J@Dの備忘録

おっさんの備忘録
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駅弁(黄ニラあなごめしと岡山づくし)

2023年07月06日 | 食べ歩き

( 四国旅行5日目(円明寺) から続く )

新幹線が走り始めたところで、駅弁を食べることにした。


購入した駅弁は地元の黄ニラを添えた穴子めし、岡山が誇る黒毛和牛「千屋牛」など岡山の食文化や食の魅力が楽しめるというキャッチフレーズの「黄ニラあなごめしと岡山づくし」である。


駅弁を開くと、中には箸袋と紙おしぼりが入っている。


輪ゴムを外して中蓋を取った。


中央に茶飯を盛った上に焼きあなごと煮あなごが一片ずつ載せられていて、岡山県産黄ニラが添えられている。その左上には岡山県産黒毛和牛を使った千屋牛の牛めしが盛られている。右下には岡山県産あっぱれ鶏を使用した溶岩石で焼き上げた鶏めしが盛られている。
右上には岡山県産星の里たまごを使用した厚焼き玉子カツが2切れ添えられていた。左下には岡山銘菓吉備団子が添えられている。

まずは缶酎ハイを飲むことにした。以前、岡山に出張で行ったときは帰りに「岡山白桃 缶酎ハイ」「瀬戸田レモン 缶酎ハイ」を飲んだこともあり、今回は「岡山シャインマスカット 缶酎ハイ」とした。この缶酎ハイにはシャインマスカットの果汁が3%入っているとのこと。買ってからだいぶ時間も経っているので、既に缶は冷たくなくなっているが、それは仕方ない。


一口飲むと、シャインマスカットの甘い香りが鼻腔に広がり、フルーティーな甘みが口の中に広がった。まるでジュースのような飲み口で、甘くて美味しい
缶酎ハイを楽しみながらまずは鶏めしを食べる。鶏肉は焼き鳥のような味わいでやや固く、歯応えがあって美味しい。鶏肉を食べながら鶏飯を頬張る。やや固めに炊かれた鶏飯は艶々とした歯応えで弾力があって美味しかった。

続いて千屋牛の牛めしを食べた。牛飯には煮たニンジンが1切れ添えられていて、彩りを添えている。ニンジンを食べてしまうと、牛肉と一緒に茶飯をかき込んだ。薄切りの肉は柔らかいながらも味が濃くて美味しい。
ここで、缶チューハイを飲み、続いて厚焼き玉子カツを食べることにした。厚焼き玉子カツは厚焼き玉子の周囲に衣が申し訳程度に付いていて、ダイコンおろしダレと紅ショウガが添えられている。

厚焼き玉子カツを1切れ口に放り込んだ。カツのサクッとした食感やカリッとした歯応えは無かったが、玉子の甘みが口の中で広がった。紅ショウガの辛味とダイコンおろしダレの旨味がアクセントになっている。もう1切れの厚焼き玉子カツを食べてしまうと再び缶チューハイを飲んだ。
いよいよメインのあなごめしを食べる。焼きあなごは香ばしくて美味しい。焼きあなごを楽しみながら茶めしをかき込んだ後、煮あなごにも箸を伸ばす。ふっくらとした食感の煮あなごを楽しみながら茶めしをかき込むと、缶チューハイを飲み干した。

最後にデザートの吉備団子である。モチモチとした食感の吉備団子はきな粉が香ばしくて美味しい。吉備団子を楽しんだ後は、昼間に買ってまだ残っていた麦茶を飲んでひと息ついた。

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今日のランチ(石焼鯛めし@新宿 宮川 野村ビル店)

2021年12月22日 | 食べ歩き


今日は晴れ。今朝は上空に暗く澄んだ空が広がっていて、東の空には星が瞬いていた、今朝の気温は0℃で、西から冷たい風が吹いている。辺りはしんとしていて、吐く息が白く見えた。
今日は午前中2時間のテレワークをしてから出勤する予定となっている。朝、一旦起床したものの、出勤時より遅い時間に起床すると、髭を剃って顔を洗った。それから湯を沸かしてコーヒーを淹れる。玄関のドアポストに投函された朝刊を取り出して新聞を読みながら、簡単に朝食を済ませると、定時よりも少し前の時間になったところで、業務端末に電源を入れて業務を開始した。

仕事をしながら窓の外を見ると、東の空に昇ってきた朝日に照らされて、上空が次第に明るくなってきていた。自宅の前の路面は夜露がおりたからなのか、ほんのりと濡れているように見える。自宅の周囲の建物がオレンジ色に染まって、眩しく感じられた。
業務を開始してから2時間が経過すると、職場にテレワーク終了を告げるメールを送付して出勤の準備をして家を出た。外に出ると、上空には雲ひとつ無い澄んだ青空が広がっている。眩しいくらいに日射しが降り注いでいるが、空気が乾燥していて、北よりの風が冷たく感じられた。

日野駅から乗った中央特快の電車は思いのほか混んでいた。日野駅から座ることもできず、立川駅で何とか座ることができた。シートに腰を下ろすと、窓から降り注ぐ日射しの心地よさに瞼が重くなるまどろんでいると、電車は新宿駅に到着した。
お昼を食べてから職場に向かうことにして、地下道に入った。4号街路地下道から新宿センタービルを抜けて新宿野村ビルに入る。以前、夕食を食べた天丼・天ぷら屋「天吉屋 新宿店」の真向かいに居酒屋「串やき・魚 新宿 宮川 野村ビル店」がある。


