1995年1月17日は阪神大震災から25年がたち、映画『男はつらいよ』も『紅の花』から25年がたちました。『紅の花』でも阪神大震災のことは描かれていて、それから25年、昨年の12月から『男はつらいよ お帰り寅さん』が上映されました。
僕も寅さんの新作を見たくて、大晦日の日に観に行ってきました。家内を誘ったのですが「興味ない」と言われ、「昔は一緒に映画館で観たのになー」と思いつつ、現実は寅さん映画には「興味ない」というのが世の中の大半をしめているではないでしょうか。
映画は映像のバランス鮮明かつ非常に違和感なく、よかったです。ただ、寅さんがいない中でお利口すぎやしないか?と、偽善映画にも感じた部分も・・・
寅さんというキャラクターは、我が家では都合よくあつかわれ、とくに僕に対しては、真面目にやれば眉につばを塗られ、イラついて駄々をこねれば厄介もんで、家庭環境としては居場所もなく居心地が悪かったです。汚名を返上するには、部活の成績を上げることでなんとかやってはいましたが、映画としては映画館でいつでも見れるような環境でもなかったので、テレビを通じて娯楽を楽しんでいました。
TBSラジオACTION では、宮藤官九郎さんも「よかった」とは言ってましたが、「寅さんには思い入れがない」とかぬかしやがって!ここからちょっと怒りの鉄拳を!
「おいおい、宮藤!”男はつらいよ”は、おまえのドキュメンタリーなんだぞ!」
寅さんの甥っ子の満男役の吉岡秀隆は、宮藤官九郎と同じ1970年生まれで『男はつらいよ』や『北の国から』では子役からリアルタイムで活躍してきた国民的俳優だ!その成長過程も観てきたわけで、いまさら思い入れがないとか!なに戯けたこと言ってんだバカ!おめーがヨチヨチ歩きしてた頃から俺はおまえを見てきてるんだ!もっとも注目されて出世作を世に残した世代じゃねーか!50歳目前まで、ずっとチヤホヤされてきて!すこしは自覚もて!
吉岡秀隆の代わりはおまえしかいないんだぞ!時代劇もちゃんとしたやつ!脚本主演で『眠狂四郎VS木枯らし紋次郎』でもやってみせろや!
それをいとも簡単に「寅さんには思い入れがない」とか軽い口叩きやがって!薬師丸ひろ子や小泉今日子も手中にいれてさ、どんだけいい思いしてきたんだつーの!
正月地元に帰って酒飲んでる暇があるなら、厄払いだったとは忖度するが、俺んちにメールか電話の一本でもかけて誘えや!電話は電話帳に載せてあるんだからよ!いっつもセールスの電話か振り込め詐欺の情報収集のフィッシング電話ばっかかかってきて、こっちはまいってるんだ。人助けだと思って飲みに誘えや!このやろう
今日はこの辺にしてやる!おとといきやがれ!
小説すばる2月号『じゅんくどう書店へようこそ』は”本当の幸せってなんだろう?”
今月のノミネート
キャメロンディアス主演。セックスコメディ。わりと注意書きみたいな内容とセリフが盛り込まれていました。
ニンフォ・マニアックの男性版パロディとも思えるコメディ。ニンフォ・マニアックでも表現されている愛への反抗がセックス依存症になる一因ではないか?というようなテーマ。