨房があって、その手前に8人掛けのテーブル席が1卓と6人掛けのテーブル席が2卓、4人掛けのテーブル席が5卓、2人掛けのテーブル席が3卓配されている。店員の案内に従って、一番奥の4人掛けのテーブル席に座った。席に着くと、店員が温かい麦茶の入った湯呑みと紙おしぼり、メニューを運んできた。卓上には鰻重のタレと山椒、楊枝、伝票入れが置かれている。
お茶を飲みながらメニューを見る。メニューは冊子のメニューとラミネートされた1枚のメニューがある。ラミネートされた紙のメニューには「冬のお薦めメニュー 初春御膳」と書かれていた。


冊子のメニューを見る。


表紙を開けると、最初のページは各種定食のメニューが記載されている。


ページをめくると、各種うな重や丼、刺身定食、蒲焼・白焼、弁当等が記載されていた。


最後の見開きは各種一品料理と飲み物のメニューとなっている。


店員を呼んで、料理を注文する。注文したのは「宮川風ひつまぶし」である。ごはん大盛で注文することにした。
お茶を飲みながら料理が出来るのを待っていると、料理が一式載せられたトレーが運ばれてきた。トレーの上には鰻ひつまぶしとお吸い物、薬味(ねぎ・わさび・のり)、明太子、だし汁、香の物が載っている他、木の匙の載った空のお椀と箸が載せられている。ちなみにだしはお替りできるとのことである。


まずはお吸い物の蓋を取って、お吸い物を飲むことにした。お吸い物には色鮮やかな鞠麩が1個とミツバが浮かべられている。


お吸い物を飲む。温かいお吸い物は上品な旨味で、空腹の胃袋に染み渡るように美味しい。ミツバのシャキシャキとした食感に、ダシをたっぷりと吸った鞠麩がふわふわとした歯応えとジューシーな食感でアクセントを与えている。お吸い物を少し楽しんだ後、さっそく鰻ひつまぶしを食べることにする。
鰻ひつまぶしの入っているお櫃は直径14cm高さ9cmの円筒状の大きさで、後で測ってみると、内寸は直径12cm深さ6センチcmあった。このお櫃にご飯がぎっしりと詰められていて、その上に鰻重のタレをかけて、10切れに刻んだ鰻が載せられている。


まずはお櫃の中のご飯を空のお椀に木の匙でよそった。鰻は10切れにカットされているので、後々のことを考えて4切れ載せる。まずはそのまま鰻を味わうことにした。


そのまま食べようとして、鰻のタレがちょっと少なめなのが気になった。山椒もかけていなかったので、卓上にある鰻のタレをたっぷりとかけ、更に山椒をたっぷりと振りかけて、うな丼を食べる。


鰻は愛知県産とのこと。厚みは薄いが皮が香ばしくて、舌の上で鰻の白身がとろけるように美味しい。ご飯は少し固めに炊かれている。甘辛いタレと絡み合った鰻は存在感があって、ご飯と一体になって喉の奥に消えていった。山椒のピリリとした舌が痺れるような辛さが鰻丼にアクセントを与えている。タレだけでご飯が進んでしまう。極上の気分である。茶碗はあっという間に空になってしまった。
再び木の匙を使って、お椀にご飯を盛る。今度はご飯の上に鰻を3切れ載せた。