今日はこの店に入ることにした。


店に入る。入口正面に検温器とアルコール噴霧器が一体となった装置で検温と手指の消毒をすると、店内に入った。店内は入口正面の衝立の裏に8人掛けのテーブル席があり、その周囲に4人掛けのテーブル席が3卓ある他、右手奥には4人掛けのテーブル席が4卓あり、その奥に掘りごたつ形式の座敷席が見える。各テーブル席は暖簾で半個室のように仕切ることができるようになっている。8人掛けのテーブル席の中央にはアクリル板と簾を一体としたような仕切り板が設けられていて、この席をカウンター席としているようだ。席を1つずつ開けて4人が座れるようになっていて、その席に案内されて席に座った。
席に座ると、店員が空の湯呑みを卓上に置いた。卓上には各席ごとに紙おしぼりが置かれている他、ランチメニューが置かれている。テーブルの中央には醤油とソース、山椒、七味唐辛子、箸、楊枝、冷水のポットが置かれている。空の湯呑みに冷水を注ぎ、お冷を飲みながらメニューを眺めた。


「昼食メニュー」と書かれたメニューの裏は「お得なドリンクセット」と書かれたメニューが掲載されていて、各種ドリンクと抹茶アイスクリームが記載されている。


店員を呼んで料理を注文する。注文したのは「大好評!石焼」と書かれたメニューの中から人気No1と書かれた「石焼鯛めし~最後はお茶漬けで!~」と書かれたメニューである。ご飯大盛りで注文した。
料理を注文すると、最初にお茶漬け出汁の入ったポットが出された。続いて、料理が一式載せられたトレーが運ばれてきた。


さっそく卓上の箸立てから箸を取ると、紙おしぼりで手指を拭った。
最初に味噌汁を飲む。味噌汁はワカメの味噌汁で、天かすが浮かべられている。


胃袋に味噌汁のダシが染み渡るように美味しい。ワカメはふんわりとした食感で、味噌汁にボリュームを与えている。天かすから味噌汁に適度な油が流れ出しているのか、味噌汁の旨味にコクが感じられた。ダシをたっぷりと吸った天かすはジューシーで、優しい舌触りが美味しかった。
続いて、「石焼鯛めし」を食べる。石鍋に盛られた「石焼鯛めし」は石鍋にご飯が盛られてその上に刻んだ水菜と刻んだキュウリ、錦糸玉子を散らして鯛の切り身が5切れ並べられ、中央にはわさび菜を置いて、その上に刻んだニンジンと刻み海苔を載せている。


伏せられたお碗を手に取り、トレーの上に載せられたスプーンで石鍋からご飯をお碗によそった。


まずは何も付けずにそのまま「石焼鯛めし」を食べることにする。ほんのり桜色の鯛飯は熱々のご飯と石鍋で熱が適度に入っているらしく、そのままでも美味しい。薄いと思った鯛の刺身はもっちりとした歯応えで、筋肉質の刺身はねっとりと舌に絡みつくような食感である。鯛1切れでご飯が進む。
刻みニンジンのカリッとした食感とキュウリのパリパリとした歯応えに加えて水菜のシャキシャキとした食感が鯛の刺身にアクセントを与えている。あっという間にご飯が空になった。

再びスプーンでご飯をお碗によそった。


今度はこれにごまダレをかけて食べることにする。ごまダレは小さな器に注がれている。


ごまダレを鯛の刺身にたっぷりとかけた。


ごまダレのかかった鯛の刺身はニンジンや刻み海苔がその上に絡んでいる。見るからに美味そうである。さっそくご飯をかき込んだ。


思った通り、ゴマの濃厚な旨味と甘みが鯛の甘みに絡んで美味しい。鯛の旨味とゴマの旨味が相乗効果で、先ほどとはまた異なった味わいである。ごまダレは鯛の刺身から滴り落ちて、ご飯に染みこみ、ゴマの旨味をまとった米粒と様々な具が一緒になって口の中で混ざり合う。どうにも箸が止まらない。あっという間にご飯茶碗が空になった。
3杯目である。最後はお茶漬けと思っていたのだが、ここで計算違いが生じた。石鍋に入っていたご飯が予想よりも多かったのである。お茶漬けにするには出汁の量を考慮してご飯を盛らなくてはならないが、どう考えてもご飯の量が多い。しかも鯛の切り身はあと残すところ1枚しか無い。そこで、3杯目のご飯は鯛の切り身無しで食べることにした。

お碗にスプーンでご飯をよそう。


ご飯はお新香の野沢菜で食べることにした。


野沢菜の絡みでご飯をかき込む。何気にこれがまた美味しい。野沢菜を食べながら、ご飯をかき込む。錦糸玉子のほのかな甘みに熱の入ったわさび菜が、シンプルながらもジューシーで美味しい。ニンジンのカリカリとした食感がアクセントになっている。あっという間にご飯茶碗が空になった。
いよいよ最後である。石鍋に残ったご飯を全てご飯茶碗にスプーンでよそった。ちなみに石鍋は結構大きくて重い。片手で石鍋を持ち上げて、残りのご飯を残らずご飯茶碗に盛った。ちなみに鯛の刺身は残りの1枚しかない。


ここにお茶漬けの薬味を全て投入する。薬味は刻み海苔と刻みネギ、おろしわさびである。


薬味を載せた鯛めしは、これだけでも美味そうだが、これにポットで提供されたお茶漬け出汁を注ぐ。


熱々の出汁をご飯がヒタヒタになるまで注いだ。


おろしわさびは出汁に溶け、鯛の刺身は出汁の熱で白っぽくなっている。


ご飯茶碗を左手で持ち上げると、鯛茶漬けを食べる。少し熱の入った鯛の刺身は、刺身よりも旨味が濃くなった味わいである。食感も少し変わり、もっちりとした歯応えとジューシーな味わいが同居している。おろしワサビの辛味がアクセントになって、箸が止まらない。上品なダシの旨みが全てを包み込んで、喉の奥に消えていった。ご飯茶碗はあっという間に空になってしまった。
最後にお椀に残った味噌汁を飲み干して完食。湯呑みに残ったお冷やを飲んで、熱くなった体をクールダウンさせる。美味かった。満足、満腹である。

