JUON NETWORK イベント報告

各地で行っているイベント・ボランティア活動を
紹介いたします。

トキの島 森林の楽校2014秋

2014-10-11 | トキの島 森林の楽校
10月11日(土)~13日(祝・月)に
新潟県佐渡市で行われた
「トキの島 森林の楽校」の報告です。

8名(内地元3名)の参加がありました。


参加者の声


いつか佐渡島へ、という思いがありましたが、ヒョンなことから、
このトキの野生復帰活動に2回参加したことのあるボランティア仲間の
誘いを妻が受けて、面白そうと飛びつきました。

川越から8時間掛けて宿泊先であるトキ交流会館に着き、しばらくすると
早速トキが出迎えてくれ、活動に参加した目的の一つが達成されました。
開校式に続き、鉈の研ぎ方を教わりました。大鎌を研ぐ事は森林の下刈りの
関係で慣れていましたが、鉈は勝手が違って、鉈を動かしてバリが出るまで
研ぐ事は思った以上に時間が掛かりました。ヘルメット、ノコギリそして
長靴も貸与され、明日の作業の準備ができました。

続いてセミナー室で本間先生のレクチャーを受けました。中国、韓国そして
日本のトキの現状、放鳥の状況、トキの食べ物、水田の中干しで生き物が
死ぬ事を避けるために田んぼの脇に掘られた避難場所としての溝などの
環境の整備など、興味深い話が続きました。

夕食は自炊のカレーで、交流会も盛り上がって美味しく頂くことができました。 

翌朝の散歩ではトキを見ることができませんでしたが、朝食を終えた頃、事務の
人からトキが帰ってきているとの話がありました。出てみるとねぐら?となった
木に留まっていました。何羽ものトキが飛んだ後、7羽のトキが快晴の青い空を
バックに飛んだ時は圧巻でした。復帰活動が確実に実績を上げていることを感じました。

車に乗り、作業場であるキセン城に向かう山道は40年前まではその周りに田んぼが
あったとの事でしたが、完全に雑木林になっていました。車を止めた所はかつては
雑木林だったとかでしたが、きれいに開かれていました。ビオトープ化した後に
色んな野草が生えていましたが、希少種の生物が生息しているとのことで
刈り取られることもなくそのまま置かれていました。今回活動した場所にはミニ田んぼが
できており、その周りとそれより少し上の方に向けて生えているコナラやホウノキの伐採が
主な仕事でした。チェーンソーは間伐で使っていましたが、普段切っている木より大分太く、
手こずりました。それでも切り倒した時は太いだけあって爽快でした。作業ではユンボが
大活躍で巧みな操作に驚かされました。この整備はユンボなしには成り立たないでしょう。

帰りには田んぼで餌をついばむトキや、トキのねぐらに案内してもらい、トキ三昧の
締めくくりでした。交流会館に着き、歩いて数分のところにある温泉で汗を流し、
一日の疲れ?を取ることができました。

翌日も作業や見学が組まれていましたが、台風19号の接近に伴い、フェリーが運休する事も
考えられるとのことですべて中止となり、8時45分に交流会館でお別れとなりました。
それでも密度の高い日程に加え、周到な準備がされていて気持ちよく活動でき、大変満足でした。
朱鷺プロジェクト関係の方やJUONを始め参加者の方に感謝します。





コメント    この記事についてブログを書く
« 第10回「エコサーバー・リ... | トップ | 【関西中国】中坪・サツマイ... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

トキの島 森林の楽校」カテゴリの最新記事