9月21日(月・祝)~22日(火・祝)に
宮城県石巻市、南三陸町、気仙沼市で行われた
「宮城の水産品を知り、味わい、応援しよう!」の報告です。
39名の参加がありました。
参加者の声
※詳細は、フリーマガジン『ガクチュー!』Webサイトにおいて報告されています。ご覧下さい。
美味しい物を食べるって幸せですよね!
自称編集部一、美味しいものとお酒が大好きな私は、
美味しいものを食べて、呑んで、東北を元気にしようという復興ツアーに参加してきました!
今回のツアーは一泊二日で7800円。
安い。。。。!交通費・宿泊費・食事代込みでこの値段。安い。。。!
宮城県主催のツアーであり、宮城県が若い人たちに県内の水産物を見て食べてファンになってほしい、という宮城県の想いから企画されたツアーのため、この価格が実現したそう。
こうして、値段と美味しいものに惹かれた私は速攻申し込み、参加してきました!
一日目
朝9時に新宿に集合。ここから5時間かけて宮城へ。うーん長い!
時間の長さはバス旅行ならでは。。。友人と参加するなら、トランプなど持っていくといいでしょう。
―5時間後―
ようやく宮城に到着。
①「木の屋さん」
こちらは石巻で缶詰工場を営む有名店。皆さんも「金の缶詰」というエピソードを聞いたことがあるのではないでしょうか。
津波で在庫の缶詰100万個全て流されてしまったが、中を開けてみるといつもと変わらない美味しい鯖の味噌煮が。そこで、ボランティアや多くの人の手によって、泥とタールまみれになった缶詰を磨き、見事黄金に輝く缶詰に。その缶詰をきっかけに多くの義援金が集まり今では震災前と変わらぬ収益に戻りつつある、という缶詰の老舗です。
そして試食タイム。元来鯖の味噌煮大好きっ子の私は、「こ、これが缶詰。。。。!?」と、驚くほどの旨みにすっかり虜になってしまい即購入。
(このツアー実は最初にお得なクーポンを頂けるので、ちょっとお得に買い物ができます。)
②「株式会社マルセン食品さん」
マルセン食品さんは津波の被害が大きかった南三陸町にあります。そして港の真ん前に工場を構えていたため、津波の被害が大きく今はまだ設備が充分ではない工場で製造を続けているそうです。ようやく売り上げも戻ってきたため、近いうちに新しくできる高台へ工場を立て直すそうです。
こちらは元々お祝い用のかまぼこを作っていたかもぼこ屋さんで、昔から地元に愛されるかまぼこ屋さんです。今では多くの種類のかまぼこを作っており、名産のタコを使ったものがオススメです。
「南三陸さんさん商店街」
こちらは、地元の皆様がお店を営むプレハブの商店街。
プレハブといえど、お土産屋さん・お菓子屋さん・ラーメン屋に居酒屋、文房具店までと、商店街らしいお店のラインナップ。
お土産を買い足したところで、本日のお宿へ。
私が泊まったのは「南三陸まなびの宿 いりやど」。
こちらは大正大学の学生さんたち協力のもと建てられて宿泊施設だそう。
中はとっても明るく、お部屋もお風呂もとっても綺麗!
そしてお待ちかねの夕食。
こちらの料理長は老舗旅館で料理長をされていた方。
地元のお米に雲丹入りの味噌を塗った焼きおにぎり、名産のタコのカルパッチョ、これまた名産のカジキのサラダとカジキの味噌煮込、地元で採れた鮭の味噌汁。。。。。と何皿あるのかと思うほど沢山の南三陸の美味しいものが勢ぞろいの豪華な夕食でした。
料理長曰く、自分たちの周りに普通にあった食材や料理をおししいと言ってもらえることに気がつき、自分たちの力で復興していくためにも、この地元の美味しいものをできるだけ沢山の人に知ってもらい、食べてもらい、それをまた沢山の人に伝えていってほしいとのことでした。
二日目
「三陸の漁港と朝食ビュッフェ」
朝の漁港を見学するため、6時出発。。眠い!
漁港についてみると一面に名産のカジキから、さめまで。一キロに及ぶ市場にあらゆる魚がずらっと。。。!