席を立ってコートを羽織り、伝票を持って店の入口脇のレジに進む。ちなみにランチタイムの支払いは現金またはペイペイのみとなっている。現金で代金を支払うと、店を出た。途中の売店でアイスコーヒーを買うと、職場に向かう。
日中は快晴で、上空には真っ青な空が広がっている。今日は冬至である。太陽高度が一年のうちで一番低く、昼の時間が最も短い日である。日射しが燦々と降り注いでいて、日なたに出ると、日射しの温もりが感じられた。昼間の最高気温は14℃で湿度が低く、強い北よりの風が吹いている。空気がヒンヤリとして冷たく感じられるものの、お昼を食べて熱くなった体に風が心地よく感じられた。

午後になって南から雲が広がってきたものの、日が傾く頃には再び青空の領域が広がってきた。日が傾いてきて、西の窓から見える市街地が暗くなってきたが、夕日と自分との間にキラキラと輝く光の道ができている。太陽が雲の合間に沈んでいくと、赤く染まった空に雲が影絵のように見える。市街地に明かりが灯って、空がいよいよ暗くなってきた。
夜、仕事を終えて職場を出る。外に出ると、冷たい風が吹いていて、凍えるように寒い。正面のビルのガラス面には青くライトアップされた都庁が映っていて、都庁そのものが凍りついているかのように感じられる。上空には暗い空に薄い靄のような雲がかかっていた。

新宿駅に到着すると、中央線下りホームに昇る。ホームに滑り込んできた中央線通勤快速電車に何も考えずに飛び乗った。電車の車内は混んでいたが、何とか吊革に掴まることが出来た。ただ、日野駅まで座ることができず、足はパンパンになってしまった。
電車が日野駅に到着すると、電車を降りて改札を抜ける。甲州街道を歩きながら後ろを振り返ると、凍てついた暗い空に丸い月が昇っていた。

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今日のランチ(いろどり海鮮丼@チムニー 東京ビッグサイト前店)

2021年12月20日 | 食べ歩き


今日は晴れ。今朝は冴えわたった暗い空が上空に広がっていて、西の空には黄金色に輝く満月が浮かんでいる。今朝の気温は-2℃で、3日連続の冬日となった。西よりの風が吹いていて、空気がキンキンに冷たく、目の前の風景が凍り付いているように思えた。LEDの街灯の明かりが寒々しく感じられる。
今日は通常出勤のため、早朝に家を出た。玄関の扉を開けると、まるで冷凍庫の扉を開けたように、冷気が室内に流れ込んでくる。外に出て息を吸うと、硬くて冷たい空気で鼻の奥がツンと痛いくらいに感じられた。クローゼットからハーフコートを出すのを忘れて、薄手のモッズコートを羽織って外出したのだが、風が体温を奪っていくかのように冷える朝である。明日はハーフコートを準備しておこう。

電車に乗って新宿駅に到着すると、空は少し明るくなっていた。職場に到着して、窓から西の方角を見渡すと、朝日で赤く染まった稜線が澄んだ空気にクッキリと浮かんでいる。自席で仕事をしていると、朝日を浴びたビルの窓が陽光を反射して、職場にオレンジ色の光が射しこんできた。やがて、空が明るくなってきて、上空の空が青く染まってきた。
今日は昼前に外で打合せの予定があり、午前中に外出する。新宿駅から埼京線とりんかい線を乗り継いで国際展示場駅に出た。

打合せを終えると、お昼を食べて職場に帰ることにして、新交通ゆりかもめ線東京ビッグサイト駅に直結している有明フロンティアビルに入る。有明フロンティアビルA棟2階に居酒屋「チムニー 東京ビッグサイト前店」が最初に目に入った。


店も空いており、さっそくこの店に入店することにした。


入口の左脇に置かれたローテーブルの上に消毒液が置かれているので、ここで手指の消毒をすると店内に入る。店内は広く、右手奥に厨房があって、その手前に12人掛けのテーブル席が1卓と6人掛けのテーブル席が3卓、4人掛けのテーブル席が9卓、2人掛けのテーブル席が4卓配されていた。ちなみに12人掛けのテーブル席には卓上に仕切板が置かれていて、カウンター席のように使われていた。
店員に案内されて4人掛けのテーブル席に座る。卓上には醤油と七味唐辛子、楊枝、紙ナプキン、手指消毒用アルコール、夜のメニューが載せられているほか、テーブルの中央に紙おしぼりが2つほど置かれていて、ラミネートされたランチメニューが載せられている。ちなみに日替わり定食は「チーズトマトハンバーグ」、本日の魚定食は「銀ヒラス西京焼き」となっている。


さっそく店員を呼んで、料理を注文した。注文したのは「いろどり(彩り)海鮮丼」である。ランチメニューに掲載されている料理は全品ご飯の大盛り、おかわり無料となっていたので、ご飯大盛りで注文した。また、ランチメニューは全品ドリンクバー付きとなっており、店員に案内されて窓際の各種ドリンクが載ったテーブルに向かった。
テーブルの上にはご飯のお釜としゃもじ、お湯の入ったポットとホットコーヒーの入ったポット、コーヒーカップが重ねられた籠、3つほど重ねられたコップが載せられたトレー、冷水、アイスコーヒー、冷麦茶、オレンジジュース、アイスティー(アールグレイ)、グレープフルーツジュース、氷、ミルク、ガムシロップ、ストロー、スティックシュガー、スプーン、「今日の煎茶」と書かれたティーバッグ、アルコール消毒液が置かれている。


コップを1つ取り、氷を適量入れると、冷水を注いで席に戻った。お冷やを飲んで料理ができるのを待っていると、やがて店員が料理が一式載ったトレーを運んできた。
トレーの上には「いろどり(彩り)海鮮丼」の他にお椀とミニサラダ、小鉢、醤油小皿、箸が載せられている。


