関西テレビ「よーいどん」の「となりの人間国宝さん」と言うコーナーで、紹介されていた人に素晴らしい人があった。
今日は神戸線摂津本山駅近辺が舞台で、
「えっちゃん」と言うお好み焼き屋を夫婦でやっている店を訪ねていた。
まずお店の名前の由来を聞いて驚く。
「えっちゃん」と言うのはお好み焼き屋の主人の現在の妻女の名前ではない。
主人が結婚前に付き合っていた彼女の名前であると言う。
その店で、その妻女は屈託ない笑顔で、いそいそと働いておられる。
夫婦の間にはその名前の事で、何のわだかまりも無いようであった。
次にその主人が阪神大震災のときに、
みかんを入れた袋を、いつも通りかかる人の人数分用意して、無料で配った話をしておられた。
その袋の中に「人に絶えられない試練を、神が与えられる事は無いはずです。頑張りましょう」と言う意味の事を書いたメッセージを入れて。
「お宅は震災 大丈夫やったんでっか?」と訊ねる円ひろしに、
「うちは金持ちですさかい」と笑いながら返すお好み焼き屋さん!
このお好み焼きやさんの入り口の壁には、
「人の欲している事を、自分の出来る範囲でしてあげるのが、ボランティア」と書かれていた。(私の記憶力かなり落ちていますので、言い回しはいくらか違っていたかもしれませんが・・・・・)
テレビ収録中、このお好み焼き屋さん夫婦は、絶えず笑顔であった。
勿論ご主人も素晴らしい人だけれど、この奥さんも又素晴らしい人だと思った。
妻が有る身で、妻の名前ではなく他の女性の名前を、店の名前にするような、夫の我侭から、
震災で家を潰され明日をも知れない状況の中で、敢て知らない人に無料奉仕をするような男気まで、
総てを受け入れて、総てを愛しておられる、素晴らしい女性であると思った。