おはようガンバ
明日から、少し留守にするので、お母さんを車に乗せて、買い物に行く前に、ちょっとだけ海まで寄り道して来たよ~
昨日は、お天気がよかったから、海の写る夕日がまぶしいくらいに海にキラキラ光っていて、とっても綺麗な海だった・・・
お母ちゃんが逝ってから、ほぼ一か月
ときどき、「あぁ、もうおらへんのやな・・・」って、忙しいなか、ふと手をとめて思うことがある
「わたしがおらへんようになったら子供たちが寂しがるやろ?そやから、いつまでも元気おったらんとなぁ・・・」
ついこの間まで、これがお母ちゃんの口癖だった
多分、こんな気持ちが、父が逝ってからの支えになっていたんだと思う
89歳だから、子供としたら充分寂しくない年まで、頑張って元気で居てくれたことを、ほんとに有難いって感謝してるよ
お母ちゃんは、父のことを心から愛していた
だってね、京都の街中の娘さんが、あの当時よく遠い田舎までお嫁に来たな~って、まさちゃんも思うよ
それだけ父のことが好きだったらしい
家族思いの父も、遠くから来てくれた母のことをずっと大事にしてくれたみたいで
新婚当時、手先の器用な父は、針金みたいなもので、手作りのカーラーを作って
お母ちゃんが寝ている間に、髪にカーラーを巻いてくれてたなんて、ほのぼのした話を聞いたことがある
「お父ちゃんが、待っとるわ~」って、お母ちゃんは、よく言ってたな・・・
お母ちゃんの娘のまさちゃんも京都の丹後から、こんな遠い石川にお嫁に来て
親としたら、少し寂しい思いもしたかもしれないね~
自分も、娘を持つ親になった今、そう思うことがある・・・
でも、遠くに来たからでもないけど、父や母には、こちらで、結構親孝行らしいことをさせてもらえた
たいがい、春と秋には、一週間ほど泊まって、あっちこっちに連れてってあげることが出来たしね
それも、パパさんや、こちらの両親のお蔭だな・・・
お母ちゃんが一人になってからも、結構こちらに連れて来てあげて、いっぱい親孝行出来たし、入院中も、数えきれないくらいに、何度も遠いところへ付き添いに行かせてもらえたので、もう後悔はない・・・
でもね、一つだけ、後悔があるとしたら、、、、
最後の日、まさちゃんは三日間の付き添いを終えて、お姉さんと交代する日
お母ちゃんの呼吸もかなり荒くなっていたけど、まさちゃんも疲れていたから、実家に帰ったんだよね
それから三時間ほどで、お母ちゃんは天国に旅立ったので、
あれだけ、呼吸も荒かったら、最後までそばで居てあげればよかったかな~って、それだけは、今でもふと思うことがある
まさちゃんが、お姉さんと交代する朝、
「お母ちゃん、お姉さんが来てくれたら、うち、帰るよ・・・」って言ったら
ずっと目をつぶってたお母ちゃんが、その時だけ、かっと目を開いて、まさちゃんを見てた
何回も、「ありがとう」って言って、「よく頑張ったなぁ・・」って耳元で言ってあげたから、きっと気持ちは通じてるよね
今頃、お父ちゃんと仲良く天国から見守ってくれてるんだろうな・・・
まさちゃんはね、お母ちゃんのことを尊敬していたし、ずっと目標にしていた
自分の母としてももちろん、人として、「自分もこんな風に年老いていきたいな~」って思ってた
お母ちゃんは、よく笑ってた
そして、いつも一生懸命働いて、精一杯生きてたように思う
まさちゃんは、「お母ちゃんが居なくなったら、自分はどうなるんだろう?」なんて思ったこともあったくらいに、ずっと心の支えだった
でも、やっと最近、お母ちゃんが天国にいるってことにも慣れて来たよ
まさちゃんが、ずっと元気に楽しく暮らしてることを一番に願ってくれてるだろうからね~
頑張らなくっちゃ!
明日は、お母ちゃんの居ないふるさとに帰って来るわ~
さ~ぁ!今日も一日笑顔でガンバ
みんな元気出して頑張ろうぜ
いつも来てくれて、ほんとにどうもありがとう