さっそく紙おしぼりを1つ取った。そして醤油小皿に醤油を注ぐ。


小鉢は冷や奴である。絹ごし豆腐の上におろし生姜が載せられ、刻みネギが散らされている。


冷や奴にも醤油を垂らす。


それから紙おしぼりで手を拭くと、箸を取って、さっそくお椀の味噌汁を飲むことにした。味噌汁はワカメの味噌汁で巻き麩が浮かべられている。


空腹の胃袋に味噌汁のダシが染み渡るように美味しい。肉厚のワカメはシャキシャキとした食感で、味噌汁にボリュームを与えている。ダシをたっぷりと吸った巻き麩がジューシーで美味しい。味噌汁を半分くらいまで飲んだところで、お椀を置いた。
続いて先にミニサラダを食べることにした。ミニサラダはキャベツの千切りにちぎったレタスを和えていて、フレンチドレッシングがかけられている。


生野菜はシャキシャキとした食感で、みずみずしくて美味しい。レタスのふんわりとした食感にキャベツの千切りがボリューム感を与えている。キャベツのシャキシャキとした食感にフレンチドレッシングの酸味が適度に絡んで、なかなか美味しかった。
サラダを片付けると、いよいよ「いろどり(彩り)海鮮丼」を食べる。「いろどり(彩り)海鮮丼」は丼にご飯を盛り、刻み海苔を散らした上にまぐろとサーモン、タコの切り身を3枚ずつ並べ、玉子を2切れ、キュウリのスライスを3枚、ガリとおろしワサビを載せた大葉を1枚のせて、トビコと白胡麻を散らし、ボイル海老を3尾トッピングしている。


醤油小皿に垂らした醤油におろしワサビを落として醤油に溶かすと、ワサビ醤油を作った。海鮮丼の上に載せられている切り身は小さめな上にトビコが散らされているということもあって、ワサビ醤油を海鮮丼の上から廻しかけて海鮮丼をかき込むことにした。
まずはマグロである。海鮮丼に定番のマグロは小さいながらも筋が無く、もっちりとした食感に濃厚な味わいが美味しい。サーモンはトロリとした食感で、身が甘く感じられた。タコは柔らかく、しかも噛み応えがある。噛めば噛むほど味が出るような味わいで美味しかった。

ここで、ガリを食べて口の中をリセットする。醤油を垂らしたこともあるが、ガリはジューシーで、甘酸っぱさの中に醤油の旨みとワサビのツンとした清涼な風味が合わさって、これだけでもご飯が進む。丼の中のご飯がだいぶ無くなってしまった。
ここで、丼を持ってドリンクバーのお釜の前に進んだ。少しだけご飯を丼によそうと、再び席に戻る。今度は玉子焼きを食べながらご飯を食べる。玉子焼きはほどよく甘くて、ジューシーな味わいである。ボイル海老は剥き身で、尾まで除かれている。海老をそのまま口に放り込むと、ぷりぷりとした身が甘くて美味しい。あっという間に海老も無くなってしまった。

キュウリのスライスと大葉を片付けると、残ったご飯を冷や奴で食べることにした。先ほど醤油を垂らした冷や奴をご飯の上に載せる。
豆腐を適当に崩して、ご飯をかき込んだ。舌触り滑らかな絹ごし豆腐の食感にトビコのプチプチとした食感がアクセントになって美味しい。醤油を含んだおろし生姜はジューシーであっという間にご飯が無くなった。丼が空になると、味噌汁を飲み干す。

食事を終えると少し体が熱くなった。窓から日が射し込んでいることも手伝って、身体がポカポカとする。食後にアイスコーヒーを飲むことにして、再びドリンクバーに進んだ。新しいコップに氷を入れてアイスコーヒーを注ぐ。ストローとガムシロップ、ミルクのポーションを1つずつ持って席に戻った。


アイスコーヒーにストローを挿して、まずはブラックのままアイスコーヒーを飲む。アイスコーヒーは苦みと酸味が調和していて、スッキリとした味わいで口の中がサッパリとする。


アイスコーヒーにミルクとガムシロップを注ぐと、甘いミルクコーヒーを楽しんだ。食事を終えて熱くなった体が、クールダウンしていくように感じられる。アイスコーヒーを飲み干すと、コップに残ったお冷やを飲み干して完食。美味かった。満腹、満足である。
席を立って身支度を調えると、伝票を持って店の入口脇のレジに進んだ。この店はdポイントが使えるということなので、ポイントカードとクレジットカードを出して、代金を支払う。支払いを終えると、店を出た。

日中は快晴で、上空には雲ひとつ無い澄んだ青空が広がった。昼間の最高気温は12℃で湿度が低く、午後から南よりの風が吹いてきた。乾いた風が冷たいものの、日射しがポカポカと暖かくて心地よい陽気である。お昼を食べた後ということもあるが、ビルからりんかい線国際展示場駅まで歩いていると、少し体が熱くなってきた。
帰りはりんかい線国際展示場駅から埼京線直通りんかい線川越行きの電車に乗って新宿駅に到着した。新宿駅から職場に戻ると、午後の業務を開始する。西の窓からは冠雪した富士山の白い姿に太陽の光が注がれて、眩しく見えた。

午後、仕事をしていると、東の窓面に下されたブラインドがオレンジ色に染まっている。時計を見ると既に午後4時を廻っていた。西の窓からは夕日が山地の山の端に沈んでいこうとしているのが見える。日が沈むと急速に空が暗くなってきた。
今日は帰宅するのが少し遅い時間になってしまった。職場を出ると、東の空のビルの合間に丸い月が朧な光を放っているのが見えた。上空には薄い雲が広がっているようだ。昼間の陽気の余韻か、南よりの風が涼しく感じられる。少し湿度も高くなってきたようだ。