これに薬味を載せて食べる。薬味はおろしワサビと刻みネギ、辛子明太子、刻み海苔の4種類が3つの窪みの付いた器に盛られている。


鰻の上にはおろしワサビと刻みネギ、刻み海苔を載せ、鰻の脇に辛子明太子を添える。


まずは明太子を除く薬味と一緒に鰻を1切れ口に入れた。甘辛いタレがほどよく絡んだ鰻に刻みネギのシャキシャキとした食感がアクセントになって美味しい。おろしワサビのツンとした辛味が清涼感をもたらしていて、刻み海苔の磯の香りが食欲をそそる。1切れの鰻の小片でご飯がみるみる減っていった。
続いて、鰻に明太子を載せて食べる。明太子のつぶつぶとした食感に、明太子のピリッとした辛味がまたよく合う。これは美味い。明太子と鰻はそれぞれ単体でも美味しいが、2つ合わせると相乗効果でその美味しさが何倍にも感じられる。この組み合わせだけでもご飯がかなり減ってしまった。最後は全ての薬味と明太子と鰻を合わせて口に入れる。これはもう鰻と明太子と薬味のオーケストラである。それをタレのかかったご飯が1つにまとめている。鰻を楽しみながらご飯を食べていると、あっという間に鰻が無くなった。

ここで、残りのご飯をお新香で食べる。お新香はタクアンが2切れと奈良漬けが2切れ、それと柴漬けである。


タクアンと奈良漬けを1切れずつ取り、お新香を食べながら残りのご飯を食べる。タクアンは甘く、パリパリとした食感で美味しい。奈良漬けは風味豊かな香りで、コリコリとした食感でご飯が進んだ。お新香2切れでお椀の中は空になった。
再び木の匙を使って、お椀にご飯を盛る。3杯目はダシ茶漬けで食べるというのがセオリーである。ところが、ご飯の量が多くて、全部ご飯を盛ってしまうと、お茶漬けにはちょっと多いくらいの盛り付けになってしまう。急遽、ご飯の量を減らしてお椀にご飯を盛った。鰻は3切れ残っている。この内の2切れをご飯の上に載せた。


鰻の上におろしワサビと刻みネギ、刻み海苔の3種類の薬味を載せる。


この上からダシを注ぐことにした。ダシは小さな汁差しに入っている。


蓋を開けると濃いダシの香りが鼻腔に広がった。


薬味を載せた鰻の上からダシを注ぎ、一番最後に明太子を添える。明太子に熱が入ってしまうと、明太子の食感や味が失われるからである。


こうして作った鰻茶漬けをサラサラとかき込むようにして食べる。ダシの濃厚な旨味に鰻のとろけるような食感がご飯に絡みつく。その合間にワサビと明太子の辛味、刻みネギのシャキシャキとした食感に明太子のつぶつぶとした食感がアクセントになって、かなり食べ応えのあるお茶漬けである。あっという間にお椀が空になった。
再び木の匙を使って、お椀にご飯を盛る。最後のご飯を綺麗に一粒残さずお椀に盛り、残った鰻の1切れをご飯の上に載せた。最後の1切れはうな丼として頂く。


卓上の鰻のタレをたっぷりとかけ、山椒も振ると、鰻と一緒にご飯をかき込んだ。鰻を1切れにすると、全神経が集中するのか、極上の1切れのように思えるから不思議だ。鰻が喉の奥に消えていく余韻を楽しみながらご飯をかきこんだ。
店員を呼んで、ダシのお替りをする。汁差しの中には熱々のダシが入っている。


残ったご飯の上に小皿に残ったお新香を全て載せた。


この上からダシを注ぎ、お新香茶漬けにして食べることにした。ダシを注ぐと、紫色の柴漬けの色が鮮やかに見える。


お新香茶漬けをかき込んだ。パリパリとした3種類のお新香の歯応えと味を楽しみながらご飯をかき込む。3種類のお新香をダシとご飯がうまくまとめ上げている。サラサラとして美味しい。気が付くとお椀は殻になっていた。
お椀を置くと、残ったお吸い物を飲み干して完食。美味かった。大満足である。最後に熱々のお茶を1杯もらって、ちょっと落ち着いた。

店内は混んできた。目の前の6人掛けのテーブル席には3人連れの客が座り、ビールを飲んでいる。マスクをしないで大声で話しているので、ちょっと気に障った。食後のいい気分が台無しである。さっそく席を立って帰り支度をすると、卓上に置かれた伝票を持って店の入り口脇のレジに進んだ。代金をクレジットカードで支払うと店を出る。
エレベーターで地下1階に降りると、駅改札に向かう。中央線下りホームに上ると、目の前に停まっていた電車に乗って帰宅の途につく。電車は通勤快速電車の1本前の快速電車で、車内は比較的空いていたが、座ることができなかった。読み物を読みながら吊革に掴まっていると、やがて三鷹で座ることができた。読み物を読みながら車内の時間を過ごしていると、やがて電車は日野駅に到着した。

