いやいやいや ルクス殿
お世話になります
ルクス そなたたちのモンスターをつれてきたのか
はい ご迷惑おかけしますが お世話になります
いやいや まずは ザマ峠でゆっくりしようや なあ
はい
はい
ザマ峠は 涼しいですね 親分
そうじゃな
ここもガートランド領なんですよね
広いじゃろ ガートラントは ルクス殿
はい ですねー
以前はな ここはグレン領だったんじゃよ
そうなんですかー
ガートラント国はのう 畑を耕すのはな
城内出生の者しか 耕すことができなかったんじゃよ
それ以外は まあ 城外の者達は 狩りで生活してたんじゃ
わしも そのうちのひとりじゃがな
だからな 食べ物といったら 魚獲ったり モンスター狩ったりしてな それを食うてたんだよ
城内の職に出世すれば 畑を耕すこともできるけどな
多くは 狩人として 生活してたんじゃよ
へー そうなんですか
でもな 肉食って生活してるとな 涼しいところ 雪があるところが 魅力的でな
それでな 当時 雪山があったグレン領にまで 狩りをしにいったんじゃよ
そうなんですか 知らなかった
当然 グレンの人たちとは いざこざになるよな ルクス殿
え あ はい
わしらはな 競うのが好きでのう
ゲルト海峡の橋上 ほら 映画館があるところ ルクス
あ はい
そこまでを境にガートラント領になったのよ
そうなんですか
わしが 小さい頃じゃったけどな
その後は 国王達で友好関係になってな いざこざもなくなったけどな
わしら ガート民は 連戦連勝で ランドン山脈の雪山まで所有することにはなるがの
でも グレンの人々は まさか ザマ峠を超えて 狩りにくるとは思ってなかっただろな
今後 なにかあったときは あの橋上を破壊するだろな
まあ あの 橋上が無くなったら 大変じゃー 普通に考えればな
橋上が崩れても 鉄道があるからいいだろうと 考えるやつもいるかもしれないがな
そうですね
でな わしがガキの頃の思い出で わしの従兄が グレンにいてな 兄貴のように慕っててな
よう遊びにいったもんだー
ある日な 畑に石を投げて 遊んでたんだよ
そしたら 兄貴が 怒ってな!
ルクス 畑に石を投げたらどうなる?
畑に石があると 農機具が壊れるので 壊れたらほんと大変です。
そうなんじゃよ わしは 畑がちょうど的のように見えるからな
石をよう投げてたんじゃよ ガートではな
でも 怒られたことがなかった
わしが投げと みつからなかったってこともあるがな
でも なんでですか?
ガートの人は ガートの人間が石を投げたと 思ってたんだよ やることはガキの事だしのう
その辺は 寛容にみてたってことなんじゃがな
実際は ルクス大変なんだよな?
はい
グレンでそれをやるとな 例えガキの遊びでも怒られるんじゃよ
誰がやったかって? すぐわかるからな
さっきも 言ったが わしがガキの頃は畑を耕せるのは
城内の出生の者たちだけだからな
それ以外は みな 狩人で生活してた
畑まで使えなくなったら グレンは滅びてしまう
そのように 思ってるのじゃ
誰が 石を畑に投げたかが わかってしまえば
そいつの命が無いってことにも繋がりかねないからのー
兄貴は 農機具が壊れるから 石は投げてはいかんと わしに怒ったのじゃ
兄貴も グレンでは城外の人間じゃったからのう・・・
すぐに投げた石を拾ってしばえば 済むことなんだろうけど
畑に石を投げることは 駄目なんじゃよ どんな理由でもな
ですね・・・
まあ 堅苦しい話は ここまでじゃ
今夜は 唄って飲もう
まずは わしが 唄うわ がははは
ええええええ!
達者でナ(三橋美智也)
BL系日常 狩人
星屑の町/達者でナ/君は海鳥渡り鳥 | |
三橋美智也 | |
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