新宿駅から中央線快速電車に乗って帰宅の途につく。通勤快速電車の1本前ということもあって、車内は空いていた。それでも座れたのは電車が三鷹駅に到着したときである。席に座ってカバンの中から読み物を読んでいると、やがて電車は日野駅に到着した。電車を降りると改札を抜けた。
都心に比べると日野は5℃くらい気温が低い。冷たい風がキリッと感じられて、電車の車内で温まった身体に緊張が走る。上空には暗く冴え渡った空が広がっていて、丸い月が煌々と辺りを照らしていた。

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今日の夕食(熟成黒しょうがと鶏つくねの和風土鍋とごぼう生姜の混ぜご飯定食@大戸屋 立川北口店)

2021年12月14日 | 食べ歩き


今日は曇り時々晴れ一時雨。今朝は東の空に小さな雲が漂っているのが見えたが、総じて澄んだ暗い空が上空に広がっていて、西の空には星が瞬いている。今朝の気温は0℃を下回って、凍えるような寒い朝となった。辺りはしんと静まり返っていて、窓から見える街灯のLEDの明かりが冷たく見える。窓を閉めていても、外気の冷たさが伝わってくるように感じられた。
今日は通常出勤のため、早朝に家を出た。玄関の扉を開けると、冷蔵庫を開けたように冷気が室内に流れ込んできて、思わず体をすくめた。外に出ると弱い北よりの風が吹いていて、吐く息が白く見える。空気の冷たさが肌を刺すように感じられた。

電車に乗って新宿駅に到着すると、東の空が白々と明るくなっていて、新宿駅東口の建物のシルエットが浮かび上がってきていた。上空には南から北に雲が流れていたが、東の空は雲が切れていて、雲の縁が朝焼けで赤く染まって見える。西の方角を見渡すと、雲の下に山々の稜線が見えた。日の出の時刻を迎えると、次第に空が明るくなってきた。
午前中は次第に雲が広がってきて、弱い雨が降り出してきた。日中は冷たい雨が降る生憎の空模様となった。昼間の気温は4℃で、真冬並みの寒さである。北西から風が吹いていて、外に出ると風が容赦なく体温を奪っていくかのように感じられる。水分をたっぷりと含んだ空気が氷のように冷たく、上着を着ていても凍えるように寒い1日となった。

午後になって雨が止んだ。雨が上がると雲が切れて、雲の切れ間から陽光が降り注ぐ天使の梯子が見られた。だんだんと雲の切れ間が広がってきて、青空も見えていた。
今日はインフルエンザ予防接種を打つため、午後2時間の時間休を取った。ところが、職場を出る直前に打ち合わせや電話が重なった結果、医者に行く時間が遅れて、インフルエンザの予防接種を受けることが出来なかった。せっかく取った時間休も仕事に消えてしまった。年休の残日数はまだあるので、あらためて後日、時間休を取ってインフルエンザの予防接種を受けることにした。

時間休を取っていることもあり、少しでも電車が混む前に帰りたいと、少し早めに仕事を終えて職場を出る。しかし、それでも帰宅時の混雑する時間帯に巻き込まれてしまった。新宿駅から乗った中央線快速電車は混んでいて、吊革にも掴まれなかった。幸い三鷹駅で席に座ることができたので、少しまどろむことが出来た。電車は立川行きで、立川で電車を降りた。
今日は夕食を食べて帰ることにしている。立川駅の改札を抜けると駅北口に出た。立川駅北口の伊勢丹立川店の東側を南北に延びるピタゴラス通りを北に歩いて行くと、左手に大戸屋の看板が見える。


今日はこの定食屋「大戸屋 立川北口店」に入店することにした。ちなみにこのビルの3階には以前、よくお茶をしていたカフェ「エクセルシオールカフェ 立川北口店」がある。階段を昇って2階に行くと、定食屋「大戸屋 立川北口店」の入口がある。


扉を開けて、店内に入った。ちなみにエレベーターで上ると、エレベーターの乗り場が店内になっている。店に入ると、正面にアルコール消毒液が置かれているので、手指を消毒し、記帳台で名前と人数を書いた。席はテーブル席とカウンター席が選べるということで、カウンター席を希望する。それからレジ前の席に座って順番を待っていると、名前を呼ばれて、店員に案内をされて店の奥に進んだ。
店内はカウンター席が9席と4人掛けのテーブル席が5卓、2人掛けのテーブル席が11卓配されている。カウンター席は1席おきに座るようになっていて、席と席との間にはアクリル板の仕切板が置かれている。案内されたカウンター席に座るとお冷やが運ばれてきた。温かいお茶はセルフサービスになっているとのことである。

卓上には紙ナプキンと紙おしぼり、アルコール消毒液、楊枝、チラシ、コールボタンが置かれていて、各席毎にメニューが広げられている。他店と異なり、この店はタッチパネル式のタブレットが無く、代わりに店員が注文を取るようになっている。
今日は冷えるので、先に温かいお茶を取りに行くことにした。給茶器はレジの裏側の台に置かれている。給茶器の右隣には湯呑みが並べられているので、その中から湯呑みを1つ手に取って、給茶器で温かいほうじ茶を注いだ。ちなみに湯呑みが並べられているケースの右隣には冷水器が置かれていて、更にその右隣にはコップが並べられたケースが置かれている。

給茶器と冷水器の置かれた台の反対側の壁にはドリンクバーのジュースディスペンサーやコーヒーディスペンサーが置かれ、その左手には4種類の紅茶のパックとスティックシュガー、マドラー、ミルク、ガムシロップ、レモンポーション、紙コップ、プラスチックカップ、カップの蓋、トレー等が置かれている。
湯呑みを持って席に戻ると、メニューを開く。メニューはグランドメニューと季節限定メニューがある。これまで行った大戸屋各店はタッチパネル式のタブレットが置かれていて、それで注文するスタイルだったので、この店のように店員に料理を注文するスタイルは却って珍しく思える。


