初鹿 史典の熟成を楽しむ!

【第1077回】経年美を大切にする文化

先日は久しぶりに長女のバレーボールの

関係でバレーボールに触れ合いました^^

久しぶりの感覚を取り戻し、

とっても楽しかったです。。



さて、いよいよ花粉の季節と

なってまいりました^^;

私は、この花粉症、ある年とない年があります。

何の加減でしょうか?


ここで問題。


日本になぜは杉花粉患者が多いのでしょうか??











正解です...










『それは、杉の木が多いから...』





当たり前のことですが^^;ではなぜ、

杉の木が多いかご存知でしょうか?


若い方はあまりなじみがないと思いますので

簡単にご紹介いたします。


日本の山にあった木材資源は、太平洋戦争

で大量に消費してしまいました。

木材需要が依然ある世の中で政府は少しでも

早く一人前になる木を植林しようとします。

それが、杉材です。

年輪幅が大きく、成長が早いので地域問わず

植林されました...


これが全国まんべんなくスギ多い理由です。




木材はこのように身近にあるものですが、


では、なぜ切り出して使わないのか...


それは、ご存知のように外国から木材を

輸入した方が安いからという合理的な発想が

勝ってしまっているから...



このような合理的な発想からは、集成材という

文化は生み出せても、経年美という文化の

踏襲は難しと思います。


そう考えると、とっても日本的なこの経年美

を文化としてきたある時代までの価値観、感性

とはどのようなものであったのでしょう。


ちょっと、その時代の空気に触れてみたいと

思ってしまう今日この頃です。
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