津波により、地盤沈下してしまったそうですが、今ではそれを感じさせない風景と活気に目が覚めました。
そしてそのまま漁港を見渡せるホテルで朝食ビュッフェ。笹かま、カジキ、フカひれのチャウダーなど、宮城名産が目白押しで、朝からものすごい勢いでご飯をがっついていました。
「カキ小屋のお手伝いボランティア」
おなかもいっぱいになったところで、カキ小屋見学とお手伝いへ。
津波によりカキが全て流されてしまった中、ライバル広島から種牡蠣が、そして養殖に必要な道具がフランスから届いたそうです。フランスはかつて、牡蠣に病気が流行りほぼ死滅してしまったそう。そんな時、宮城の牡蠣業者はフランスへ種牡蠣を送ったそうです。そのご縁から支援いただいたとのこと。
そんなカキ小屋は、今は家族4人で全ての工程をまかなっているそうです。その工程の一部をお手伝いさせていただきました。
私が行ったのは、牡蠣をつるしておく綱の清掃。一年間海に垂らしているため、様々な生物が巣くっており、力をこめてこすって落としていきます。その綱が何十本もあり、私は一本きれいにするのに、20分近くかかりました。これを一人で行っているというのは、想像しただけで重労働。おいしい牡蠣の裏には、大きな労力と、想いがあるのだと、身をもって感じました。
ひととおり終わったところでお待ちかねの昼食タイム。
牡蠣はシーズンではなかったため、今回は立派にそだった「ホタテの浜焼き」をいただきました。
目の前で焼かれ、鉄板のふたがあいてご対面。
「!?!?」
と思わず、時が止まるほど、デカイホタテがゴロゴロゴロゴ・・・・・・
一気に押し寄せる香りにより、よだれと共に動き始めた私たちは、熱さも気にせず、ホタテにかぶりつきました。肉厚で、身も味もしっかりしており、初めてこんなに立派なホタテをたべました。
しかも、これを4つもいただける・・・ホタテでお腹がいっぱいになる日が来るとはおもいませんでした。
こうして、おなかも心も満たされ、最後のスポットへ。
「ささ圭さん」
宮城といえば。。。「笹かま」とでてくる人もいるのではないでしょうか。
その笹かまの
老舗に伺いました。たどり着くとそこにはまだ真新しい工場が。
お話を伺うと、海のそばに工場があったため、津波が来たことで工場の屋根がぎりぎり見えるくらいまで海に沈み、操業不可能になってしまったそう。
沢山の人の助けが有り、今こうして売り上げが戻りつつあるといいます。
ささ圭さんの笹かまも試食させていただきました。ぷっりとしたかまぼこに、魚介のうまみがうまっておりとてもおいしかったです。笹かまにも沢山の種類があり見た目のかわいいものから、高級なものまで様々ですので、お気に入りの一つを探してみるといいかも。
こうして、宮城らしさ宮城ならではの美味しいものを食べつくし、そのたべもの一つ一つにこめられた多くの人の想いを聞き、感じることのできる一泊二日でした。
復興というと、ボランティアがすぐに浮かびます。しかし、私がこのツアーで出会った人々は、いつまでも支援されて生活していけるとは思っていない、だからこそ「宮城のおいしいもの」を沢山の人に知ってもらい、実際に食べてもらいたいとおっしゃっていました。
復興ツアーといっても、私は、誰かを助けるといった使命感や、被災地へ赴くという悲しみや辛さがあるわけではなく、純粋に「美味しいものを食べに行く旅行!」そういった気持ちで参加しました。しかし、その思いが実は復興につながるんだ、そう思えたこと、そして、本当においしかったからこそ、こうして少しでも多くの人に知ってもらえればと拙い文章ながらに書かせていただきました。
ぜひ、すこしでも興味を持った方、10月末にもツアーがありますので、参加してみてください!
旅行に行く暇は。。。という方にも朗報です!
11月18日に宮城水産の日を題して、お台場の東京カルチャーカルチャーでイベントがあります!
こちらに参加すれば、宮城の美味しいものが一気に集合していますので、美味しいもので沢山出会えます。
詳細はこちら↓
http://tcc.nifty.com/cs/catalog/tcc_schedule/catalog_151008205038_1.htm
ぜひ参加してみてはいかがでしょうか!