まずは季節限定メニューを見ることにした。メニューを開くと期間限定の2種類の鍋定食が掲載されている。


ページをめくると期間限定の2種類の定食が裏表紙に掲載されている。もう1枚のメニューには店舗限定の「炭火焼き鶏の親子丼」が掲載されていた。


紙をめくると、ビールテイスト飲料の紹介の紙が綴じられている。


更に紙をめくると出汁茶漬け専用お出汁サービスやアプリの紹介の紙が綴じられていた。


グランドメニューもあらためて見てみることにする。


ページを開くと、最初の見開きは大戸屋の紹介のページである。


次の見開きには「東急スポーツオアシスの管理栄養士が考案した目的別チョイスメニュー」や五穀ご飯の紹介が掲載されている。


ページをめくる。次は各種鶏肉定食のメニューが掲載されていた。


次の見開きはハンバーグや黒酢あんのメニューである。


ページをめくると豚肉・牛肉を使用した各種定食メニューが掲載されている。


次の見開きは魚定食の各種メニューである。


ページをめくると「からだ想い定食」「大戸屋土鍋定食」のページが掲載されている。


次の見開きは各種一品料理が掲載されていた。


ページをめくる。次の見開きにはキッズメニューやスイーツ、ドリンクが掲載されている。


最後の見開きにはアルコールやおすすめのおつまみとしての一品料理が掲載されていた。


コールボタンを押して店員を呼ぶと、料理を注文する。注文したのは「熟成黒しょうがと鶏つくねの和風土鍋とごぼう生姜の混ぜご飯定食」である。ごぼう生姜の混ぜご飯は白米か五穀米が選べるということなので、五穀米を特盛で注文することにした。
料理の注文を終えて温かいほうじ茶を飲みながら待っていると、しばらくして、料理が一式運ばれてきた。トレーの上には土鍋と特盛りのごぼう生姜の混ぜ五穀ご飯、味噌汁、お新香の他に取り皿と箸、レンゲ、紙ナプキン、紙おしぼりが置かれている。


さっそくお椀の蓋を取り、紙おしぼりで手を拭くと、箸を取る。お椀はワカメの味噌汁で、ワカメがたっぷりと入っている。


最初にお椀を持ち上げて味噌汁を飲む。ワカメの味噌汁は、ダシの旨みが空腹の胃袋に染み渡るように美味しい。フンワリとした食感のワカメが味噌汁にボリューム感を与えていて、食べ応えがあって美味しかった。
味噌汁を半分くらい飲んでしまうと、一旦お椀を置く。続いて鍋をつつきながらご飯を食べることにした。「熟成黒しょうがと鶏つくねの和風土鍋」は生姜を入れた和風醤油ダシに鶏つくねが4個と絹ごし豆腐の他、エノキダケ、しめじ、ネギ、白菜、ニンジンといったたっぷりの野菜が入っていて、豆苗がトッピングされている。


ちなみに鍋に使われている生姜は、鹿児島県産の新鮮な生姜を使用し、じっくりと加熱・乾燥させる独自の熟成方法で熟成させた熟成黒生姜を使用しているとのこと。レンゲで出汁を掬ってそのまま飲んでみると、ダシの旨みに鶏の旨味が重なった味わいに生姜のピリッと深みのある味がアクセントになっていて、さっぱりとして美味しい。生姜の香りが鼻腔を抜けて、清涼感が感じられる味わいである。
鍋には取り皿があったが、今回は取り皿を使わずにそのまま鍋の具をご飯に載せて食べることにした。セットのごぼう生姜の混ぜご飯は大麦、とうもろこし、黒米、黒ごま、白ごまがたっぷりと入っている五穀米に刻んだゴボウと生姜がたっぷりと入っている。


まずはご飯をそのまま食べてみる。自然の風味と旨味が味わえる混ぜご飯は、刻んだごぼうと生姜が食感のアクセントになっていて、そのままでも美味しい。このご飯に鶏つくねと野菜を適量載せた。
鶏つくねにかぶりつく。ダシを吸った鶏つくねはフンワリとした歯応えで、ジューシーで美味しい。鶏の軟骨が食感のアクセントになっている。舌触り滑らかな絹ごし豆腐にダシをたっぷりと吸った野菜が美味しい。ニンジンは柔らかく、キノコ類の旨味と歯応えが美味しい。豆苗が鍋に彩りを添えている。

しばらくは鍋をつつきながらご飯を食べていたが、やがて鍋の中の鶏つくねと野菜がおおかた無くなった。ここで、レンゲで鍋の中のダシを全て残りの混ぜご飯にかけた。ご飯とダシを軽くかき混ぜると、サラサラとご飯を食べる。
雑炊風にしたご飯をサラサラと食べながら、お新香に箸を伸ばした。お新香はタクアンをカットしたものである。


タクアンのパリパリとした食感を楽しみながら、ご飯を食べる。サラサラとごぼう生姜の混ぜご飯を食べてしまうと、タクアンも無くなってしまった。五穀ご飯のお碗が空になると、生姜の効果で体がポカポカと温かい。コップに入った冷水を飲みながら、少しクールダウンをする。
最後に湯呑みに残ったほうじ茶を飲み干して完食。美味かった。満腹、満足である。卓上に置かれた伝票を手に取って席を立ち、店の入り口脇のレジで代金を清算するとエレベーターで3階に上がり、ビルと接続しているペデストリアンデッキを歩いて立川駅に向かう。駅に着くと、中央線に乗った。

電車が日野駅に到着すると、電車を降りて改札を抜ける。駅西口のロータリー前に出て、ふと空を見上げた。夜空には再び雲が広がってきていて、雲の合間から煌々と光る月が顔を覗かせていた。

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今日のランチ(菜彩膳@つな八 京王店)