電車を降りると、改札を抜けて駅の外に出た。信号を待ちながら、ふと、空を見上げた。上空には暗い空が広がっていたが、薄い雲が広がっているらしく、星も見えなかった。夜になって湿度が高くなってきたこともあって、気温が下がってきたにもかかわらず、それほど寒さは感じない。むしろ食後ということも手伝ってか、体がほどよく温かく、風が涼しく感じられた。

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【閉店】今日の夕食(特大とろさば定食@炉ばたや 銀政 新宿野村ビル店)

2022年02月25日 | 【閉店】食べ歩き


今日は晴れ。今朝は上空に澄んだ暗い空が広がっていて、日の出前の東の空がほんのりと薄いロゼ色に染まっている。東の空には半月が浮かんでいて、その脇には金星が力強く光っていた。今朝の気温はー4℃で西よりの風が吹いている。湿度が低いことも手伝って、風が冷たく感じられた。凍り付いたような路面の上を風が通って、冷気が吹きつけるように感じられる。辺りは静まり返っていて、物音一つしない。LEDの街灯の明かりが冴えわたるように辺りを照らしていた。
今日は通常出勤のため、早朝に家を出た。中央線快速電車に乗って新宿駅に到着すると、空は既に明るくなっていて、雲ひとつ無い澄んだ薄藍色の空が広がっている。西新宿の高層ビル群は東の空に昇ってきた朝日に照らされて、赤く染まっていた。4号街路を歩いていくと、都議会議事堂前の大型バス乗り場に向かってスキーツアーに行くのであろうツアー客の団体がいくつも歩いている。大型バス乗り場にはバスが何台も停まっているのが見えた。学生も春休みに入り、ツアーも活況を呈していると見える。スキーツアーに行く団体客の姿を横目に見ながら、職場に向かった。日が昇ってくるにしたがって、次第に空が明るくなってきた。

日中は快晴で、上空には突き抜けるような青空が広がった。昼間の最高気温は13℃で湿度が低く、南よりの風が吹いている。カラカラに乾いた空気が肌を刺すように冷たいものの、日の当たるところに出ると、燦々と降り注ぐ日射しが暖かく、昨日に比べると寒さが少し和らいだ感がある。木々の間からは鳥のさえずる声も聞こえて、春の足音が聞こえてきたかのような陽気となった。
今日は1日デスクワークをして過ごす。仕事に目途が着いた頃には既に日は沈んでいて、西の空は夕焼けで赤く染まっていた。富士山をはじめとする山々のシルエットが赤い空に影絵のように映えていて、その手前には東京の市街地の夜景が広がっている。次第に空は光を失ってますます暗くなり、やがて地上と空との境界も分からなくなってきた。

今日も夕食を食べて帰ることにしている。仕事を終えて職場を出ると、新宿野村ビルに向かった。前に夕食を食べた天丼・天ぷら屋「天吉屋 新宿店」の隣に居酒屋「炉ばたや 銀政 新宿野村ビル店」がある。


今日はこの店に入ることにした。


店の入口左手にに検温器とアルコール噴霧器が一体となった装置が設置されている。ここで検温と手指の消毒を済ませて店の奥に進む。店内は店の中央に厨房があり、その周囲にカウンター席が22席設けられている他、厨房の周囲に10人掛けのテーブル席が1卓と4人掛けのテーブル席が8卓設けられている。店の奥には大小の個室も設けられているようである。
店員の案内に従って、カウンター席に腰を下ろす。席に座ると、冷たいおしぼりを差し出された。おしぼりを受け取り、顔と手を拭いた。卓上には自分のだけに箸置きと箸が置かれていて、コースター用の紙ナプキンが折り畳んで置かれている。テーブルの奥には手指消毒用のアルコール消毒液と楊枝、醤油差し、重ねられた醤油小皿と取り皿があって、メニューが広げられていた。

