JUON NETWORK イベント報告

各地で行っているイベント・ボランティア活動を
紹介いたします。

熊野の棚田 田畑の楽校2013A・B

2013-05-17 | 熊野の棚田 田畑の楽校
5月17日(金)~19(日)、6月21日(金)~23日(日)に
和歌山県那智勝浦町で行われた 「熊野の棚田 田畑の楽校」の報告です。
のべ14名の参加がありました。


各回の様子は、『田畑の楽校(はたけのがっこう)日記』活動ブログ
でも報告しています。ご覧ください。


参加者の声


2013/5/18.19 和歌山県那智勝浦の色川地区にて
「熊野の棚田 田畑の楽校」に参加しました。

1日目は、前日入りしている参加者や地元の方たちに加わり、苗取りをしました。
数本ずつ抜き、小さな雑草を取り除き、藁で結んで束にしていきます。
箱苗より丈夫な苗が育つそうです。

小さな雑草が残っていると、成長の妨げになり、草取りの作業を増やすもと、
とのことで、丁寧にかつ予定分を取りきるべく、皆もくもくと手を動かしていました。

夜は、地元の方との懇親会でした。
多くの方に参加していただけ、色々なお話を伺うことが出来ました。
皆さん本当に気さくに接してくださり、とても楽しかったです。
早期より、他の過疎地とは異なる視点でIターンを受け入れていた
色川地区の皆さんだからこそ、私たちをも受け入れてくださったのかもしれません。

2日目は、田植え体験イベントに参加しました。
昔ながらの牛耕も行われ、実際に牛を引かせていただきました。
思っていたより、軽い感覚で、田んぼの中を歩くのに慣れないわたしの方が、
牛のゆりちゃんに誘導されているようでした。

2日間で色川の歴史、Iターン者が約40%であること、台風被害、獣害問題などについて伺いました。
そんな背景や、台風被害の残る山道の景色を目の当たりにし、
美しい棚田を守る本当の過酷さと色川に住む方々の強さを感じました。

また、里山での生活は、都市での生活に比べ手間がかかります。
ですが、手をかけた分だけ、地元の方同士の絆や土地への愛着は強くなり、
心は満たされるのだろうと感じます。
最近ではゆとりをもつ為に、手間を省く事の方が求められていますが、
本当は手間をかけた生活を送ることが必要なのだと痛感しました。
そんな事を気付かせてくれた苗や色川の方々に、早速愛着を感じています。
これからも、出来る限り携わっていきたいと思います。



参加者の声


一ヶ月ぶりの色川の棚田は緑色が濃くなり夏色モードへ。
上から望む棚田の景色は本当に素晴らしい。

苗を植えてからすでに2回草取りを行っているそうで、さほど草は見当たりません。
むしろ畦の草の勢いが目立つくらい(汗)
田植えのときに水面下に埋まっていた小さい苗もありましたが、
どの苗も水面から勢いよく身体を伸ばしていて、その成長ぶりに思わず笑顔になります。

いざ田んぼへ!
中に入ると、まだ朝なのに水があったかい。
水温を高く維持するのが稲の成長には良いようで、いろんな工夫をしているそうです。

草取りでは、まず畝の間を草取り機で転がしていきます。
水が濁るだけで草が取れてるのか??でしたが、
振り返ればさっきまでなかった小さい草がたくさん浮いていて、思わずにんまり。
効果が見えれば俄然やる気も沸いてきます(笑)

畝の草をとり終われば次は稲との間の草取りへ。
近くで見ると草が細かく生えてます。
これはもう、繊細な手作業でしかできません。
ひたすら無心になって草を取っていきます。

気がつくと、腰を押さえつつ「ふーっ」。
午前の作業が終わって、楽しいお昼ご飯に向うときには
腰がすでに悲鳴をあげているのでした。。。
しかし、本当の恐怖は時間差で襲ってくる太もも、そしてお尻のなんとも言えない#*△¥。
腰から下が何者かに乗っ取られたかのよう。
こんな体の状態でも作業しだすと痛みが気にならなくなるのが不思議です。

日ごろの運動不足もあって今回の作業が一番身体に堪えましたが、
みなで汗を流した分、ご飯がまた美味しいこと。交流会も大盛り上がりでした。

色川のみなさん、そしてJUONのみなさん、今回もありがとうございました!
次回の稲刈り、楽しみです!



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