2021年10月28日 | 食べ歩き


今日は曇りのち晴れ。今朝は上空に薄い雲が広がっていて、日射しの無い朝となった。今朝の気温は12℃で、弱い北よりの風が吹いている。昨日降った雨で濡れた路面はほぼ乾いていたが、まだ路面の所々にシミのように濡れた箇所が残っていた。窓を開けると、室内に冷気のような空気が流れ込んでくる。シメシメとした空気が、ヒンヤリと感じられた。
今日は午前中2時間のテレワークをしてから出勤する予定となっている。今日も出勤時よりは少し遅い時間に起床すると、髭を剃って顔を洗った。それから湯を沸かしてインスタントコーヒーを淹れる。玄関のドアポストに投函された朝刊を取り出して新聞を読みながら、簡単に朝食を済ませると、定時よりも少し前の時間になったところで、業務端末に電源を入れて業務を開始した。

仕事をしながら窓の外を見ると、上空の雲は東に流されて西の方から澄んだ青空が広がってきた。朝日が射し込んで、空が次第に明るくなってきている。自宅の周囲の建物がオレンジ色に染まって、眩しく感じられた。
業務を開始してから2時間が経過すると、職場にテレワーク終了を告げるメールを送付して出勤の準備をする。家を出ると上空には雲が無く、秋晴れの澄んだ青空が広がっていた。このままどこかに行ってしまいたくなるような気持ちになるのを抑えつつ、日野駅から中央特別快速電車に乗った。車内は混んでいたが、なんとか席に座って新宿に向かう。

新宿に到着すると、既に時計の針は12時にさしかかろうとしている。そこで、職場に行く前にお昼を食べていくことにして、駅に直結している京王百貨店に入った。エレベーターで8階にあるレストラン街「新宿Keioダイニング」に足を運ぶ。今日はフロアの一角にある天ぷら料理店「つな八 京王店」に入ることにした。


店に入る。店員から指示されて、入口を入って右手の柱の脇に置かれたテーブル上にある消毒液で手指の消毒をする。店内は入口から見て左手に天ぷらを揚げる厨房があって、その周囲にカウンター席が設けられている。カウンター席はペア席が3ブースと1人席が2席設けられているほか、右手には4人掛けのテーブル席が7卓設けられている。店員に「カウンター席とテーブル席どちらでもどうぞ」と言われて、カウンター席に腰を下ろした。


卓上には各席毎に敷紙が敷かれていて、その上に箸と紙おしぼりが置かれている。敷紙の先には高い高台の皿が置かれていて、その脇にメニューが置かれていた。
メニューを見る。


注文したのは「菜彩膳」である。このセットメニューには各種天ぷらが8品とかき揚げ、ご飯、お椀、香の物で構成されている。ご飯はお替り自由ということなので、ご飯を大盛でもらうことにした。
更に、スマホ「新宿Keioダイニング クーポン券」を表示させて、シャーベットの無料サービスを受けることにした。シャーベットは食後にもらうことにする。飲み物は緑茶で良いか聞かれて、頷くとメニューが下げられた。

最初に緑茶と2種類の塩、大根おろし、天つゆが運ばれてきた。目の前の天ぷらを載せる皿には紙が敷かれて、その上に天ぷらが載せられていく。最初に出されたてんぷらは5品で、海老天が2本とピーマン、カボチャ、ナスの3品の野菜天が載せられた。


続いてご飯とお椀、香の物が運ばれてきた。さっそくお椀の蓋を取り、紙おしぼりで手を拭くと、箸を取る。


お椀は豆腐の入った赤だしの味噌汁で、ミツバがたっぷりと浮かべられている。


味の濃い味噌汁は、空腹の胃袋に染み渡るように美味しい。豆腐の優しい甘さとミツバのシャキシャキとした食感がアクセントになっている。味噌汁を半分くらいまで飲むと、さっそく天ぷらを食べることにする。
最初はナス天である。ナスは塩で食べることにした。

塩は2種類あり、わさび塩と天然塩がある。わさび塩は一見すると抹茶塩に見える。


ナス天にわさび塩を箸で振りかけると、ナス天を口に運ぶ。サクサクとした衣の中にはジューシーなナスが詰まっている。わさびのツンとした風味に塩がナスの旨味を引き立てている。
ナス天を食べながらご飯を食べる。大盛にしたご飯は、米粒が艶々としていて、とても美味しそうだ。


ナス天を食べながらご飯をかき込む。旨い。口の中でとろけたナスと衣の優しい食感、弾力のある米粒、塩の甘さが渾然一体となって、喉の奥に消えていく。あっという間にナス天を食べてしまった。
ピーマン天を食べる。ピーマン天は天つゆで食べることにした。

お碗に注がれた天つゆは琥珀色で、透き通っている。


これに大根おろしを投入する。


大根おろしを天つゆに投入すると、箸の先で少しかき混ぜる。


大根おろしが天つゆに浸ったところで、あらためてピーマン天を食べることにした。
ピーマン天を天つゆに浸し、天つゆが染み込んだ大根おろしをピーマン天に載せて口に運ぶ。シャキシャキとした食感のピーマン天は肉厚で、歯ごたえがあって美味しい。衣に染み込んだ天つゆの旨味と、天つゆが染み込んだ大根おろしがピーマン天を包み込む。天つゆをたっぷりとまとったピーマン天のジューシーな味わいを楽しみながらご飯をかき込む。ピーマン天はあっという間になくなってしまった。

次はカボチャ天である。カボチャ天もわさび塩で食べることにした。薄くスライスされたカボチャ天は、素材の甘味が塩で引き立てられて美味しい。サクサクとした食感の衣に包まれたカボチャ天はきめが細かく、舌触りが滑らかで美味しかった。
海老天は天然塩で食べることにした。塩の載せられた皿の上に海老天を1尾載せると、箸で天然塩をまぶし、口に運ぶ。プリプリとした食感の海老天は身が甘くて美味しい。海老天の尾も香ばしくて、美味しかった。