メニューを見る。一番上にはラミネートされたメニューが2枚あって、一番上に「銀政彩り定食」と書かれたメニューが書かれている。


次のメニューには「まん防期間限定」と書かれた夜定食メニューが記載されていて3種類の定食メニューが書かれていた。


2枚のメニューの下の冊子の表紙には大きく「酒」と書かれている。


ページをめくると、最初のページは「ビール」「瓶ビール」「ハイボール」のページとなっている。


更にページをめくると、見開きになっていて、右手のページには各種サワーが記載されている。


左手のページには各種果実酒のページとなっている。


ページをめくる。次の見開きの右手のページには各種日本酒が記載されている。


左手のページは各種焼酎が記載されている。


更にページをめくる。次の見開きの右手のページには各種ワインが記載されている。


左手のページは各種カクテルやウイスキーが記載されている。


最後のページは各種ソフトドリンクとなっている。


料理は2枚の紙に記載されている。「大塚料理長の逸品」と書かれた1枚の紙には8種類ほどの料理が記載されている。


「炉ばた銀政お品書き」と書かれたもう1枚の紙には各種料理が記載されている。


夕食を食べに来たので、定食を注文することにして「銀政彩り定食」を注文しようとしたのだが、店員によると既に売り切れとのこと。仕方ないので、夜定食を注文することにした。3種類の夜定食の中から注文することにしたのは「特大とろさば定食」である。しかし、今日は週末ということでもあるので、夕食を食べる前にちょっと1杯飲みたくなった。そこで、「角ハイボール メガ」を注文することにした。更に酒の肴に「鶏の唐揚げ」「だし巻玉子」も注文する。
最初に「角ハイボール メガ」が運ばれてきた。続いてお通しの「かつおのたたき」も運ばれてきた。


「角ハイボール メガ」は大きなジョッキグラスに氷とレモンを入れ、ハイボールが注がれている。


まずは「角ハイボール メガ」で一人乾杯。空腹の胃袋に冷たいハイボールが染み渡るように美味しい。スッキリとした飲み口で、炭酸が胃袋を刺激する。
それからお通しの「かつおのたたき」を食べることにする。卵形の器に盛られた「かつおのたたき」はかつおの切り身が3切れほど載せられていて、その上に刻んだミョウガと刻みネギ、水菜が盛られている。かつおの切り身の脇には半分にカットされたスダチが添えられていて、おろし生姜が添えられている。


「かつおのたたき」に醤油を垂らした。


スダチを搾り、たっぷりの薬味とおろし生姜をかつおの切り身に載せて口に運ぶ。ぶつ切りのようなかつおのたたきはもっちりとしていて美味しい。脂が載ったかつおはトロリとした食感に、濃厚な旨味が口の中に広がって、かなり食べ応えがある。薬味のシャキシャキとした食感におろし生姜の辛味がアクセントになっている。お通しだけでハイボールがかなり進んだ。
「鶏の唐揚げ」が運ばれてきた。正方形の皿の上にはザルが置かれていて、その上に料紙を敷き、4個の特大の唐揚げとカットレモンが置かれている。


レモンを絞ると、レモンはハイボールのグラスに投入した。箸を取って唐揚げを食べる。


薄い衣に包まれた鶏の唐揚げはジューシーで美味しい。軽い塩味で味付けがされていて、レモンの絞り汁が衣に染みこんで、ほのかな酸味に鶏の旨味が絡み合って、かなりの食べ応えである。それでいながら、脂がしつこくなくて、鶏の旨味が強調されているかのようである。
しかも、鶏の唐揚げとハイボールの相性がいい。鶏の唐揚げでハイボールが無くなりそうだ。ハイボールを少し節約しながら、鶏の唐揚げにかぶりついた。

