JR東海はこのほど、公式サイトにて新型ハイブリッド特急型車両(HC85系)の具体的な導入列車を発表。ここ当分は、現行ダイヤのままで、いずれも名古屋~高山間を定期運用することになります。
まず来る7月1日(金曜日)から特急“ひだ”の1、4、10、17号として2往復、さらに8月1日(月曜日)からは2、15号として1往復加わることに。なお、ここ当面は、大阪~岐阜、高山~富山の両区間ではHC85系の乗り入れはありません。
但し、いずれも検査や運用都合等で急遽、従来のキハ85系に変更される場合がありますから、ご注意ください。
また、D2編成も構内試運転をどうにか済ませて、先日から名古屋~鈴鹿~津~紀伊勝浦間にて量産編成としては初めての本格的な試運転が始まりました。恐らく、来春のダイヤ改正時には特急“南紀”の一部がHC85系化か。キハ85系の一部から廃車が出るものとみられます。
………さて、JR九州では来る9月23日(金曜日)の西九州新幹線部分開業に伴うダイヤ改正を踏まえて、長崎本線・肥前山口改め江北~肥前浜~多良~諫早間にてハイブリッド通勤型車両のYC1系(2両組成)が本格的な試運転を開始。“レールファンニュース”が伝えています。肥前浜~諫早~市布~長崎間は経費節減のため再び非電化になります。江北~多良~諫早間は利用客も比較的少なくて、これまでは専らキハ47系の辺りによる運用になろうとみられていましたが………。
なお、江北~諫早間は向こう23年間はJR九州による車両で運行されますが、線路や駅などは管轄の佐賀県や長崎県が所有する上下経営分離方式に移管します。貨物列車は既に全廃されているため、架線や変電所などは撤去されます。
なお、来る9月19日(月曜日・敬老の日)には、あのブラック787系(36プラス3)が諫早駅や長崎駅に最後の乗り入れを予定。また、その前には783系を使い、電車列車としての最期を飾る行事も予定されているとか。
10月からは、この月曜コースは変更される筈だが、具体的な変更内容は後日、発表されます。もしかしたら、佐世保行きにでも変わるのかしら??
なお、これにより、長崎本線の肥前山口以南にて使われてきた415系1500番台や817系はかなり余剰に。処遇は未定です。まさか肥薩おれんじ鉄道に譲渡とも思えないのだが。しかしながら、817系のハンドル操作を肥薩おれんじ鉄道の職員に覚えて貰うのも悪くはなかろう。この際は、数編成はそちらに譲渡したらどうか?
取り急ぎ、報告まで。