海老天を1尾食べたところで、ご飯が無くなってしまったので、ご飯をお替りする。もちろん二杯目のご飯も大盛である。
ご飯が運ばれてきた。1杯目よりも心持ち、多い気がするのは贔屓目だろうか。


再び海老天を天然塩で食べながらご飯を食べていると、目の前の天ぷらを載せる皿に3品の天ぷらが載せられていく。天ぷらはポアロねぎ、さつまいも、シイタケの海老詰めの3品である。


まずはさつまいも天を天つゆに浸した。たっぷりと天つゆを衣に染み込ませると、そのまま口に運ぶ。サツマイモのホクホクとした食感に芋の甘味が美味しい。衣に染み込んだ天つゆの旨味がサツマイモを包み込んで、サツマイモの甘味と一体となって喉の奥に消えていく。ボリュームがあって美味しかった。
ポアロねぎ天は太いネギを輪切りにして揚げている。ポアロねぎ天はわさび塩で食べることにした。ポアロねぎ天にかぶりつくと、サクサクとした衣の中からジューシーなネギが現れた。ネギの旨味をわさび塩が引き立てていて、食べ応えがある。ネギがとろけるような食感で、ご飯が進む。

シイタケの海老詰め天はシイタケの傘の裏に小海老を詰めて、揚げられている。シイタケの海老詰めは天然塩で食べることにした。シイタケのしっとりとした歯ごたえに小海老のプリプリとした食感がアクセントになっていて、食べ応えのある味わいである。衣が全てを包み込んで、一見すると、バラバラな味わいと食感になりそうな2つの素材をうまくまとめ上げている。シイタケの旨味に海老の甘さが合わさり、更に天然塩がそれぞれの旨味を引き立てている。旨い。シイタケの海老詰め天を心ゆくまで楽しみながらご飯をかき込んだ。
シイタケの海老詰め天を食べていると、最後のかき揚げが目の前の天ぷらを載せる皿に載せられた。かき揚げは小海老のかき揚げである。


シイタケの海老詰め天で2杯目のご飯も無くなってしまったので、ご飯をお替りする。もちろん三杯目のご飯も大盛である。


ご飯が来たところで、かき揚げを食べることにしたのだが、どうやって食べるか、少々考えてしまった。かき揚げ天を天つゆに浸して食べるつもりだったが、これをこのままご飯の上に載せて、その上から天つゆをかけたら美味そうだ。そう思うと、さっそくやってみたい衝動に駆られた。
ご飯の上にかき揚げ天を載せて、その上から天つゆを大根おろしごとぶっかける。


天丼風にすると、かき揚げにかぶりつきながらご飯をかき込んだ。小海老のプリプリとした食感に衣に染み込んだ天つゆの旨味が絡みあう。大根おろしがジューシーさを添えていて美味しい。小海老の甘味と弾力のある歯ごたえを楽しみながらご飯をかき込んだ。
かき揚げが無くなると、残りのご飯を香の物で食べる。香の物はタクアンが2切れと刻んだ野沢菜である。


白いタクアンは甘く、パリパリとした歯ごたえがあって美味しい。タクアンをかじりながらご飯を食べていると、あっという間にタクアンが無くなった。残ったご飯には刻んだ野沢菜を載せ、軽くかき混ぜながらご飯をかき込む。お碗の底にはご飯に染み込んだ天つゆが少し溜まっていて、サラサラとご飯を食べてしまった。野沢菜の食感がアクセントになっていて、美味しい。
ご飯を食べてしまうと、お椀に残った味噌汁を飲み干す。食事を終えると、食後にシャーベットをもらうことにする。ついでに緑茶のお替りももらうことにした。

席で待っていると、食事の器が全て片付けられた。新しい緑茶の入った湯呑みとシャーベットが運ばれてきて、更に新しい紙おしぼりが出された。


紙おしぼりで手指を拭い、まずは緑茶を飲む。熱い緑茶は満腹となった胃袋に染み渡るように美味しい。
本日のシャーベットは柚子のシャーベットである。


添えられたスプーンでシャーベットを掬って口に運んだ。


舌触り滑らかなシャーベットにはみじん切りにした柚子皮が入っていて、食感のアクセントなっている。冷たいシャーベットを楽しんでいると、食事で火照った体がクールダウンしていくようである。
シャーベットを食べてしまうと、紙おしぼりで口を拭い、緑茶を飲む。カウンターの中から楊枝が出された。
席を立って、会計をお願いすることにした。伝票は店員さんが直接入口脇のレジに持って行かれたので、身支度を整えてレジに進む。代金をクレジットカードで支払うと、店を出た。

エレベーターで1階に降りて京王百貨店を出ると、外を歩いて職場に向かう。途中で、アイスコーヒーを買って行った。
日中は快晴で、上空には雲ひとつ無い青空が広がった。昼間の最高気温は23℃で、乾いた北よりの風が吹いている。空気が冷たいものの、日射しが燦々と降り注いでいてポカポカと暖かい。空気が乾燥していて、心地よい陽気である。職場に行く途中で、アイスコーヒーを買って行った。

午後になって、西の空に雲が浮かんでいるのが見えた。山々の稜線に細長い雲の塊が浮かんでいるのが見える。夕方になって日が傾いてくると、西の空がオレンジ色に染まって、山々の稜線の窪みに日が沈んでいくのが見えた。
仕事を終えて職場を出ると、上空には澄んだ暗い空が広がっているのが見える。新宿駅から中央線快速電車に乗って帰宅の途についた。電車の車内は混んでいて、吊革に掴まって網棚の上に荷物を載せるのもやっとである。

電車が日野駅に到着すると、改札を抜けて駅の外に出た。甲州街道沿いに家路を急ぐ。上空を見上げると、暗い空に薄い雲が広がってきている。南の空には星が輝いているのが見えた。

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