鶏の唐揚げが無くなる頃に、「だし巻玉子」が運ばれてきた。


ここで、店員に「特大とろさば定食」を注文する。店員によると、魚を焼き上げるのに時間がかかるとのことである。定食のご飯は大盛にしてもらった。
「だし巻玉子」は長さ13cm、幅7cm、厚さ2cmほどの長方形で、ダイコンおろしとワサビが添えられいてる。木のヘラが皿に置かれていた。


木のヘラで「だし巻玉子」をカットする。ふわふわの「だし巻玉子」は、断面がきめ細かくて美味しそうである。


添えられたダイコンおろしに醤油を垂らし、そのダイコンおろしとワサビを「だし巻玉子」に載せて口に運んだ。「だし巻玉子」はふんわりトロトロの食感で玉子の優しい甘みとダシの旨みがほどよく調和して美味しい。ダイコンおろしがサッパリとしていて、ワサビのツンとした辛味がアクセントになっている。「だし巻玉子」を食べながら「ハイボール」を飲み干した。
「だし巻玉子」を食べてしまうと、熱いお茶をもらうことにした。すると、湯呑みに入った熱々の麦茶が運ばれてきたので、お茶を飲みながら定食の料理が出来るのを待つ。

しばらくして、「特大とろさば定食」が運ばれてきた。トレーの上には特大の「とろさば」と麦とろ、小鉢、ご飯、根菜の汁物が載せられている。ちなみにご飯は1回だけお替わりができるとのこと。
まずは根菜の汁物を飲む。汁物の中には鶏肉の小片とニンジン、ゴボウ、シイタケ、コンニャク、ダイコンがふんだんに入っていて、刻みネギがトッピングされている。


久しぶりにアルコールを飲んだ胃袋を労るような旨さで、しかもどの野菜も大ぶりにカットされていて、ボリュームがあって美味しい。優しい味わいの汁物で、おかずにもなりそうである。
汁物を半分くらい飲んだところで、さっそく特大とろさばを食べることにする。尾をカットされたトロさばにはダイコンおろしとカットレモンが1切れ添えられている。網の上で焼かれたトロさばは皮が黄金色に輝いていて、こんがりとしたキツネ色の焼き色が付いている。


トロさばをひっくり返すと、カットレモンを絞り、ダイコンおろしに醤油を垂らした。


トロさばをご飯で食べる。大盛のごはんはお碗に盛られている。


ご飯の上に箸で切ったトロさばを載せ、ダイコンおろしをたっぷりと載せた。


トロさばを楽しみながら、ご飯をかき込む。トロさばは脂が載っていて、ホクホクとした食感でジューシーな味わいで美味しい。身は厚く、皮がパリパリとしていて香ばしい。ダイコンおろしのあっさりとした味わいと醤油の旨みがアクセントになって、ご飯が進む。絞ったレモンの酸味が爽やかに感じられた。
サバの骨は柔らかく、大きな骨以外はそのまま食べてしまった。夢中でサバを食べながらご飯をかき込むと、あっという間にお碗が空になった。ここで、ご飯をお替わりする。2杯目のご飯は並盛りにした。


今度はこのご飯に麦とろをかけて食べることにした。麦とろには青のりが浮かんでいる。


麦とろをご飯にかける。


麦とろとご飯を軽くかき混ぜて、ご飯をかき込んだ。とろろのシャキシャキとした食感と粘りが美味しい。サラサラとご飯をかき込みながら、残ったサバを楽しむ。サバは文字通り骨をしゃぶるようにして食べてしまった。
残りのご飯は小鉢で食べる。小鉢はタケノコの水煮で、カツオ節が和えられている。


5切れほどのタケノコはシャキシャキとした食感で、味が良く染みこんでいて美味しい。タケノコが無くなると同時にご飯も無くなった。
最後の汁物を楽しみながら飲み干して完食。美味かった。大満足である。

