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・・音色の記憶・・・・・都響/モーツァルト・・

2006-06-23 11:46:04 | きく
2006.6.22(木)19:00開演
サントリーホール

モーツァルト:セレナーデ第8番「ノットゥルノ」

チィコフスキー:組曲第4番「モッツァルティアーナ」

イベール:オマージュ・ア・モーツァルト

モーツァルト:交響曲第39番

ジョアン・ファレッタ 指揮
矢部達哉 ソロ・コンサートマスター

東京都交響楽団

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ただ心地良さを楽しめば良い、
冒頭のセレナーデの輪唱スタイルの面白さからそう思って、そのままゆったりと2曲目へ、ちょっと気持ちが散漫になった頃、突如、両頬をはさまれてグイとむけられるように、弦の音が流れこんできました。あ、この音は、と記憶を探り、あとでプログラムを確認すると、そう矢部達哉さんのソロ。その音の美しさを讃える記事を時折目にして聴いてみたいと願っていたところ、以前の都響の演奏会で初めて機会に恵まれ、その音色は鮮烈な印象を残していました。今、聴いている音色が記憶の音と結びつくほどに、印象深い美しさを残していたのですね。

ところで、わたしが音楽を好きになったのは、モーツァルトのピアノ協奏曲第20番を聴いたときから。ハスキル、グルダ、内田光子と買い揃えて20番だけを繰り返し聴いていた。そしてでも、そこからちっとも広がっていない。たまたま演奏会で聴けて、心地良さを楽しめたらそれで良い、という感じが今のところちょうど良い。