こないだの笛の発表会に出る前の日、お母ちゃんに電話したんよ
「お母ちゃん、あのな、明日笛の発表会があるし、お母ちゃんが作ってくれた着物着て行って来るわ~」
「そうか、、、、お母ちゃんな、一生懸命作ってあげたんやで・・・」(縫ってくれたんじゃないけど、内職しながら、一枚一枚買ってくれてたみたいだよ)
そうや、まさちゃんが生まれた丹後は、ちりめんどころ、お母ちゃんは、決して裕福では、なかっただろうに、一人娘のまさちゃんに、小さい頃から一枚一枚、着物を用意してくれてたみたいやった
だから、一回でも、お母ちゃんが作ってくれた着物を着てあげたいな、、、ってまさちゃんは思うんよ
電話をかけた、ちょうど明くる日、お母ちゃんは、京都の実家のおばあちゃんの25回忌の法事にお参りに行く予定やった・・・
京都のおばあちゃんはね、ご主人が三十代で亡くなって、女手一人で、子ども三人育てられたの~
とっても、とっても明るいおばあちゃんやったな
「お母ちゃんがな、一生懸命、私を育ててくれたんや」電話の向こうで、まさちゃんのお母ちゃん、少し泣きそうになっていた
「お母ちゃん、おばあちゃんの法事に出れて嬉しいな~」
「そうや、よかった!」
ほんまに、よかったな、、、、って、まさちゃんも思った
「お母ちゃん、ほんなら、明日頑張って笛吹いてくるわ~」
まさちゃんが、そう言ったらね
「そうや~人生はな、なんでも希望持たなアカンで・・・」
まさちゃん、その言葉聞いたら、なんだか、お母ちゃんが立派に思えたよ
金沢の画家で丹羽俊夫という先生がいらしてね、子どもたちの前で、こんな話をされたって新聞に載ってたよ~
「夢は破れるもんやからまず三つもて。一つ破れたら別に二つ探せ」ってね
そして、「出発に遅いことはない」んだってさ・・・
それ読んで、まさちゃんの夢ってなんやろう、、、、って、ちょっと、考えてみた・・・
あなたも夢、ちゃんと、ありますか?
さ~ぁ!今日も笑顔でガンバ
いい一日にしようよね
いつも来てくれて、ありがとう