食後に熱いお茶をもう1杯もらうと、お茶を飲みながら余韻に浸る。少しアルコールが廻ってきたようである。
席を立ち、帰り支度をすると、卓上に置かれた伝票を持って店の入口脇のレジに進む。代金をクレジットカードで支払うと店を出た。

ビルを出ると、地下道を歩いて新宿駅に向かう。新宿駅から乗った電車は空いていて、新宿駅から座ることができた。シートに腰を下ろすと、中野に着くまでに寝てしまったようだ。気が付いたのは電車が東小金井駅を出発するところだった。
電車が日野駅に到着すると、改札を出て駅西口のロータリー前に出た。上空には暗く澄んだ空が広がっていて、煌めく星が数個ちりばめられている。その中の1つが動いているので、思わずよく見たら、それは飛行機だった。

弱い北よりの風が吹いていて、風がヒンヤリと感じられる。日中に比べると気温もぐっと下がってきたが、冷たい空気が心地よく感じられた。

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【閉店】今日の夕食(ミックスグリル@新宿キッチン012)

2022年02月24日 | 【閉店】食べ歩き


今日は曇りのち晴れ。今朝は上空に綿雲を敷き詰めたように上空を雲が覆っていた。今朝の気温は0℃を下回るくらいで、北西から風が吹いている。湿度が低くて、風が冷たい。静寂な空気は凛と張り詰めたように感じられて、眠気が一気に醒めるように感じられる。外に出ると、マスクと肌の隙間から呼気が漏れて、メガネを曇らせた。
今日は通常出勤のため、早朝に家を出た。日野駅から乗った電車が新宿に到着する頃には、既に空は明るくなっていた。上空には雲の塊がほどけるように散らばっていて、雲の合間から青空が見えている。街路樹の木々からはスズメの鳴く声が聞こえた。

日中は晴れ。地平線付近には雲が浮かんでいるものの、天頂付近は雲ひとつ無い澄んだ青空が広がっている。昼間の最高気温は10℃で、北よりの風が吹いている。湿度が低く、空気がカラカラに乾いていて、風が肌を刺すように冷たい。外に出てみると燦々と降り注ぐ日射しの当たるところは陽光の暖かさを感じられるものの、空気が氷のように冷たく、凍えるような寒さである。風が容赦なく体温を奪っていくかのように感じられる厳しい寒さの1日となった。
夕方、日が傾いてくると、空がオレンジ色に染まった。西の山々のシルエットが夕日に映えて、影絵のように見える。日が沈むと、急速に空が暗くなってきた。

今日は夕食を食べて帰ることにしている。先日と同様、小田急百貨店新宿店レストラン街で食べることにした。地下道を歩いて新宿駅に到着すると、新宿駅西口に直結している小田急百貨店新宿店のエレベーターに乗って、12階のレストラン街マンハッタンヒルズに上った。先日、夕食を食べた韓国料理・焼肉店「菜々 土古里 小田急新宿店」の隣に洋食レストラン「新宿キッチン012」がある。


今日はこの店に入ることにした。


店の入口脇に検温器とアルコール噴霧器が一体となった装置が設置されている。ここで検温と手指の消毒を済ませて店の奥に進む。店内は入口からみて右手に厨房があり、左手に4人掛けのテーブル席が9卓と2人掛けのテール席が4卓配されている。
店員に案内されて4人掛けのテーブル席に座った。コートと上着を壁のハンガーにかけると、席に座る。店員がカラトリーの入ったケースとメニュー、お冷やを運んできた。さっそくお冷を飲みながら、メニューを眺める。

メニューはラミネートされた1枚のシートと冊子がある。ラミネートされたメニューにはディナーメニューと書かれていて、7種類の料理が掲載されている。


冊子も見てみることにした。


最初の中表紙には「ウインターメニューフェア」と書かれていて、「カニと冬野菜のドリア」が掲載されている。


最初の見開きには各種ハンバーグステーキが掲載されてる。


ページをめくると各種ガーリックライスやオムレツ、カレー、パスタ、サラダが掲載されていた。


次の見開きには各種ドリア、グラタン、一品料理、アルコールが掲載されている。


最後のページは各種デザートとソフトドリンクとなっている。


料理を注文する。お腹が減っていたので、がっつり食べようと「ミックスグリル」を注文することにした。料理にはライスまたはパンとミニサラダの付いた洋食セットを付ける。セットはライスを注文することにして、ライスを大盛りにしてもらうことにした。
ハンバーグはソースが選べる。ソースは「デミグラスソース」「トマトソース」「ジンジャーソース」の3種類があり、「ジンジャーソース」を注文することにした。

