来年4月以降、消費税増税による住宅市場の冷え込みも懸念されます。
1997年の消費税導入時は、駆け込み需要とその反動から住宅市場が大きく
冷え込みました。
その為今回は、消費税率アップの時期に合わせて、ローン控除の枠を拡大
するなど、優遇施策が打ち出されております。
ただ、そこに問題が発生しております。住宅ローン控除が拡充されたので
「今住宅を購入しなくてもいいや」と勘違いさてている方がけっこう多いという事象です!!
例えば3000万円の建物が消費税が3%上がったとしての増額分は90万円ですよね。
年収400万円の方が2600万円の融資を組んだとして、2014年4月以降入居し住宅ローン拡充
の恩恵をうけたとして、2014年3月までに入居した場合との差額は10年間でたったの29万円です。
なんと61万円も今動いた方がお得なのです。これは16歳未満のお子様がお一人での
計算ですので2人・3人と増えるたびに扶養控除の関係で住宅ローン控除はどんどん減っていきます^^;
ご存知でした?
ではどんな人が、十分に住宅ローン控除の恩恵が受けられ、増税前より得をするか?
それは年収700万円以上で10年後の借り入れの残債が3500万円以上の方。
つまり、これは富裕層向けの施策です。
このように、年収により元々支払う所得税や住民税が一般的な方は、消費税アップに見合った控除を受けることが難しいのが分ります。この事実が世間的にはまだまだ浸透しておりません。
住宅ローン控除の拡充があるからと余裕を見せている方、早めの行動をお勧め致します。
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