宮城県石巻市、南三陸町、気仙沼市で行われた
「宮城の水産品を知り、味わい、応援しよう!」の報告です。
39名の参加がありました。
参加者の声
※詳細は、フリーマガジン『ガクチュー!』Webサイトにおいて報告されています。ご覧下さい。
美味しい物を食べるって幸せですよね!
自称編集部一、美味しいものとお酒が大好きな私は、
美味しいものを食べて、呑んで、東北を元気にしようという復興ツアーに参加してきました!
今回のツアーは一泊二日で7800円。
安い。。。。!交通費・宿泊費・食事代込みでこの値段。安い。。。!
宮城県主催のツアーであり、宮城県が若い人たちに県内の水産物を見て食べてファンになってほしい、という宮城県の想いから企画されたツアーのため、この価格が実現したそう。
こうして、値段と美味しいものに惹かれた私は速攻申し込み、参加してきました!
一日目
朝9時に新宿に集合。ここから5時間かけて宮城へ。うーん長い!
時間の長さはバス旅行ならでは。。。友人と参加するなら、トランプなど持っていくといいでしょう。
―5時間後―
ようやく宮城に到着。
①「木の屋さん」
こちらは石巻で缶詰工場を営む有名店。皆さんも「金の缶詰」というエピソードを聞いたことがあるのではないでしょうか。
津波で在庫の缶詰100万個全て流されてしまったが、中を開けてみるといつもと変わらない美味しい鯖の味噌煮が。そこで、ボランティアや多くの人の手によって、泥とタールまみれになった缶詰を磨き、見事黄金に輝く缶詰に。その缶詰をきっかけに多くの義援金が集まり今では震災前と変わらぬ収益に戻りつつある、という缶詰の老舗です。
そして試食タイム。元来鯖の味噌煮大好きっ子の私は、「こ、これが缶詰。。。。!?」と、驚くほどの旨みにすっかり虜になってしまい即購入。
(このツアー実は最初にお得なクーポンを頂けるので、ちょっとお得に買い物ができます。)
②「株式会社マルセン食品さん」
マルセン食品さんは津波の被害が大きかった南三陸町にあります。そして港の真ん前に工場を構えていたため、津波の被害が大きく今はまだ設備が充分ではない工場で製造を続けているそうです。ようやく売り上げも戻ってきたため、近いうちに新しくできる高台へ工場を立て直すそうです。
こちらは元々お祝い用のかまぼこを作っていたかもぼこ屋さんで、昔から地元に愛されるかまぼこ屋さんです。今では多くの種類のかまぼこを作っており、名産のタコを使ったものがオススメです。
「南三陸さんさん商店街」
こちらは、地元の皆様がお店を営むプレハブの商店街。
プレハブといえど、お土産屋さん・お菓子屋さん・ラーメン屋に居酒屋、文房具店までと、商店街らしいお店のラインナップ。
お土産を買い足したところで、本日のお宿へ。
私が泊まったのは「南三陸まなびの宿 いりやど」。
こちらは大正大学の学生さんたち協力のもと建てられて宿泊施設だそう。
中はとっても明るく、お部屋もお風呂もとっても綺麗!
そしてお待ちかねの夕食。
こちらの料理長は老舗旅館で料理長をされていた方。
地元のお米に雲丹入りの味噌を塗った焼きおにぎり、名産のタコのカルパッチョ、これまた名産のカジキのサラダとカジキの味噌煮込、地元で採れた鮭の味噌汁。。。。。と何皿あるのかと思うほど沢山の南三陸の美味しいものが勢ぞろいの豪華な夕食でした。
料理長曰く、自分たちの周りに普通にあった食材や料理をおししいと言ってもらえることに気がつき、自分たちの力で復興していくためにも、この地元の美味しいものをできるだけ沢山の人に知ってもらい、食べてもらい、それをまた沢山の人に伝えていってほしいとのことでした。
二日目
「三陸の漁港と朝食ビュッフェ」
朝の漁港を見学するため、6時出発。。眠い!
漁港についてみると一面に名産のカジキから、さめまで。一キロに及ぶ市場にあらゆる魚がずらっと。。。!