更にデザートセットも付けることにした。デザートセットはデザートとドリンクが付いており、デザートは「チーズケーキ」「ガトーショコラ」「アップルパイ」「アイスクリーム」から選べる。しかし、「チーズケーキ」は売り切れになっているとのことで、代わりに「ショートケーキ」を用意しているとのことだった。またドリンクはコーヒー(ホットorアイス)、紅茶(ホットorアイス)、ウーロン茶、オレンジジュースから選べる。
注文したのはホットコーヒーと「アップルパイ」である。デザートセットは食後に持ってきてもらうことにした。

料理を注文すると、お冷やを飲みながら料理ができるのを待つ。最初に洋食セットのサラダが運ばれてきた。


さっそくカラトリーの入ったケースの中から紙おしぼりと紙ナプキン、箸を取り出した。カラトリーの中には、その他にナイフとスプーン、フォークが入っていて、それぞれ2人分ずつ用意されている。


紙おしぼりで手を拭くと、さっそくサラダを食べることにする。器に入ったサラダはちぎったレタスにベビーリーフ、レッドオニオンのスライス、赤と黄色のパプリカをカットしたものが載せられていて、ゴマのドレッシングがたっぷりとかけられている。


レタスなどの葉物の野菜は、ふんわりとした食感で、ドレッシングのゴマの旨味が絡みつくように口の中に入ってくる。パプリカのパリパリとした食感とタマネギのシャキシャキとした食感がアクセントになっている。タマネギの水気のある辛さがサラダにアクセントを与えていて美味しい。
サラダを食べてしまうと、お冷やを飲んで喉を潤した。しばらくして料理が一式運ばれてきた。お冷やのお替わりをもらうと、カラトリーの入ったケースの中からナイフとフォーク、スプーンを取り出した。


トレーの上にはミックスグリルの料理の載った鉄板とジンジャーソース、大盛のライスが載せられている。
ミックスグリルはスライスしたタマネギの上にハンバーグを載せ、その脇にチキンソテーと粗挽きフランクが載せられてい他、皮付ポテト、カットしたニンジン、ブロッコリーが載せられている。


小判型のハンバーグを先に食べることにした。ハンバーグの量は120gとのこと。


まずはナイフとフォークでハンバーグの断面を見てみる。粗挽きの挽肉を使用したハンバーグの断面からは肉汁が滴り落ちた。


ジンジャーソースは金属製の器に入っている。焦げ茶色のソースの中にはすりおろした野菜がたっぷりと入っている。


ソースを鉄板にかけて食べるのが王道なのだろうが、それだとソースが跳ねてしまう可能性がある。むしろ、ハンバーグのカットをソースに浸けて食べるのが良さそうである。


ハンバーグのカットをソースにたっぷりと絡ませて、口に運ぶ。粗挽き肉のハンバーグはふんわりとした歯触りで、なかなかのボリューム感である。口に入れると、肉汁が溢れるばかりにジューシーな歯応えで美味しい。甘辛いジンジャーソースが肉汁に絡んで舌の上を通り過ぎて喉の奥に消えていく。
ハンバーグを楽しみながらライスをほおばる。平皿に盛られたライスは山盛りである。


艶々とした米粒のライスはもちもちとした食感で、ハンバーグの肉の旨味をしっかりと受け止めている。ハンバーグの下に敷かれたタマネギは甘くて美味しい。ハンバーグの肉汁を吸い取ったタマネギは、肉汁の旨さにタマネギの旨味に絡んで、しっかりとした歯応えでその存在感を誇示している。
チキンソテーも食べることにした。チキンソテーは80gあるとのこと。


