初鹿 史典の熟成を楽しむ!

【第3641回】人間の中身論

例えば、「アニメ好き」という

「歪み」を持つ人が、その知識や

情熱を活かして、アニメに

関する情報を発信し、

コミュニティを形成することで、

社会に貢献する「実績」を積み重ねる

ことができる。

そして、その「実績」を通して、さらに

「歪み」は深化し、独自の個性として

輝きを増していく。

人生の羅針盤:一貫性よりも説明可能性

岡田氏は、人生における一貫性よりも

「説明可能性」を重視する。

過去の言動に縛られることなく、

その時々の状況に合わせて、

自身の行動を説明できる柔軟性

こそが重要だと説く。

これは、変化の激しい現代社会において、

特に重要な考え方と言えるだろう。

過去の成功体験に固執し、

変化に対応できずに衰退していく

企業や組織の例は枚挙にいとまがない。




就活における自己PR:本音と建前

の戦略的活用

岡田氏の理論は、就活の場面でも

応用できる。彼は、自己PRにおいて、

「本音ベースの自己説明」と

「建前・戦略的なストーリー」

の二層構造を推奨している。

「本音ベースの自己説明」では、

就職活動の根本的な動機を明確にし、

将来のキャリアプランや理想像を

具体的に描く。一方、

「建前・戦略的なストーリー」では、

企業の理念や求める人物像に合わせた

ストーリーを構築し、過去の経験を

効果的にアピールする。

重要なのは、この二つの層を意識的に

使い分けることだ。表面的な

建前だけで自己PRを

組み立ててしまうと、

入社後にミスマッチが生じる

可能性が高くなる。

挫折経験:男女間の解釈の違い

さらに、岡田氏は、挫折経験に

対する男女の捉え方の違いを指摘する。

男性は挫折経験を「勲章」と捉え、

乗り越えたことを誇示する傾向がある

のに対し、女性は共感や慰めを

求める傾向がある。

この違いを理解することは、

円滑なコミュニケーションを図る上で

非常に重要だ. 男性は、女性の「共感」

を求める気持ちに配慮し、女性は、

男性の「強さ」のアピールを必ずしも

悪意がないものとして

受け止める必要がある。

結論:岡田斗司夫の「人間の中身」論は、

現代社会を生き抜くための羅針盤

つづきは次回。
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