IMM通貨先物、ドルの売り越しが増加=CFTC
2009年 10月 12日 12:24
[ニューヨーク 9日 ロイター] 米商品先物取引委員会(CFTC)が発表したIMM通貨先物の取組(10月6日までの週)によると、ドルの売り越しが前週から増加した。
ドルの円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドルに対する売り越し額は202億ドル。前週は166億6000万ドルだった。
ドルの売り越し増加は主に、ポンドの売り越し増加とカナダドルとユーロの買い越し増加が背景。
カナダドルの買い越しは3万5775枚と、前週の1万8209枚から増加。
ユーロの買い越しは5万1045枚と、前週の3万9766枚から増加した。
ポンドの売り越しは4万7826枚から6万2106枚に増加した。
ドルの売り越が202億ドル(先週は166・6億ドル)とは、すごい数字なのでは無いだろうか?
ポンドも売り越らしい。
反対にカナダドルやユーロは買い越しているそうである。(枚と言うのは何を指すのか分らないのだけれど・・・・・)
ドルやポンドが売り越ししていると言うことは、高値の内に売っておいて下がった処で、買いもどしたら儲かると言う予想だからであろう。
此処まで大規模な売り越をしていると言うことは、
やっぱりドル崩壊はもう決まった事なのかもしれない。
田中宇さんは、2009年10月11日付けの記事でに
「世界システムのリセット」と題して
今後起こりうるドル崩壊過程で失われるものは、米英の中央銀行制度と、米英の中央銀行が日本やEUの中央銀行を引っ張り回してきた戦後の米英中心金融体制と、その体制下で「金融技術革新」によって繁栄していた民間金融機関の儲けである。民間主導・米英中心の国際金融体制がシャットダウンされ、代わりに国家主導の多極型の国際金融体制が立ち上がっていきそうな「世界システムのリセット」の過程に入っている。リセットボタンが押された瞬間は、9月25日にG20と米政府が「世界経済の中心はG8からG20に移った」と宣言した時である。 と書いておられる。
マスコミなどはこのことについて何も言っているように見えないけれど、
日本の経済はドルが崩壊しても、それほどの影響を受けずに済むのだろうか?
あまりに静かなので、ちょっと薄気味悪い気がする。