チキンソテーをカットすると、白っぽい鶏肉の断面から肉汁が滴り落ちる。


弾力のある鶏肉は薄い皮がパリパリとしていて美味しい。肉質はほどよく柔らかくて、ジューシーな味わいである。
ハンバーグと鶏肉を食べながら野菜も食べる。ジャガイモはキメの細かい質感で、クリーミーな味わいである。ホクホクとした食感に芋の甘さが感じられる。ニンジンは甘く、しっとりとした歯応えが美味しい。ブロッコリーは鉄板の上に垂れた肉汁を絡め取って、ジューシーで美味しかった。

最後に粗挽きフランクを食べる。かぶりつくとぱりっという歯応えの後に肉汁が口の中に飛び散った。大きな粗挽きフランクはボリュームがあって美味しい。夢中になってかぶりつくと、粗挽きフランクはあっという間に無くなった。
最後に金属製の器に残ったジンジャーソースをライスにかけて、スプーンでライスとソースをかき混ぜて口に運ぶ。肉汁が絡んだジンジャーソースは甘辛さの中に肉の旨味が絡んでなかなかの食べ応えである。ライスとすり下ろした野菜が絡んで、喉の奥に消えていく。あっと言う間にライスの皿が空になった。

食事を終えると、店員を呼んでデザートセットを持ってきてもらった。


カラトリーの中から新しい紙ナプキンと紙おしぼりを取り出す。あらためて、紙おしぼりで手指を拭った。
ホットコーヒーにはミルクと砂糖が添えられている。まずは、ホットコーヒーをブラックのまま飲んでみた。
コーヒーは苦みの中にほのかな酸味が感じられる。肉汁まみれになった口の中がサッパリとするようである。


続いてアップルパイを食べる。アップルパイの皿の上にはナイフとフォークが添えられている。


アップルパイは半径9センチくらいの円形のアップルパイの1/6が皿の上に載せられている。厚みは2センチくらいあって、小さいながらもなかなかのボリュームである。アップルパイにはホイップクリームが添えられていて、ミントの葉がトッピングしてある。その上から粉雪のようなパウダーシュガーが振りかけられている。


アップルパイをナイフでカットして口に運ぶ。ほのかに温かいアップルパイはリンゴの果肉がたっぷりと入っている。サクッとした食感のパイ生地に包まれたリンゴの果肉はジューシーで、フルーティーな甘さが美味しい。ホイップクリームをたっぷりと乗せて口に運んだ。
アップルパイを食べてしまうと、カップに残ったホットコーヒーにミルクと砂糖を入れてスプーンでかき回し、甘いホットコーヒーを楽しむ。アップルパイの甘酸っぱさがコーヒーで洗い流されて喉の奥に消えていく。代わりにコーヒーの甘い香りが口の中を満たした。

最後にお冷やを飲み干して完食。満腹である。美味しかった。
ちょっと落ち着いたところで、帰り支度をして席を立った。卓上に置かれた伝票を持って、店の入口脇のレジに進む。代金を払って店を出た。

既に、店はラストオーダーの時間を過ぎていて、閉店の札がかかっていた。エレベーターで地下1階に降りると、駅改札に向かった。
新宿駅から乗った電車は空いていて、新宿駅から座ることができた。シートに腰を下ろすと、心地よい眠気が襲ってきて、瞼を閉じてしまった。気付くと電車は国分寺駅に到着する所だった。それからしばらくビジネスリュックサックの中から読み物を取り出して、記事を読みながら車内の時間を過ごす。やがて電車は日野駅に到着した。

電車を降りて改札を抜けると、駅西口のロータリー前に出た。信号を待ちながら空を見上げると、上空の凍てついたような澄んだ暗い空には、いくつもの星が瞬いているのが見えた。風がヒンヤリと感じられて、空気が透き通るように冷たく感じられた。

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