敦賀原発:1号機、国内初40年 未知の領域へ 原電社長「安全最優先で」 /福井
3月15日11時1分配信 毎日新聞
日本原子力発電敦賀原発1号機(敦賀市、沸騰水型、35・7万キロワット)が14日、全国の原発で初めて運転開始から40年を迎えた。1号機は、後継の3号機(準備工事中、改良加圧水型、153・8万キロワット)が稼働する16年までの6年間、40年超運転という「未知の領域」に入る。
この日、敦賀原発近くの原電のPR施設「敦賀原子力館」で記念式典があり、原電の幹部社員や協力会社13社の社員計約40人が出席した。原電の森本浩志社長は「トップランナーとしての責任の重さに身が引き締まる思いだ。国内初の40年超えとなる第一歩がスタートし、多くの社会の期待に応えるよう、日々安全を最優先に取り組みたい」と述べた。
この後「安全」の花言葉を持つナナカマドの木を森本社長ら5人が植樹し、安全・安定運転を誓った。長期運転に対する地元不安については、森本社長は「双方向のコミュニケーションで、地元の信頼感を構築し、安心につなげていきたい」と話した。今後40年を迎える他の原発の運転延長について「そういうこと(延長)にするのが、我々パイロットの役目と思っている」と、同様に延長するのが望ましいとの考えを示した。【酒造唯】
昨夜のNHKニュースでは、40年運転してきた原発を閉じないで、更に使い続けると言うニュースの後に、
小沢環境相が視察に行った話をしていた。
行き先は敦賀原発ではなく、先日テンと思われる生物に襲われ、飼育中の7羽の朱鷺が殺された新潟県の佐渡トキ保護センターであった。
小沢大臣には、40年も経った原発が、安全に運転できるかどうかよりも、
日本の朱鷺、ニッポニア・ニッポンは絶滅している現在、
代わりに中国の朱鷺を飼育しているに過ぎないのに、
朱鷺の保護の仕方が悪くて、かみ殺された事件の方が、
運転を始めて40年を経過した原発を、尚運転を続けるという初めての試みが、
本当に安全であるかどうかと言う事よりも、
ずっと重要な事案であると認識しておられるもののようである。
昨年、小沢鋭仁氏が環境大臣に就任されて間もない頃に、
鹿児島県で原発を造る取り組みで、鹿児島に出かけられたときも
原発建設が、ウミガメの成育を邪魔しないかと、気を使っておられる環境大臣を報道していた。
小沢環境大臣は、朱鷺や海亀の事には気を配るけれど、
周辺の国民が放射能汚染で健康被害を起す心配については、
全然考慮する積りは無いようである。
環境省は国民の健康被害を起こす恐れの有る企業を、見張る為に作られたのではなかったか?
原発が計画された当初には、原発は30年で運転をやめると聞いていた。
それがいつの間にか40年に延ばされ、
その40年を過ぎても、まだ運転を続けると言う。
破裂しない限り、まだ大丈夫まだ大丈夫と、何時まででも使い続ける積りなのだろうか?
国民の健康や生命に対して、ここまで鈍感な人が、
殊更らしく、ウミガメやトキのことを心配してみせる・・・・・
優しさを装っておられる分だけ、余計に胡散臭さがつのって見えてしまう。
私達の待ち望んでいた政権交代は、行われなかったのだろうか?
くしくも今日
水俣病訴訟の和解案が提示されたそうである。