なることは多くあります。
親はいつまでも、我が子の事を可愛がるものです。そして成長と共に大きく変わる子供に
合わせて、生活の空間である住まいも変わります。住まい造りと子育てはとても関係が深い事です。
その事を象徴しているのは日本の古典の原点である『古事記』に、住まいに『巣』という字が
当てられている事です。
子育ての象徴である、鳥の巣のイメージそのものです。ひらがなの原形である「寸」や、
カタカナの元になった「須」ではありません。
意味まで含めてわざわざ「巣」を選び使われていたものと考えられます。
でも、子供部屋がそんなに昔からあったわけでありません。そして子供部屋をつくることが
、子育てを考えた答えでも無いでしょう。
日本では大家族で暮らした時代から、都市化と共に核家族化が始まり、同時に子供部屋のある
家が増えました。日本の核家族化と子供部屋にはまだ半世紀の歴史しかありません。
そもそも世界で核家族化が始まったのは、15~17世紀のオランダからと言われております。
17世紀のイギリス人の本に、オランダ人が子供を中心とした小さい家族で生活していると書かれています。
そして、やがて多くの先進国も同じ暮らし方になります。大家族ではなく、親と子供だけで暮らす
事で、子育てと住まいづくりはより関係の深いものになってきました。
つづきは次回^^
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