津波により、地盤沈下してしまったそうですが、今ではそれを感じさせない風景と活気に目が覚めました。
そしてそのまま漁港を見渡せるホテルで朝食ビュッフェ。笹かま、カジキ、フカひれのチャウダーなど、宮城名産が目白押しで、朝からものすごい勢いでご飯をがっついていました。
「カキ小屋のお手伝いボランティア」
おなかもいっぱいになったところで、カキ小屋見学とお手伝いへ。
津波によりカキが全て流されてしまった中、ライバル広島から種牡蠣が、そして養殖に必要な道具がフランスから届いたそうです。フランスはかつて、牡蠣に病気が流行りほぼ死滅してしまったそう。そんな時、宮城の牡蠣業者はフランスへ種牡蠣を送ったそうです。そのご縁から支援いただいたとのこと。
そんなカキ小屋は、今は家族4人で全ての工程をまかなっているそうです。その工程の一部をお手伝いさせていただきました。
私が行ったのは、牡蠣をつるしておく綱の清掃。一年間海に垂らしているため、様々な生物が巣くっており、力をこめてこすって落としていきます。その綱が何十本もあり、私は一本きれいにするのに、20分近くかかりました。これを一人で行っているというのは、想像しただけで重労働。おいしい牡蠣の裏には、大きな労力と、想いがあるのだと、身をもって感じました。
ひととおり終わったところでお待ちかねの昼食タイム。
牡蠣はシーズンではなかったため、今回は立派にそだった「ホタテの浜焼き」をいただきました。
目の前で焼かれ、鉄板のふたがあいてご対面。
「!?!?」
と思わず、時が止まるほど、デカイホタテがゴロゴロゴロゴ・・・・・・
一気に押し寄せる香りにより、よだれと共に動き始めた私たちは、熱さも気にせず、ホタテにかぶりつきました。肉厚で、身も味もしっかりしており、初めてこんなに立派なホタテをたべました。
しかも、これを4つもいただける・・・ホタテでお腹がいっぱいになる日が来るとはおもいませんでした。
こうして、おなかも心も満たされ、最後のスポットへ。
「ささ圭さん」
宮城といえば。。。「笹かま」とでてくる人もいるのではないでしょうか。
その笹かまの
老舗に伺いました。たどり着くとそこにはまだ真新しい工場が。
お話を伺うと、海のそばに工場があったため、津波が来たことで工場の屋根がぎりぎり見えるくらいまで海に沈み、操業不可能になってしまったそう。
沢山の人の助けが有り、今こうして売り上げが戻りつつあるといいます。
ささ圭さんの笹かまも試食させていただきました。ぷっりとしたかまぼこに、魚介のうまみがうまっておりとてもおいしかったです。笹かまにも沢山の種類があり見た目のかわいいものから、高級なものまで様々ですので、お気に入りの一つを探してみるといいかも。
こうして、宮城らしさ宮城ならではの美味しいものを食べつくし、そのたべもの一つ一つにこめられた多くの人の想いを聞き、感じることのできる一泊二日でした。
復興というと、ボランティアがすぐに浮かびます。しかし、私がこのツアーで出会った人々は、いつまでも支援されて生活していけるとは思っていない、だからこそ「宮城のおいしいもの」を沢山の人に知ってもらい、実際に食べてもらいたいとおっしゃっていました。
復興ツアーといっても、私は、誰かを助けるといった使命感や、被災地へ赴くという悲しみや辛さがあるわけではなく、純粋に「美味しいものを食べに行く旅行!」そういった気持ちで参加しました。しかし、その思いが実は復興につながるんだ、そう思えたこと、そして、本当においしかったからこそ、こうして少しでも多くの人に知ってもらえればと拙い文章ながらに書かせていただきました。
ぜひ、すこしでも興味を持った方、10月末にもツアーがありますので、参加してみてください!
旅行に行く暇は。。。という方にも朗報です!
11月18日に宮城水産の日を題して、お台場の東京カルチャーカルチャーでイベントがあります!
こちらに参加すれば、宮城の美味しいものが一気に集合していますので、美味しいもので沢山出会えます。
詳細はこちら↓
http://tcc.nifty.com/cs/catalog/tcc_schedule/catalog_151008205038_1.htm
ぜひ参加してみてはいかがでしょうか!